雑談入り全ログ2022.06.10~2022.07.08
セットアップ
- PL:いな
- 1d100でクリティカルに近い順で配置早い者勝ち、配置決まったらもう一度1D100してクリティカルに近い人から時計回り!
- PL:いな
- 1d100 (1D100) > 13
- PL:upa
- 1D (1D6) > 5
- PL:なぎぽ
- 1D100 (1D100) > 24
- ask
- 1d100 (1D100) > 31
- PL:upa
- 1D100 (1D100) > 30
- PL:nashino
- 1d100 (1D100) > 55
- PL:いな
- クトゥルフ方式の1d100なので1に近い人がクリティカルということで……
- PL:いな
- 次なぎぽさん!
- PL:upa
- choice[1,5,4] (choice[1,5,4]) > 5
- ask
- choice[1,4] (choice[1,4]) > 1
- PL:いな
- ではもっかい1d100!
- PL:いな
- 1d100 (1D100) > 55
- PL:upa
- 1D100 (1D100) > 49
- PL:nashino
- 1d100 (1D100) > 11
- PL:なぎぽ
- 1D100 (1D100) > 23
- ask
- 1d100 (1D100) > 11
- PL:nashino
- 1d100 (1D100) > 45
- ask
- 1d100 (1D100) > 15
- PL:いな
- (1D100) > 45
- PL:いな
- askから時計回りでいいかな
- PL:いな
- ではaskから好きなダイスをとっていって
- PL:いな
- 人間関係でもいいし場所とかそっちでもいい
- PL:いな
- 好きなとこに大きな種別のダイス目をおく
- PL:いな
- LINE参照してください
- PL:いな
- 人間関係は全員分、場所、物品×2、動機×2
- ask
- 例えば関係性で冒険の暗殺者×標的を選ぶ場合は一気に決めていいんだっけ?
- ask
- 2の冒険者の1とか。ラウンド回ってくるまで詳細は決められない?
- PL:いな
- 大きなカテゴリーからきめていく感じかな
- PL:いな
- 大きなカテゴリーがあるところは小さなカテゴリーを決めてよい 好きな人が
- PL:いな
- 大きなカテゴリーも小さなカテゴリーもここにあるダイス目からとってくよ
- ask
- じゃあまあとりあえず
- ask
- こんな感じ?
- PL:いな
- そうそう、魔法だね
- PL:いな
- 冒険をいれた!
- PL:いな
- つぎなぎぽさん!
- PL:なぎぽ
- 貴重な1をつかうぜ!
- PL:いな
- いいぞ!
- PL:nashino
- 戦争だな!
- PL:いな
- upaさんだー
- PL:いな
- 人間形態の人狼×狼形態の人狼
- PL:いな
- 二巡目!ask氏!
- PL:いな
- 片思い×片思いの対象
- PL:いな
- 支配したい
- PL:nashino
- 人間関係も決まってないのに!?
- PL:いな
- なぎぽさんだー
- PL:いな
- 主人×打ち負かされて従者になった敵
- PL:nashino
- 貴様はわが父を殺したッッ!
- PL:いな
- 場所と物品は必ずひとついれてほしい感じ
- PL:いな
- 三順目ask氏でーす!
- PL:いな
- 文化!!!!
- PL:いな
- 過去には……
- PL:nashino
- 物品:感傷!
- ask
- か、感傷…
- PL:いな
- upaさんだー
- PL:いな
- 画像が置き換わってないところが決まってないとこだね
- PL:いな
- 4巡目ask氏!
- ask
- もう2と3しかない…
- ask
- ならばこれだろう!人狼が負かされたならそれは武器だ!
- ask
- あ
- ask
- ごめん
- PL:いな
- 一流結社への勧誘であってる?w
- ask
- まちがってたごめん
- PL:いな
- www
- ask
- 訂正します。
- PL:nashino
- もうダイスの選択肢がないよ!
- PL:いな
- 同じ部族にするぜ!
- PL:nashino
- 同じ部族で支配したい……
- PL:いな
- 草
- PL:nashino
- どっちを向いても永遠に支配したい
- ask
- メンヘラかな?
- PL:いな
- じゃあキャラ設定かんがえてこ!
- PL:いな
- 第一幕は明日からしよう
- ask
- 雑談でわいわい考えちゃっていいのかな?
- PL:いな
- どっちでもいいよお!
キャラクター決定
- PL:ask
-

1:クリーンコール 男 50代前半
スベンとは士官学校で顔見知り。当時は教官だったりもした。
士官学校を去り、秘密結社ロンリーウルフの幹部になったクリーンコールは5を勧誘するも、返り討ちにあい、従者とされている。
1⇔5
冒険(主人×打ち負かされた従者)
感傷(一流の結社への勧誘)
1⇔2
魔法(人間形態の人狼×狼形態の人狼)
過去には(士官学校_大戦争で皆殺しにされた)
- PL:いな

2:スベン 20代男 人狼
クリーンコールとは士官学校で一緒だった。
士官学校時代、先の大戦で見習い士官として参戦していたが部下を全て失って自分だけが生き残った。今は流れの冒険者をしている。
人狼だけと己の爪で切り裂いたり血が苦手。魔術師。普段はフードを深く被っている。
密かに3と高跳びしたいと思っている。
1⇔2
魔法(人間形態の人狼×狼形態の人狼)
過去には(士官学校_大戦争で皆殺しにされた)
2⇔3
戦争(貴様は我が父を殺した)
高跳びしたい(かつてこの街を食い物にし尽くしたことがあるから)
- PL:なぎぽ

3:ミーシャ 女 見た目幼女
斧使い。過去に何らかの経緯でスベンの父の首をはねた。
人狼嫌い。シノハのことを傷つける者は許さない。
2⇔3
戦争(貴様は我が父を殺した)
高跳びしたい(かつてこの街を食い物にし尽くしたことがあるから)
3⇔4
文化(同じ部族)
支配したい(永遠に)
- PL:Nashino

4:シノハ 女 10代前半(自称)
バフ職。
5から愛の手紙が執拗に送られてきているが無視している。
3⇔4
文化(同じ部族)
支配したい(永遠に)
4⇔5
家族と恋愛(片想い×片想いの対象)
支配したい(永遠に)
- PL:upa

5:カピーシュカ 女 23歳
見た目は10代前半の女の子のようだが20代
若い女の子が大好きで、歳をごまかして女の子たちをだまし我が物にしようとしている有能魔法使い
ある時シノハと出会い今は絶賛ゾッコン中
結社に勧誘してきたCコールを魔力でぶちのめし従者としている
人狼形態を取らせ、若い子たちを集めるのに主に利用している
4⇔5
家族と恋愛(片想い×片想いの対象)
支配したい(永遠に)
1⇔5
冒険(主人×打ち負かされた従者)
感傷(一流の結社への勧誘)
- プレイセット背景
-
このプレイセットは、やる気に溢れた冒険者が神話上の怪物を討伐したあとの後日談に焦点をあてている。
プレイセット:DRAGON SLAYERS(公式収録)
第一幕
- スベン
- じゃあみんな名前決まったから始めよう!よろしくお願いします!
- >Cコール
- よろしくおねがいします
- PL:upa
- よろしく
- シノハ
- よろしくおねがいします
- ミーシャ
- よろしくお願いします
- スベン
- では一幕から!
- Cコール
- 我々はドラゴンを倒して国?町?に凱旋した、無事に帰れた訳だからとりあえず各々体を休めに散り散りになっているはずだ。
- Cコール
- そんななかワシは奇しくも昔馴染みでありながら、同じパーティで戦う事になったスベンの元を訪ねる。
- Cコール
- スベン君はどこにいそうですかね?
- スベン
- 酒場のすみっこで深くフードをかぶってちびちびとお酒を飲んでます
- スベン
- ちびちび
- Cコール
- やあやあ、スベン君お疲れ様。
- スベン
- あ、お疲れ様ですコール教官殿……
- Cコール
- いやー、ドラゴンとの闘いも華麗な体捌き。昔から衰えてはいないようだね?
- Cコール
- 流石あの戦場をただ一人生き残って帰ってきただけはあるよ、はっはっは。
- スベン
- いや、あれは偶然なんですよ……あははと控えめに笑います
- Cコール
- いやいや、謙遜なんてしなくていい。その実力は他の教官も認めていた所なのだから!
- Cコール
- それでだね…
- スベン
- 俺は爪でどうこうするよりも魔術の方が得意ですからね。たまたま位置取りがよかっただけなので……
- スベン
- ?
- Cコール
- と、スベンの肩を掴んでこそこそ話をはじめます。
- スベン
- 耳をぴくぴくさせます
- Cコール
- 君、私の今の境遇、知ってるかね?
- スベン
- いえ……詳しくは存じ上げませんか……カピーシュカ殿と仲が良いことくらいしか
- Cコール
- 実はね…あれは…仕方なくなんだよ!
- スベン
- 仕方なく……ですか? 首を傾げて不思議そうに見つめています
- Cコール
- 私は学校を出た後、仕事でとある任務を任されてね…
- Cコール
- カピーシュカ…様…と、戦う事になったんだが…
- Cコール
- あろう事かあの娘!遠距離魔法で攻撃してきてね!私達には爪しかないというのに!
- スベン
- ………………
- スベン
- なるほど……
- Cコール
- 仕方なく…あの娘の従者という形で取り入って任務を果たそうとしているのだが…
- Cコール
- 私は悔しい!
- スベン
- カピーシュカ殿は……コール教官が崇拝されている方なのかと思っていました
- Cコール
- いやいやいや、まさかまさか
- スベン
- あの教官がなんでも言うことを聞いてらしたので……
- Cコール
- あれは相手を油断させるための罠なのだよ…、全ては任務の為だ…
- スベン
- して、その任務というのは……?
- Cコール
- ん゛ん゛、ここではちょっと話し辛い。いずれ君にも話そう。
- カピーシュカ
- C!C!!Cはどこ!!!
- スベン
- はあ……そうですか…… 耳をぺたんとしてちびちびまた酒を飲み始めます
- Cコール
- 酒場の机に隠れます。隠れながら、スベンを手招きします。
- カピーシュカ
- 酒場の扉を蹴っ飛ばして入ってきます
- スベン
- 手招きに応じて一緒に隠れます
- カピーシュカ
- C!ここにいるんでしょう!出てきなさい!
- Cコール
- 私は悔しい!あんな小娘に人狼族がコケにされている事が!(ヒソヒソ)
- Cコール
- そこでだ、スベン君!
- スベン
- ……はい(コケにされてるのは教官殿だけだと思いますが)
- Cコール
- あの娘に目に物を見せてやってくれないか!?
- スベン
- はあ……
- Cコール
- という話をですね
- Cコール
- クリーンコールがスベンにした訳ですが。
- Cコール
- この話はカピーシュカに聞かれて、お仕置きされるでしょうか?(ネガティブ)それとも、無事聞かれずにこの場を逃れることができるでしょうか?(ポジティブ)
- シノハ
- まあネガティブですよね
- ミーシャ
- ネガティブに一票
- カピーシュカ
- まあネガティブよね
- スベン
- ネガティブです
- s
- askが黒ダイスを他人に渡せます
- Cコール
- choice[スベン,ミーシャ,シノハ,カピーシュカ] (choice[スベン,ミーシャ,シノハ,カピーシュカ]) > シノハ
- Cコール
- とりあえずジャブでシノハちゃんには黒の3をプレゼント。
- system
- [ カピーシュカ ] 黒 : 0 → 1
- system
- [ カピーシュカ ] 白 : 0 → 1
- system
- [ カピーシュカ ] 白 : 1 → 0
- system
- [ カピーシュカ ] 黒 : 1 → 0
- system
- [ シノハ ] 黒 : 0 → 1
- ask
- クリーンコールはカピーシュカちゃんに見付かってしまった!
- スベン
- スベンは確立しますね
- スベン
- コールと共に物陰に隠れていたスベンは「カピーシュカ殿、こちらです」と手を上げます
- Cコール
- え、ちょっと。スベン君…?
- スベン
- 我ら人狼族は強さこそ正義。強きものに従えという誓いをお忘れですか?
- スベン
- 負けたのはコール教官殿です。俺は関係ないですね。
- Cコール
- そ、そんなー。一緒にドラゴンを倒した仲じゃないか!
- スベン
- カピーシュカ殿とも一緒に倒したので……
- Cコール
- 私達、古い付き合いじゃないか…ああ、カピーシュカ様が迫ってくる…。
- カピーシュカ
- あら、スベンさん?
- カピーシュカ
- スベンさんも一緒でしたか
- スベン
- 彼と一緒に飲んでいたんですよ。俺はここで失礼しますねといって酒場を去ります
- Cコール
- 薄情ものおおお
- カピーシュカ
- また今度、とにこっと笑います
- スベン
- スベンは酒場を出て宿屋に戻ります。ミーシャを探しています。
- スベン
- ミーシャはどこにいるでしょうか?
- ミーシャ
- ミーシャは宿屋の自室で斧の手入れをしています。
- スベン
- ミーシャの泊っている部屋をノックします
- スベン
- ミーシャ殿、まだ起きておられるか?
- ミーシャ
- …………スベンか、なんだ?と手元から目を離さずに返事をします。
- スベン
- 返事があったので部屋に入ります
- スベン
- ……少し話をいいだろうか
- シノハ
- 同じ部屋にいてもいいですか!
- スベン
- いいよw
- ミーシャ
- 了解w
- スベン
- ではスベンはシノハもいることに気づいて少し気まずそうに眼を逸らします
- シノハ
- 奥で杖を抱えて座っています
- ミーシャ
- 話?……分け前の話ならもうついたろ?
- スベン
- そうではない。別の話だ。できればミーシャ殿と二人で話をしたいのだが……とシノハを見ます
- ミーシャ
- 訝し気に眉をひそめます。
- シノハ
- ……気にしないから大丈夫ですよ
- スベン
- ………………俺は気になる
- シノハ
- わたしがいるとできない如何わしい話ですか
- スベン
- そうだな。過去に関する話だ。10分だけでいい。時間をくれないか?
- ミーシャ
- スベンの顔とシノハの顔を交互にを見てはーっとため息をつきます。
- ミーシャ
- シノハ、ちょっとだけ待ってて。すぐ戻るから
- スベン
- ……感謝する。とミーシャを部屋の外の人気のないところへ連れていきます
- ミーシャ
- 部屋のカギをちゃんとかけるように、とシノハに声をかけて部屋を出ます。
- シノハ
- こっそりついていきます
- スベン
- ミーシャの顔をじっと見ます
- スベン
- ……貴様は我が父を殺したのを覚えているか?
- ミーシャ
- …………オイ、今さら何の話だ?
- シノハ
- (なにか見つめ合っています……)
- スベン
- いや、覚えているのか覚えていないかはどうでもいい。貴様は我が父を殺した。その瞬間を俺は覚えている。
- ミーシャ
- ハンッと鼻で笑います。
- ミーシャ
- 今になって謝ってほしいのか?
- ミーシャ
- 覚えてるかって?お前の父親は毛むくじゃらの連中のなかでもクズ野郎だったからな、覚えてるぜ
- スベン
- クズ野郎か……、それには完全に同意する
- スベン
- 俺は貴様を……、ミーシャ殿を恨んでいない
- ミーシャ
- そいつはどーもと肩をすくめます。
- スベン
- あの時の光景が頭から離れないのだ
- スベン
- 返り血を浴びたミーシャ殿の笑顔が頭に焼き付いて離れない
- スベン
- コール殿に誘われてこのパーティーに誘われたとき、貴様がここにいたのは運命だと思った
- スベン
- 人狼族は強さこそ正義。俺はミーシャ殿の強さに畏怖を念を抱いた
- スベン
- どうかミーシャ殿の従者か家来にしてほしいとミーシャの前で膝をついて頭を垂れます
- スベン
- というところでネガティブポジティブを提示します
- スベン
- ネガティブ:ミーシャの返事が有耶無耶のまま突然宿屋で謎の火災が発生する
ポジティブ:ミーシャから返答がある。宿屋では何も起きない。
- Cコール
- 拗れろ…拗れろ…(ポジティブに一票)
- シノハ
- こんなの火災でうやむやです(ネガティブ)
- カピーシュカ
- ええ……ぽ、ポジティブゥ!!!!
- ミーシャ
- ええ悩むなあ……ポジティブかな……
- シノハ
- くっ
- スベン
- ではスベンはポジティブの白ダイスを手に入れてミーシャに渡します
- s
- ミーシャの手番ですね
- ミーシャ
- うーん確立で
- ミーシャ
- ミーシャは跪くスベンの胸倉をつかみます。
- スベン
- 抵抗なく掴まれます
- ミーシャ
- オイ、さっきから黙って聞いてやってたが
- ミーシャ
- 勝手なことをペラペラと
- スベン
- スベンの耳はぺたんとしてます
- ミーシャ
- 前も言ったよな?オレは毛むくじゃらが死ぬほど嫌いなんだよ
- スベン
- …………その嫌いな奴を好きにこき使えばいい。
- スベン
- ミーシャ殿に服従することが俺の望みだ
- ミーシャ
- カピーシュカに頼んだらどうだ?あいつなら小間使いに喜んでしてくれるんじゃないか?
- ミーシャ
- 半笑いで手を離します。
- シノハ
- (なんだか険悪な雰囲気です)
- スベン
- カピーシュカ殿はもうコール教官を従えてる
- ミーシャ
- あんなおっさんを連れまわして何が楽しいんだか、気持ち悪りぃ
- スベン
- 俺は貴様がいいのだ。従うならミーシャ殿以外考えられない
- ミーシャ
- オイ、いい加減にしろよ
- ミーシャ
- 斧をスベンの首筋にあてます。
- スベン
- 耳がぴんっとなります
- シノハ
- よく聞こえないのでもっと近づきます
- ミーシャ
- 毛むくじゃらを切ると斧の手入れが大変なんだよ
- ミーシャ
- オレのことがそんなに好きならオレに手間をかけさせるな
- スベン
- …………!
- スベン
- それがミーシャ殿の命令なのであれば……とミーシャの手に口を寄せてから立ち上がります
- シノハ
- (スベンもミーシャのことが好き……!?)
- ミーシャ
- サッと手を引っ込めます。
- ミーシャ
- 斧を背中にかけて宿屋に戻ろうと背を向けます。
- スベン
- ミーシャ殿……いやミーシャ様の望み、必ずや叶えて見せましょう
- ミーシャ
- …………毛むくじゃらは嫌いだ、クズばっかりで
- ミーシャ
- ただお前はそこまでのクズじゃない…………と思ってる
- スベン
- …………!?
- ミーシャ
- お前の首を今ははねたいわけじゃない
- シノハ
- (デレました!?)
- ミーシャ
- だからあんまりオレに近づくな
- スベン
- …………承知しました
- スベン
- 目的を達成するまではなるべくミーシャ様に近づきません。
- ミーシャ
- わかったらいい、と手をひらひらさせて宿屋の方に戻ります。
- スベン
- その場に残り去っていくミーシャをじーっと見つめています
- シノハ
- ……10分過ぎました
と姿を現します
- ミーシャ
- シノハ普通に出てくるのかw
- シノハ
- 無しでもOKw
- ミーシャ
- じゃあ出てきたシノハになんで部屋で待ってないんだよ!危ないだろ!とか言いながら宿屋に引き連れて戻ります。
- ミーシャ
- 有無を言わせず
- シノハ
- だってミーシャが心配だったんです……
- ミーシャ
- 別になんもないよ大丈夫。とか言いながら部屋に戻ります。
- ミーシャ
- ここでネガティブポジティブを
- ミーシャ
- ネガティブ:部屋に盗人が入って物色しているところに出くわしてしまう。
ポジティブ:何事もなくシノハとベッドで一夜を明かす。
- カピーシュカ
- ポジティブがえちえち過ぎて不可避!
- スベン
- ポジティブにしよう
- Cコール
- ポジティブで。
- シノハ
- 拒否権なし!?
- ミーシャ
- じゃあ白ダイスをコールに
- s
- ではシノハの手番です
- シノハ
- じゃあ確立で
- シノハ
- こんな夜中にどんな話をしてたんですか
- ミーシャ
- あー……別に大した話じゃない、シノハは気にしなくて大丈夫
- ミーシャ
- と頭を撫でます。
- シノハ
- スベンが土下座して愛の告白してたように見えました
- ミーシャ
- 撫でていた手がピクッとして止まり、
……見てたのか?と困った顔をします。
- シノハ
- 偶然見えたのですが……
- シノハ
- そんな困った顔をするということは事実なんですね
- ミーシャ
- 愛の告白なんかじゃないよ……
- ミーシャ
- そんなんだったら今頃あいつの首が飛んでる
- ミーシャ
- オレが毛むくじゃらが嫌いなのはシノハもわかってるだろ?
- シノハ
- スベンに対しては他の毛むくじゃらと態度が違うように感じるものですから
- ミーシャ
- …………いや、それは(少ししどろもどろになります)
- ミーシャ
- 大きくため息をつきます。
- ミーシャ
- あいつには……スベンには貸しがあるって言うか……
- ミーシャ
- まあとにかく別にシノハが思ってるようなそんなんじゃないから
- シノハ
- まあ、ミーシャがそういうならそうなんですね
と目を見つめながら言います
- ミーシャ
- なんだよ、嫉妬か?と茶化すように笑います。
- ミーシャ
- 大丈夫、シノハを一人にするようなことは絶対しないから
- ミーシャ
- オレはシノハのものだよ、永遠に
- シノハ
- さっき私を置いてひとりで行ったじゃないですか
- ミーシャ
- それは……ごめん……
- ミーシャ
- もう一人にしないようにする。
- ミーシャ
- 約束、と小指を差し出します。
- シノハ
- じゃあ一晩いっしょにいてくれたら許すことにします
- シノハ
- とここでネガポジします!
- シノハ
- ポジティブ:このまま何事もなく朝まで過ごす。
ネガティブ:手紙を無視され続けたカピーシュカが耐え切れず乱入する。
- Cコール
- 勿論ネガティブですねえ!
- ミーシャ
- ネガティブ!ネガティブ!
- スベン
- うーーーーーーnネガティブ
- カピーシュカ
- うーん……
- カピーシュカ
- ネガティブかな……!
- シノハ
- じゃコールにあげます
- s
- ではカピーシュカの手番です
- カピーシュカ
- じゃあ確立で行きます
- カピーシュカ
- じゃあ二人がいる部屋にノックします
- カピーシュカ
- シノハさん、いらっしゃいますか?
- シノハ
- !
- ミーシャ
- …………カピーシュカか?
- シノハ
- (ここはわたしの部屋じゃないですよ!)
- カピーシュカ
- ここにいるのはわかっています
- ミーシャ
- 扉まで歩いていって細く開けます。
- シノハ
- 死角に隠れます
- シノハ
- ベッドの陰かな
- カピーシュカ
- じゃあミーシャの目には正装したカピーシュカと狼の姿が見えますね
- ミーシャ
- !!
- ミーシャ
- …………なんだ?と険しい表情でカピーシュカとコールを睨みます。
- カピーシュカ
- あなたに用はありません、シノハさんはどちらですか?
- ミーシャ
- …………ここにはいない
- カピーシュカ
- はあ……
- カピーシュカ
- 戯言は嫌いです、ここにいるのはコールに監視させていたのでわかっています
- ミーシャ
- ギロリとコールの方を睨みます
- ミーシャ
- お前のいぬっころの目が腐ってるんじゃないのか?
- カピーシュカ
- それは否定しません
- ミーシャ
- ハッと笑います。
- カピーシュカ
- ですが、これでもコールの嗅覚には一目置いています
- カピーシュカ
- 目が腐っていたとしても、鼻はごまかせませんよ
- Cコール
- 横に座ってるけど目は逸らしています。
- ミーシャ
- そうかよ、ならあいつを殺すときはまず鼻から切り落としてやる
- ミーシャ
- とにかく……
- ミーシャ
- オレがいないって言ったら居ないんだよ
- ミーシャ
- 帰れ
- カピーシュカ
- はあ……
- カピーシュカ
- これでもあなたとは一緒にあのドラゴンを倒した仲間
- カピーシュカ
- あまりことは荒立てたくないのです
- ミーシャ
- 同感だね、と肩をすくめます
- カピーシュカ
- ですので、せめて本人の口から
- カピーシュカ
- 答えをお聞かせ願えますか?
- カピーシュカ
- さもなくば……
- カピーシュカ
- といったところでネガポジ入れます
- カピーシュカ
- ポジはシノハが出てきて手紙に対する回答をする
ネガはコールとともに二人で押し入る
- カピーシュカ
- です
- Cコール
- 執着が見たいからポジかな。私は。
- スベン
- ネガティブ!波乱がみたいので
- ミーシャ
- うーんネガティブかなぁ
- シノハ
- メタな話だと次コールの番だから動きやすそうなネガで
- シノハ
- (どっちにしろ矢面になるの決まってるのですから!)
- s
- 次は第一幕二巡目から!お疲れさまでした!
- カピーシュカ
- おつかれさまでした
- Cコール
- お疲れ様ー
- シノハ
- おつかれさまです
- ミーシャ
- おつかれー
- カピーシュカ
- シノハに黒ダイスをベット!!
- system
- [ シノハ ] 黒 : 1 → 2
- system
- [ ミーシャ ] 白 : 0 → 1
- system
- [ Cコール ] 黒 : 0 → 1
- system
- [ Cコール ] 白 : 0 → 1
第一幕二巡目
- s
- 今日は第一幕二巡目から!よろしくおねがいします!
- Cコール
- よろしくお願いします。
- シノハ
- よろしくお願いします
- カピーシュカ
- よろしくおねがいします
- ミーシャ
- お願いします!
- Cコール
- では私から確立で。
- Cコール
- カピーシュカに連れられてきたクリーンコールですが
- Cコール
- 半歩下がって二人の血相に面食らっている様子です。
- Cコール
- カ、カピーシュカ様も、ミーシャ君も抑えて抑えて…
- Cコール
- 一緒にドラゴンを倒した仲間じゃないか!
- カピーシュカ
- それとこれは話が別です
- ミーシャ
- ギロッ
- Cコール
- クリーンコールはミーシャの睨みに目を伏せます。
- Cコール
- カピーシュカ様もそんなに喧々しなくても…穏便に話し合えばいいんじゃないかなー…なんて…
- Cコール
- と声小さく意見したりします。
- カピーシュカ
- 穏便に話し合った結果がこれです
- Cコール
- えぇ…
- ミーシャ
- 話し合いも何も帰れってだけなんだよ
- ミーシャ
- オレは眠いんだ
- ミーシャ
- と言ってドアを閉めようとします。
- Cコール
- よし、ミーシャ君は帰れって言ってますし帰りましょう。また後日改めて話をしましょう。ね?カピーシュカ様?
- カピーシュカ
- コールの言うことを聞き流し、閉めようとしたドアに手を掛けます
- ミーシャ
- !!
- カピーシュカ
- あなたがその態度ならこちらにも考えがありますよ?
- Cコール
- コールはあわあわしています。
- カピーシュカ
- と両手に炎を携えます
- ミーシャ
- ……ふん、いいぜ?そっちがそのつもりなら……と斧を構えます。
- カピーシュカ
- コール!
- Cコール
- ……はいっ!
- カピーシュカ
- 破りなさい!
- Cコール
- えっ?
- カピーシュカ
- ドアごとぶち破ってしまいなさい、援護はします!
- Cコール
- その…ここは公共の施設ですし…ね?抑えましょ?カピーシュカ様
- ミーシャ
- それならこっちは犬ごとぶった切ってやる!!
- カピーシュカ
- あなたから火だるまにしてもかまわないのよ!
- Cコール
- ではここら辺でいいか。ネガポジ判定です。
- Cコール
- コールはこの場から逃走を試みます。
- カピーシュカ
- あっ待ちなさい!!
- Cコール
- ポジティブ:逃げられる
ネガティブ:逃げられない
- カピーシュカ
- と両手の炎が大きくなります
- Cコール
- コールは逃げ腰で炎とか見えてません。
- スベン
- 逃げ出せるに一票……!!!!(一時的にでも
- シノハ
- やはりここは一蓮托生でネガでは?
- ミーシャ
- ここはポジティブに一票!どっちでも面白そう!
- カピーシュカ
- 自分でやっといてなんだけど
- カピーシュカ
- ポジで!!!!!!!!
- Cコール
- ではクリーンコールは逃走に成功した。
- Cコール
- この喧々囂々としたやりとりを、スベンは聞こえているかもしれない…。
- Cコール
- ではカピーシュカ様に白ダイスをプレゼント
- Cコール
- ごめんなさいいぃぃぃ……(遠くなっていく声)
- カピーシュカ
- 怒りに打ち震えて轟轟とカピーシュカの周りに炎が!
- ミーシャ
- はっ……こりゃ傑作だ!犬のしつけがなってないんじゃないか?
- Cコール
- じゃあ
- Cコール
- クリーンコールはスベン君に助けを求める。
- Cコール
- ドンドンドン!
- Cコール
- スベン君!大変だ!大変だよ!
- スベン
- (スベンはミーシャと別れてから戻ってきてないので部屋にはいません)
- スベン
- しーーーんとしてます
- Cコール
- 鍵はかかっている?
- スベン
- 鍵はかかってませんね
- Cコール
- では逃走経路としてスベン君の部屋に入り。
- Cコール
- くそっ、こんな時にスベン君がいない!?
- Cコール
- 足を止めたらいかんと私の第六感が告げている!
- Cコール
- そのままスベン君の部屋の窓から外に脱出するのですが
- Cコール
- スベン君の部屋って2階?
- スベン
- 面白いから2階にしようw
- Cコール
- 奇数だったら足を挫く。偶数だったら無事着地する。
- Cコール
- 1d6 (1D6) > 5
- Cコール
- ぐああぁぁ
- Cコール
- クリーンコールは宿の下で転げまわるのでした。
- Cコール
- というわけで手番渡すよ!
- スベン
- では確立します
- スベン
- 宿屋で喧嘩勃発前まで、少し時間を巻き戻します。
- スベン
- スベンはミーシャと別れた後、街を歩いて人狼を探していました。
- スベン
- (少し過去を思い出します)
- スベン
- …………俺は水属性の魔術を得意とする魔術師だ。
- スベン
- 大戦争中も上位水属性魔法で向かってくる人間共を氷漬けにし、魔法付与:水を使用して味方の能力を最大限にまであげ、魔力の帯びた爪で氷漬けにした人間を破壊させていた。
- スベン
- ドラゴンを倒す時も必ず水属性の魔術のみを使用していた。
- スベン
- しかし俺には誰にも話していない秘密がある。
- スベン
- ――俺は水属性以外の魔術も使えるのだ。
- スベン
- いざという切り札の時の為に、ずっと隠し続けている。
- スベン
- 以前に使用せざるを得ない時にその魔術を行使した時の目撃者は敵味方関係なく全て切り裂いてやった。
- スベン
- 何故俺が、俺だけがあの血にまみれた戦場でただ一人生き残ったのか。
- スベン
- ”奸知術数の狼”や”策略家の大尉”と戦場で呼ばれていたコール教官殿は、きっとわかっていて俺をこの冒険者パーティーへ誘ったのだろう。
- スベン
- スベンは一人で歩いている人狼を匂いでかぎ分けると背後から魔術を使い、風闇の複合魔法を使い、そっと息の根を止めていきます
- スベン
- 人狼が爪で引き裂いたように見えなくもない死体が夜の街に少しずつ量産され……
- スベン
- 人狼だけを殺していましたが、一人の人間に目撃されてしまいました
- スベン
- …………これで5人目。まだまだ先は長い。
- スベン
- (ちょうど殺し終わったところ)
- 通りすがりの目撃者
- ウイー今日も飲んだなあ……あ?
- スベン
- …………あ
- 通りすがりの目撃者
- ああっ!(とダッシュで逃げます)
- 通りすがりの目撃者
- あいつが噂の人狼殺しかっ!
- スベン
- (スベンは今夜からしか人狼を殺していません)
- スベン
- 俺以外にも人狼殺しが……?
- スベン
- 目撃者は消すしかないな、と追っかけながら魔術を発動します
- 通りすがりの目撃者
- ハァハァ……あいつこないだドラゴンを倒したとかいうパーティの一員じゃねーか!
- スベン
- というところでネガポジです
- スベン
- ネガティブ
魔術判定ファンブル!目撃者を取り逃がした。ドラゴンを討伐した英雄のパーティーに襲われた!よくわかんねぇ魔術でやられた!と目撃した人間にこの街の自警団に駆けこまれてしまった。
- スベン
- ポジティブ
魔術判定クリティカル!目撃者の排除に成功した。一夜にして人狼の死体が5体と人間の死体が1体。全てに共通するのはまるで人狼が襲い掛かったような鋭い爪で引き裂かれたような跡だった。
- カピーシュカ
- ポジで
- ミーシャ
- うーん……悩む……ポジティブで……
- シノハ
- ネガですかね……
- Cコール
- ネガティブにしてダイス神に聞いてみよう。
- シノハ
- スベンが決めてもいいんですよ
- s
- 同票になってしまった場合他PLで1d100を行い、1に近い人がchoice[ネガティブ,ポジティブ]
- カピーシュカ
- 1d100 (1D100) > 23
- ミーシャ
- 1d100 (1D100) > 9
- s
- 1D100で一番1に近い人の意見採用しよか
- Cコール
- 1d100 (1D100) > 49
- シノハ
- 1d100 (1D100) > 52
- ミーシャ
- ポジティブ
- 通りすがりの目撃者
- ヒイイィ~おまわりさーん! だれかー!!
- スベン
- 白ダイスをミーシャに渡します
- スベン
- 人間の目撃を始末したところで足を引きづっているコール教官とかち合います
- スベン
- あれ? コール教官、どうなされたんですか?
- Cコール
- ……ひ、酷い目にあった……
- Cコール
- あ、スベン君こんな所に!
- Cコール
- 大変なんだよ!カピーシュカ様とミーシャ君が一触即発みたいになっちゃって!
- スベン
- ……いつものことじゃないですかね
- Cコール
- カピーシュカ様、宿、燃やさんばかりの勢いだったからなあ…。
- Cコール
- と、とりあえず。今宿には戻らない方がいいぞ!うん!
- スベン
- いや、消火が必要な事態になりそうな可能性があるなら宿屋に戻っておきますよ
- Cコール
- そ、そうか。それもそうだな、私もつい逃げてきてしまったが…。
- スベン
- コール教官はその辺散歩してから戻ってくるといいですよ。なんとか誤魔化しときますから
- Cコール
- いや、宿が燃えても…怪我人が出ても…いかんものな…。
- Cコール
- 私も戻るよ。
- スベン
- …………そうですか。じゃあ戻りましょう。
- Cコール
- ああ!
- スベン
- といってスベンとクリーンコールは宿屋へ戻ってきました。手番を次へ渡します
- ミーシャ
- うーんこれどうしようかな
- ミーシャ
- 解決に投げていい?
- シノハ
- お
- ミーシャ
- コールが逃げてカピーシュカとミーシャは扉越しに睨み合っています。
- ミーシャ
- この後どうなるか解決でお願いします。
- シノハ
- じゃあさすがに見かねて姿を見せます
- カピーシュカ
- シノハさん……!
- ミーシャ
- !!
- シノハ
- ……こんなところで争わないで
- カピーシュカ
- 申し訳ありません、わたくしとて争いたく……というか争っているつもりはありません……
- ミーシャ
- …………
- シノハ
- とりあえずその炎と斧は仕舞ってほしいですね
- カピーシュカ
- 言われるままに魔力を消沈させます
- ミーシャ
- 斧をしまいます。
- カピーシュカ
- それで……
- カピーシュカ
- わたくしとしては手紙のお返事が聞きたいのですが
- カピーシュカ
- もしやそこなるヤギが全て食べてしまっている
- カピーシュカ
- なんてことありませんよね?
- カピーシュカ
- とミーシャを指さします
- ミーシャ
- キッ……とカピーシュカの顔を睨みつけます
- カピーシュカ
- めええ
- シノハ
- お返事と言われても答えは変わりません
- シノハ
- だいたい前も申し上げたじゃないですか
- シノハ
- あなたをかばってわたしが大怪我をしたことをそんな気に病むことはないんですよ
- カピーシュカ
- ちょっと目を伏せます
- シノハ
- もう傷も消えましたしね
- ミーシャ
- …………
- カピーシュカ
- 確かに、あの時は申し訳ないとは思いました
- カピーシュカ
- ですが違うのです!
- カピーシュカ
- 私は!あなたのことを!心の底から愛しております!
- ミーシャ
- …………もういいだろ
- ミーシャ
- シノハの答えは決まってるんだ
- ミーシャ
- これ以上シノハを困らせるな
- カピーシュカ
- そんな言葉でわたくしが諦めるとでもお思いですか?
- カピーシュカ
- シノハさん、いくらあなたが断ろうとも
- カピーシュカ
- 私は諦めませんよ
- カピーシュカ
- たとえ出した手紙が開けられずとも
- カピーシュカ
- 思いはあなたに届け続けます
- シノハ
- ……今日はお引き取りください。夜も遅いですし
- シノハ
- とミーシャに寄り添って告げます
- ミーシャ
- …………
- カピーシュカ
- わかりました、今夜は失礼します
でも諦めません、必ずやあなたを手に入れますよ!
- カピーシュカ
- そしてミーシャに向き直って言います
- カピーシュカ
- よかったわね、これからも食べられるわよ
- カピーシュカ
- といって去っていきます
- ミーシャ
- ……カピーシュカの後ろ姿を見ています
- カピーシュカ
- 少し足取りが重い感じです
- ミーシャ
- …………いいのかシノハ?
- シノハ
- え、何か悪いんですか
- ミーシャ
- …………いや、シノハがそれでいいなら構わないんだ
- シノハ
- ミーシャがいいならそれでいいですよ
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- シノハの頭を優しく撫ぜます
- シノハ
- しばらく目を閉じてされるがままになっています
- カピーシュカ
- ポジ:二人の間は邪魔されることなく、見守るスベンは二人の間柄の保護者となる
ネガ:宿屋内、あるいは外で事件が起き、またもや幸せな時間は奪われる
- ミーシャ
- ポジティブで
- ミーシャ
- スベンに白ダイスを
- ミーシャ
- 目を閉じるシノハをぎゅっと抱きしめます。
- シノハ
- ミーシャを撫で返します。
- ミーシャ
- ミーシャも目を閉じます。
- スベン
- ………………(消火の必要はなさそうだな)とミーシャの部屋に入ろうとしましたが去っていきました
- Cコール
- 少し悲しそうな顔をして、スベン君と一緒に自室に戻りました。
- ミーシャ
- シノハ、そろそろ寝ようか
- シノハ
- そうですね、……おやすみ
- ミーシャ
- うん…………おやすみ
- ミーシャ
- 次の人へ手番を渡します。
- シノハ
- じゃあ確立で
- シノハ
- 今日はお開きにしたいと思います
おつかれさまでした
- Cコール
- お疲れ様ー
- スベン
- お疲れさまでした!
- カピーシュカ
- おつかれさまでした
- ミーシャ
- おつかれ!
- シノハ
- 【次回予告!】(嘘)
- シノハ
- 朝起きたミーシャは隣にシノハがいないことに気づく
- シノハ
- 必死でシノハの姿を探すミーシャ
- シノハ
- そこでミーシャが見たのはシノハとカピーシュカが一緒に歩く姿だった……!?
- シノハ
- 次回「裏切りのシノハ」こうご期待!しないでね!
- ミーシャ
- シノハ……どうして……
- system
- [ スベン ] 白 : 0 → 1
- system
- [ ミーシャ ] 白 : 1 → 2
- system
- [ カピーシュカ ] 白 : 0 → 1
- シノハ
- それでは本日のセッション始めたいと思います
- シノハ
- よろしくお願いいたします
- カピーシュカ
- よろしくおねがいします
- Cコール
- よろしくお願いします。
- スベン
- よろしくお願いします
- ミーシャ
- お願いします!
- シノハ
- それではシノハの確立から
- シノハ
- ミーシャと同じベッドで眠りにつくシノハ
- シノハ
- シノハはミーシャに眠りの魔法をかけ静かにベッドから身を起こす
- ミーシャ
- すぅ……すぅ……
- シノハ
- というわけで早々にネガポジ!
- シノハ
- ポジ:わたしたちの仇である人狼 目的のためにももっと○○が必要です
ネガ:いいかげんカピーシュカの求愛にもうんざりです 話をつけましょう
- ミーシャ
- ポジティブで
- カピーシュカ
- ポジで
- Cコール
- ポジで
- スベン
- ポジにしよ
- シノハ
- まさかの満場一致
- シノハ
- じゃあポジをミーシャに
- シノハ
- ……わたしたちの仇である人狼
- シノハ
- もう部族はわたしたちふたりだけになってしまった
- シノハ
- わたしたちはただ滅びゆく運命だけれど
- シノハ
- 仇の人狼がのうのうと生きているのは許せない……
- シノハ
- それにドラゴンの心臓は手に入った
- シノハ
- あとは適合する人狼の心臓さえ手に入れば……
- シノハ
- フードを深くかぶって杖を握り、夜の街にシノハは溶け込んでいく
- シノハ
- ってところで次投げてもいいかな?
- カピーシュカ
- 了解
- カピーシュカ
- じゃあカピーシュカの部屋に場面を移します
- カピーシュカ
- あ、部屋じゃねえな周辺かな
- カピーシュカ
- 隣の部屋に泊っているコールに声が聞こえてくる
- カピーシュカ
- ウッ……ウウッ……
- Cコール
- ………?
- カピーシュカ
- 時折鼻水のような音も聞こえていてコールは泣いてるのではと思いますね
- Cコール
- ただ事ではないと思うのでとりあえず部屋をノックします。
- Cコール
- カピーシュカ様、起きておいでですか?
- カピーシュカ
- ……C?
- カピーシュカ
- どうぞ、入って
- Cコール
- 失礼いたしますぞ。
- カピーシュカ
- カピーシュカは涙をぬぐうように顔を拭き
- カピーシュカ
- コールの方に向き直ります
- Cコール
- ………お体は、大丈夫ですか?
- カピーシュカ
- 大丈夫よ
- カピーシュカ
- ダメね、わかっていたはずなのにね
- Cコール
- ……ふむ。
- カピーシュカ
- わかっていても悲しいものは悲しい
- カピーシュカ
- そういうものなのかもしれないわね……
- カピーシュカ
- 顔をパシッと一発叩き
- カピーシュカ
- よし!明日からも頑張ります!
- Cコール
- ……私は、男女…いや、違いましたなな。もっと深いお気持ちに何か申し上げられる知識はございません。
- Cコール
- ただ、温かいものは心を静めるといいます。紅茶を淹れましょう。
- Cコール
- そして今はごゆっくりお休みください。
- カピーシュカ
- ええ、頂いたらそうするわ
- カピーシュカ
- コールはここでちょっとした違和感を感じます
- カピーシュカ
- さっきまで泣いていたにしては顔が赤くなっていない、気のせいだろうか、灯のせいだろうか?
- Cコール
- ………?
- カピーシュカ
- C?どうかした?
- Cコール
- ……いえ、なんでもございません。
- カピーシュカ
- そう、じゃあ悪いけどお願いするわ
- Cコール
- 部屋の中に水場があるなら支度をするし、水場が食堂とかにしかないなら部屋をでて下りていきます。
- カピーシュカ
- 多分1階とかですかね
- Cコール
- では、失礼します。と、伝えてクリーンコールはカピーシュカの部屋を後にします。
- カピーシュカ
- (ふう、これでよし)
- カピーシュカ
- (あの子にはちゃんと伝わったかしら……)
- カピーシュカ
- シノハに送った手紙の1文字目を並べると
- カピーシュカ
- 「キヅカレテイル、キオツケロ」
- カピーシュカ
- となっています
- カピーシュカ
- その後は何事もなかったかのようにコールから紅茶をもらい、寝ると伝えて寝るふりをします
- Cコール
- ………では、良い夢を。
- カピーシュカ
- ありがとう、コール
- Cコール
- クリーンコールは部屋を後にします。
- カピーシュカ
- ここでネガポジを
- カピーシュカ
- ポジはそのままカピーシュカは寝る
ネガは宿の外にこっそり出て誰かを探す
- シノハ
- ネガでしょ?
- スベン
- ネガじゃあああ
- ミーシャ
- ネガ!
- Cコール
- ネガですねえ
- カピーシュカ
- やはり不安……このまま外に出ると危険だけど……
- カピーシュカ
- と窓を開けて宿屋を出て、夜の街に消えていきます
- カピーシュカ
- じゃあつぎおなしゃす!
- Cコール
- 転落かな?
- カピーシュカ
- ああそうだなー
- カピーシュカ
- コール氏に!
- スベン
- 転落だあああ
転落
- s
- 転落は取得した各ダイスを(WxBx) で振り差分を求める。
(x→取得したダイス個数)
白の合計値が最も高いプレイヤーと、黒の合計値が最も高いプレイヤー、この2名が【転落要素】を選択する。
- スベン
- W1 白3[3] > 白3
- カピーシュカ
- W1 白2[2] > 白2
- シノハ
- W0B2 白0[0] 黒11[5,6] > 黒11
- ミーシャ
- W3 白9[5,3,1] > 白9
- Cコール
- W1B2 白4[4] 黒9[6,3] > 黒5
- s
- ではシノハが黒代表、ミーシャが白代表で
- s
- シノハはB6を
- s
- ミーシャはW4をふってください
- シノハ
- B6 黒23[6,6,2,6,2,1] > 黒23
- ミーシャ
- W4 白8[2,3,2,1] > 白8
- s
- 二人の出目の中から転落の大分類から選んでください
- シノハ
- じゃあ1の大混乱で
- ミーシャ
- 3の無垢を選択します。
- s
- 無垢の中からシノハが、大混乱からミーシャが要素を選択してください
- シノハ
- じゃあ3-6 善意の第三者が割り込んでくる
- ミーシャ
- 1-6 見当違いの情熱
- s
- 転落が決定したので
- s
- では次は第二幕一巡目!
- s
- クリーンコール氏からお願いします
第二幕
- Cコール
- では2幕目はじめます。確立です。
- Cコール
- 時間を少し戻します。
- Cコール
- カピーシュカ様とミーシャ様のシノハ様の取り合い、その場からクリーンコールが窓から落下した辺り。そう、その辺りで思い出したのです。
- Cコール
- それは、ドラゴンを討伐した後の帰り道。
- Cコール
- ドラゴンとの闘いは熾烈でした。
- Cコール
- 全員が生き残って帰れた訳ではありません。
- Cコール
- 皆がドラゴン討伐に興奮し、勇んで帰ろうとしている時。
- Cコール
- クリーンコールは、戦死してしまい。更には気にもかけて貰えなかった仲間を弔ってやろうと思い、遺品を探しにドラゴンの遺体の元へ戻りました。
- Cコール
- クリーンコールは組織ロンリーウルフから、ドラゴンを倒した証の提出も求められていたので、その回収も含めて、ゆっくりとドラゴンの遺体に近づきます。
- Cコール
- そしてクリーンコールは目撃してしまった。
- Cコール
- ドラゴンの心臓を片手に微笑むシノハ君。
- Cコール
- クリーンコールの目には、何かドラゴンから発せられる靄がシノハ君に入っていくように見えました。
- ミーシャ
- 《シノハ!なにしてるんだ?早く帰ろう》
- Cコール
- クリーンコールはその異様な光景に恐れおののき急いで隠れます。
- Cコール
- シノハ君はミーシャ君につれられて、行ってしまいました。
- シノハ
- ふふ、そうですね、誰かに見られてもいけないですしね
- Cコール
- クリーンコールは帰り道もついついシノハ君を気にしてしまいます。
- Cコール
- その時。
- Cコール
- シノハ君がカピーシュカ様に何か魔法をかけたように見えたのです。
- Cコール
- さて、ここでポジネガ
- Cコール
- ポジ クリーンコールが見た光景は彼が激戦の後、更には多くの仲間を失った事による幻覚だった。
- Cコール
- ネガ クリーンコールが見た光景は事実だった。
- スベン
- うーーーーーーーんネガにしよ
- シノハ
- さすがに夢落ちは許せないのでネガ
- カピーシュカ
- ネガ
- ミーシャ
- ダイス偏るけどポジティブ……
- Cコール
- ネガダイスか。
- Cコール
- choice[スベン,ミーシャ,カピーシュカ] (choice[スベン,ミーシャ,カピーシュカ]) > スベン
- Cコール
- スベン君に黒ダイスを。
- s
- 第二幕目は自分が取得します
- Cコール
- 失礼しました。
- Cコール
- やはり…あれは、幻影ではないのでは…。
- Cコール
- カピーシュカ様はチャームの魔法か何かを受けてしまっているのでは…?
- シノハ
- ふふ……
- Cコール
- 紅茶を淹れながら、そのことを思い出したクリーンコールは再度カピーシュカの部屋をノックします。
- カピーシュカ
- コール?
- カピーシュカ
- どうぞ入って
- Cコール
- カピーシュカ様。本当に体の具合とか。大丈夫ですか…?
- カピーシュカ
- 変なことを聞くのね
- カピーシュカ
- 落ち込んではいるけど体はいたって元気よ
- カピーシュカ
- もちろんここで狼の丸焼きが作れるくらいにはね、ふふっ
- Cコール
- ……そう…です……か。
- Cコール
- (カピーシュカ様に問いただしても、仮に魅了されているのなら納得はしないだろう)
- Cコール
- ……失礼しました。
- Cコール
- そうしてクリーンコールはどうするべきか悩みながら自室へ帰るのでした。
- カピーシュカ
- カピーシュカは紅茶を啜っています
- Cコール
- バトン渡していいかな?
- スベン
- OK
- スベン
- 確立します
- スベン
- 長い長い夜が明け、朝になりました。
- スベン
- 全員、朝食を食べに宿屋の食堂にやってくるでしょう
- スベン
- ……おはようございます、とスベンは深くローブを被りながら少し眠そうに皆に挨拶をします
- Cコール
- おはよう、みんな。紅茶はいかがかな?
- シノハ
- おはようございます とミーシャと一緒に現れます
- カピーシュカ
- おはよう
- ミーシャ
- ミーシャはまだ眠いのか目をこすっています。
- Cコール
- とくに返事がないので、飲んでくれると信じて全員分の紅茶を用意しに厨房の方へ行きます。
- カピーシュカ
- 用意された椅子に座っています
- スベン
- …………(いらないって言いそびれたけどいいか)
- ミーシャ
- くぁ……と大きなあくびをしています
- 食堂にいる客
- また人狼が殺されたってよお!
- 客
- ま、またかよ!これで何人目だ!?
- 食堂にいるおっさん
- この町の警備団はなにやってんだよ!
- 食堂にいる客
- おっそろしいねえ……ひそひそ
- 食堂にいる客
- 今度は人狼だけじゃなく人間も死んだらしいぜ……
- 食堂にいる客
- ど、どういうことだよ、死ぬのは人狼だけ……ち、違うのかよ!
- 食堂にいる客
- ざわざわざわ
- ミーシャ
- ……なんだかやけに騒がしいな
- 食堂にいる客
- 今朝見つかった死体はいつもみたいに心臓が抜き取られてなかったらしいぞ
- 食堂にいる客
- 心臓が抜き取られてない死体は引き裂かれたような跡が残ってたらしいぜ
- シノハ
- わたしたちには関係ないことです
- カピーシュカ
- そうですね
- スベン
- …………ドラゴンを倒したのにこの街も物騒だな
- ミーシャ
- …………でも、今人狼とかなんとか聞こえたぞ
- シノハ
- でもスベンさんは気を付けてくださいね
- カピーシュカ
- スベンさんなら心配いらないでしょう、そう簡単にやられるようならあの活躍はありませんよ
- スベン
- シノハに目をやります
- ミーシャ
- シノハとスベンに交互に目をやります
- スベン
- …………被害者は人狼だけじゃないらしいから、お前らも気を付けるんだぞ。カピーシュカ殿は大丈夫だと思うが
- スベン
- とシノハとミーシャを見ます
- ミーシャ
- シノハはオレが守るから大丈夫
- スベン
- ミーシャ……殿は強い。しかし弱点はシノハ殿だ
- シノハ
- そうですね、気を付けます
- スベン
- 二人がいる時こそ危険だろう
- シノハ
- 夜ひとりで出歩いたりしませんから
- ミーシャ
- …………まあ、気を付けるさ
- ミーシャ
- 朝食をつついています
- スベン
- 教官、遅いな……と手伝いに行きます
- スベン
- (特になんかなければ客の噂話は全員に情報わたって欲しい!)
- Cコール
- (大丈夫、お茶淹れながら聞いてる聞いてる。ばつが悪いから喋らないだけで)
- スベン
- コール教官、持っていくの手伝いましょうか?
- Cコール
- じゃあスベンは気付くかもしれません。
- Cコール
- クリーンコールはお茶を淹れながらシノハを見ていました。
- スベン
- …………?
- スベン
- コール教官、紅茶零れそうですけど……
- Cコール
- お、おっとっと…アツイ!
- Cコール
- あ、ありがとうスベン君。さあ紅茶をもっていかねば!
- スベン
- …………客の話、聞いてましたよね?
- Cコール
- 少しは空気柔らかくなると、いいなあ…。
- Cコール
- あ、うん。聞いてた。
- スベン
- 人狼殺しの犯人心当たりあります?と耳打ちします
- Cコール
- 人狼殺し……?うーん、そっちは全然分らんなあ…。
- スベン
- …………そっちは?
- Cコール
- あっ
- スベン
- …………人間を殺した方に心当たりが?と落ち着いた声色で言います
- Cコール
- いや、そういうんじゃないんだけど、ね…
- Cコール
- 仕方ないので、昨日考えていた事をスベンと共有します。
- Cコール
- と、いう事があって。私は少しシノハ君が怖い。それだけだよ。
- スベン
- ……………………なるほど
- スベン
- とスベンは考え込みます
- スベン
- 2D (2D6) > 9[6,3] > 9
- スベン
- 1D (1D6) > 2
- シノハ
- 戻ってくる前に参加します!
- シノハ
- ずいぶん紅茶を丁寧に入れているんですね
- Cコール
- ビクゥ!
- スベン
- …………コール教官は拘り派だからな
- ミーシャ
- …………(席から心配そうにシノハを見つめています。)
- カピーシュカ
- いつもこんなものじゃないかしら?
- スベン
- 俺みたいなやつには味の違いがわからんが、わかるやつにはわかるんだろう
- Cコール
- い、いい茶葉が手に入ったんでね。最高のお茶をご馳走しようと思ったんだが…。
- Cコール
- …なあに、味なんてわからなくてもいいのさ
- Cコール
- なんなら匂いだってわからなくてもいい。
- Cコール
- 温かいものを飲むとホッとするだろ!それでいいんだ。
- スベン
- だったらお湯でよいのでは……?と首を傾げます
- カピーシュカ
- 紅茶はね、口と鼻で楽しむものよ
- カピーシュカ
- 鼻でまず楽しみ、口に含んで、それが鼻に抜ける
- シノハ
- これから頂く側の身としては複雑なご意見ですね
- カピーシュカ
- その感覚を楽しむものなの、スベンさん
- スベン
- なる……ほど……?
- Cコール
- 人それぞれですよ、楽しめれば、それでいい。
- カピーシュカ
- あなたも人間形態で楽しんでみればわかるかもしれないわよ?
- Cコール
- カピーシュカ様!
- Cコール
- 人間なんぞにならなくたって、今やスベン君は人狼英雄!憧れ!
- Cコール
- あまり、見た目で判断は…関心致しません…。
- スベン
- …………ははは、人間形態になれない人狼は人狼っていうんですかね、って渇いた笑いをします
- カピーシュカ
- あら、これは失礼、あなたたちの鼻は効きすぎるからと思ったの、他意はないのよ
- Cコール
- 人間になれたからって強くもない私だっているんだ。気にしない事だ。
- スベン
- ミーシャ殿を一人にしとくのは心配です。俺、紅茶持ってっときますよ、と逃げるようにその場から去っていきます
- スベン
- (ネガポジ考えてるからちょっと好きにやってて!)
- シノハ
- でも本当にいい香りですね、楽しみです
- Cコール
- ……楽しんでもらえれば、嬉しい。
- シノハ
- シノハも自分の分を持って席に戻ります
- Cコール
- クリーンコールも席について、何かを考えてます。
- カピーシュカ
- 用意された紅茶を啜っています
- スベン
- 紅茶をミーシャに置きます
- ミーシャ
- (ミーシャはスベンが持ってきたカップに目もくれずシノハの横に座ります。)
- スベン
- ポジネガします
- スベン
- ポジ:心臓を抜き取った犯人は人狼だ!!!という声が外から聞こえてきました。人狼をこの街から追い出せ!!このままじゃ俺たち人間も食い物にされるぞ!!!と一部の人間がデモを起こし始めます。
- スベン
- ネガ:29体の人狼の心臓が抜き取られていました。それを可哀そうに思った頭のねじが外れた死体愛好家のネクロマンサーが犯人捜しの為に生き返らせアンデッドとして街に放ちます。
- ミーシャ
- うーんポジティブに一票
- Cコール
- ポジティブで。
- シノハ
- ポジです
- カピーシュカ
- ポジかなあ
- スベン
- 白ダイスを取得します
- スベン
- 街が大混乱に陥り始めた中、それを知らずに君たちは静かに朝食食べました
- スベン
- というところで今日はおしまいです、お疲れさまでした!
- Cコール
- お疲れさまでした。
- ミーシャ
- お疲れ様!
- シノハ
- おつかれさまです
- カピーシュカ
- おつかれさまでした
- system
- [ Cコール ] 黒 : 1 → 3
- system
- [ スベン ] 白 : 1 → 2
- system
- [ ミーシャ ] 白 : 2 → 3
- s
- では二幕一巡目ミーシャちゃんから!よろしくおねがいします!
- ミーシャ
- よろしく!
- シノハ
- よろしくお願いします
- Cコール
- よろしくおねがいします!
- カピーシュカ
- よろしくおねがいします
- ミーシャ
- えーとじゃあ確立で!
- ミーシャ
- 時を少し戻して
- ミーシャ
- 朝起きて食堂に降りてきた辺りから
- ミーシャ
- くぁ……(まだねむいな……)
- ミーシャ
- 昨日は色々あったせいなんだかやたら眠かったな……と思いながら席に着きます。
- ミーシャ
- コールが紅茶をいれようと席を立ったところで後ろから聞こえる大きな声が耳に入ります。
- 食堂にいる客
- また人狼が殺されたってよお!
- ミーシャ
- ピクッとミーシャの肩が反応します。
- ミーシャ
- その後の会話に耳をそばだてて聞き入ります。
- ミーシャ
- 人狼連続殺害事件……
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- 興味のない風を装って下を向いていますがミーシャの背中に嫌な汗が流れます。
- ミーシャ
- シノハの方をちらりと横目で盗み見ます。
- シノハ
- 知ってか知らずか澄ました顔で紅茶を待っています。
- ミーシャ
- (いやいや…………オレは何考えているんだ…………)
- ミーシャ
- 再び机に目を落として
- ミーシャ
- 人狼に恨みがあるやつなんて他にもごまんといるじゃないか
- ミーシャ
- 自分だってそうだ
- ミーシャ
- シノハを疑うなんてどうかしてる。
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- しかし何度も嫌な考えがミーシャの頭をよぎります
- ミーシャ
- ミーシャはシノハの過去を…………村の惨劇を思い出します。
- ミーシャ
- ――――あれは秋の冷たい雨の降る頃のこと
- ミーシャ
- ミーシャは雨の中を歩いています。
- ミーシャ
- まだ早朝です。朝もやの中、まだ村の誰も起きていないようです。
- ミーシャ
- ミーシャは隣にあるシノハの家の方をみやります。
- ミーシャ
- 家に明かりがついていないことを確認します。
- ミーシャ
- (まだ起きてない……)
- ミーシャ
- シノハの家に背を向けて歩き出します。
- ミーシャ
- 村の外へと続く小道を少し歩いたところで
- ミーシャ
- 横道にそれて森へと入ります。
- ミーシャ
- (あいつ……今日も来てるかな……)
- ミーシャ
- 草木の生い茂る、獣道とも呼べないような道なき道を行き
- ミーシャ
- 少し開けた場所に出ます。
- ミーシャ
- そこは森の中の小さな隙間で、
- ミーシャ
- ミーシャが名も知らないような小さな白い花の咲く花畑です。
- ミーシャ
- そしてそこに誰かがうずくまっています。
- ミーシャ
- 膝を抱える小さな背中にミーシャは話しかけます。
- ミーシャ
- スベン
- ミーシャ
- また、親父に殴られたのか?
- ミーシャ
- 横に腰かけます。
- スベン
- …………(膝を抱えたまま顔をあげません
- ミーシャ
- 殴り返してやればいいんだよ
- スベン
- …………殴り返したらころされるよ
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- 人狼の父親なんてそんなものなんだろうか?とミーシャは思案します。
- ミーシャ
- オレには……親父も母さんもいないからわからないけど……そんなことするような奴は親じゃねえよ
- ミーシャ
- 少なくとも一番身近によく知る両親。シノハの両親は一心にシノハに愛情を注いでいる。幸せそうなシノハの顔を思い出しながらミーシャは言います。
- スベン
- …………あんなやつがちちおやじゃなければよかったのに
- ミーシャ
- …………
- スベン
- つよさこそせいぎなんだ
- スベン
- だからつよくなかったらころされるしかない
- ミーシャ
- …………スベン
- ミーシャ
- スベンの肩をつかんで顔を覗き込みます。
- ミーシャ
- 頬に残る痛々しい傷跡に一瞬ひるみますがそのまま話しかけます。
- ミーシャ
- 強くなるんだ
- スベン
- びくっとしたあとに少し遠慮がちに目を合わせます
- ミーシャ
- 強くなればそんなやつぶん殴って一人で生きていける。
- ミーシャ
- 誰からも指図されないで一人で生きていくんだ
- スベン
- …………ひとりで……
- スベン
- ………君もひとりでいきてるの?
- ミーシャ
- オレは…………
- ミーシャ
- シノハの顔が頭をよぎります。
- ミーシャ
- ……わからないんだ
- ミーシャ
- 村の皆は優しいし、シノハもシノハの親もオレによくしてくれる。
- ミーシャ
- でも…………やっぱりどこかで思ってる。
- ミーシャ
- オレは一人なんだって
- ミーシャ
- シノハは危ないからやめろって言うけど……と背中の斧に手を伸ばします。
- ミーシャ
- 一人で鍛錬して……こいつも今はそれなりに使えるようになった。
- ミーシャ
- いいか?スベン
- スベン
- …………目を見ます
- ミーシャ
- 誰も助けてくれないんだ
- ミーシャ
- 自分を助けられるのは自分だけなんだよ
- ミーシャ
- だから…………強くなれ
- スベン
- …………つよくなりたい、けど……
- スベン
- ……爪をつかうの、にがてなんだ
- ミーシャ
- ハハハ、なんだよそんなの
- ミーシャ
- 爪じゃなくたってなんだっていいんだ
- ミーシャ
- 斧だっていいし剣だっていい
- ミーシャ
- シノハみたいに魔術が使えたらそういうのでも…………とにかく何でもいい
- ミーシャ
- 何かお前に向いてるのがあるはずだ
- ミーシャ
- ポンっと肩を叩きます。
- スベン
- ………………うん
- ミーシャ
- よし、少しは顔色が良くなったな
- ミーシャ
- 狼に顔色もくそもねえかハハハと笑っています。
- スベン
- 耳をペタンとさせながら目の前の人を不思議そうに見つめています
- ミーシャ
- あ………………ヤバイ…………長居し過ぎた
- ミーシャ
- 朝日を見てつぶやきます。
- スベン
- …………もういくの?
- ミーシャ
- ああ、そろそろシノハも起きるし……
- ミーシャ
- もし、子供とはいえ人狼と話しているのが村人に見つかれば、ただですまないことをミーシャは知っています。
- スベン
- あ、あの……
- ミーシャ
- なんだ?
- スベン
- …………またあえるかな?
- ミーシャ
- んー……たぶんな!
- ミーシャ
- また朝早くで来れそうな時は覗きに来てやるよ
- スベン
- …………うん
- ミーシャ
- じゃな
- ミーシャ
- 頑張れよ!少しは親父にも言い返せ!
- スベン
- ……ありがと、おねえさん
- スベン
- 弱弱しく笑いながら手をふります
- ミーシャ
- 足早にその場を立ち去ります。
- ミーシャ
- (やばい……ちょっと長く居過ぎたな……)
- ミーシャ
- もと来た茂みの中をガサガサと?き分けます。
- ミーシャ
- (どうも……あいつが放っておけなくて……)
- ミーシャ
- 初めて会ったときのスベンは血だらけで、もう死んでいるかと思ったほどの有様だった。
- ミーシャ
- いくら人狼とはいえ……
- ミーシャ
- あんなにちっさいのに……
- ミーシャ
- ざっざっと藪をかき分け、
- ミーシャ
- 村へと続く小道へと戻ります。
- ミーシャ
- ふー
- ミーシャ
- 雨はさらに強くなったようです。
- ミーシャ
- ミーシャは小走りで村へと向かいます。
- ミーシャ
- もう日が昇ったのでしょうか?先ほどより空は暗くなってよくわかりません。
- ミーシャ
- タッタッタッ……
- ミーシャ
- 雨はどんどんと強くなり
- ミーシャ
- 村へと着いた頃には土砂降りになっていました。
- ミーシャ
- シノハ…………もう起きたかな?
- ミーシャ
- ざーざーと降りしきる雨の中自分の家へと向かい走ります。
- ミーシャ
- …………雨のせいか誰も出てないな
- ミーシャ
- 家に着き
- ミーシャ
- 扉の前ではーっと一息つきます。
- ミーシャ
- あれ……?
- ミーシャ
- ミーシャは何か違和感に気が付きます。
- ミーシャ
- 扉が開いている。
- ミーシャ
- シノハ…………か?
- ミーシャ
- シノハの家の方を見ます。
- ミーシャ
- …………?
- ミーシャ
- シノハの家の扉も何故か開け放たれています。
- ミーシャ
- こんな雨の日に……?
- ミーシャ
- 何か嫌な胸騒ぎを感じながら、自分の家へと入ります
- ミーシャ
- ミーシャは呆然とします。
- ミーシャ
- 家の荒れ果てた惨状
- ミーシャ
- 全ての家具はなぎ倒され切り刻まれ
- ミーシャ
- 床を埋め尽くす瓦礫の山、本当に自分の家だったのかすらもう分からないほどの……
- ミーシャ
- な……なん…………
- ミーシャ
- そして、走り出します。
- ミーシャ
- シノハ!!!!
- ミーシャ
- くそっ!!くそっ!!
- ミーシャ
- 人狼だ!!!
- ミーシャ
- 雨の中シノハの家に駆けこみます。
- ミーシャ
- ああ…………ああああ…………
- ミーシャ
- 家に入った瞬間に鼻をつく異臭
- ミーシャ
- 血の匂い
- ミーシャ
- 斧をにぎりリビングへ飛び込みます。
- ミーシャ
- おじさん!!!!
- ミーシャ
- シノハの父が血の海の中に倒れています。
- ミーシャ
- 駆け寄るも、どう見てももう息はありません。
- ミーシャ
- シノハ!!シノハ!!
- ミーシャ
- シノハの姿を探して階段をかけあがります。
- ミーシャ
- シノハの自室に飛び込むと
- ミーシャ
- ミーシャは嘔吐します。
- ミーシャ
- 部屋中に広がる肉片
- ミーシャ
- もはや誰なのかさえ判別つかない、人間だったもの
- ミーシャ
- シノハ…………シノハ…………そんな…………
- ミーシャ
- (自分が…………自分がいない間にこんな…………)
- ミーシャ
- (自分のせいだ……)
- ミーシャ
- (シノハを一人にしたから……人狼なんかに……)
- ミーシャ
- (人狼の子供なんかに変な情けをかけたせいで……!!)
- ミーシャ
- シノハ…………ごめん……シノハ…………
- ミーシャ
- しばらくその場にうずくまっていますが
- ミーシャ
- 何か
- ミーシャ
- ミーシャの耳に聞こえます。
- ミーシャ
- カタ……
- ミーシャ
- 斧に手をやります。
- ミーシャ
- 部屋を見わたします。
- ミーシャ
- カタ……
- ミーシャ
- クローゼット
- ミーシャ
- 半開きのクローゼットの中から
- ミーシャ
- こちらを見る目……
- ミーシャ
- …………シノハ!!!!
- シノハ
- ……ミーシャ
- ミーシャ
- 急いでクローゼットの扉を開けシノハを抱きしめます。
- ミーシャ
- シノハ!!怪我は?!
- シノハ
- うつろな目で小さく震えています
- ミーシャ
- よかった…………シノハ…………
- ミーシャ
- 雨に打たれた自分よりも冷え切った体で震えるシノハの様子に
- ミーシャ
- シノハは見てしまったんだということを悟り
- ミーシャ
- オレの家に行こう
- ミーシャ
- と引っ張っていきます。
- シノハ
- シノハはイヤイヤと首を振ります
- ミーシャ
- こんなところにいちゃだめだ
- シノハ
- 下に降りたら両親のなれの果てを見ることに……
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- 大丈夫、オレが連れて行くから、目閉じてて
- シノハ
- コクンと頷きます
- ミーシャ
- シノハの手を引きクローゼットから導いていきます。
- ミーシャ
- 歩くたびにぴちゃぴちゃと
- ミーシャ
- 血の海が音を立てます。
- ミーシャ
- っ…………
- ミーシャ
- 何度もえづきそうになるのを我慢してシノハを連れて部屋を後にします。
- ミーシャ
- リビングの遺体を見ないようにしながら
- ミーシャ
- 家を出ます。
- ミーシャ
- 見ると向かいの家の扉もその隣の家の扉も
- ミーシャ
- 全て開け放たれています。
- ミーシャ
- ああ……
- シノハ
- あ……あ……
- ミーシャ
- そんな…………
- ミーシャ
- ミーシャはすべてを悟ります。
- ミーシャ
- 村は全滅したんだ
- ミーシャ
- 自分がいない間に
- ミーシャ
- シノハを自分の家に導き
- ミーシャ
- 瓦礫の山から布を見つけて雨に濡れたシノハの身体を拭いてやります。
- ミーシャ
- …………オレのせいだ
- ミーシャ
- オレがいなかったせいで……
- ミーシャ
- ごめん……シノハ…………ごめん……
- シノハ
- ……なんでミーシャが謝るの?
- ミーシャ
- ぐっと言葉に詰まります
- ミーシャ
- オレがいたら少しは戦えた……
- ミーシャ
- ここまでの被害には……ならなかったかもしれない……
- ミーシャ
- ごめん…………シノハの顔を見られずにうつむきます。
- シノハ
- ううん、ミーシャが無事で良かった
- ミーシャ
- っ
- シノハ
- ここにいたらミーシャも殺されてた
- ミーシャ
- シノハ…………
- ミーシャ
- もう……一人にしないから……
- ミーシャ
- オレが守る
- ミーシャ
- だから…………と蒼白のシノハの頬に手を伸ばします
- シノハ
- わたし……わたしも守られてばっかりじゃいられない
- ミーシャ
- え……?
- ミーシャ
- シノハの顔を見ます。
- シノハ
- わたしにももっと力があれば……
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- シノハの赤い目の奥に
- ミーシャ
- 何か決意のようなものを感じながら
- ミーシャ
- ミーシャはシノハを抱きしめます。
- ミーシャ
- ――――長い長い回想終わり。
- ミーシャ
- 食堂に漂う紅茶の匂いでふと現実に引き戻されます。
- ミーシャ
- みればシノハはコールとスベンの側にいます。
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- (昔は…………あんな風に人狼の隣で平気そうにしてなんかいなかった)
- ミーシャ
- いつだったからか…………シノハは変わったように思える
- ミーシャ
- それはあの惨劇のすぐ後なのか……それよりもっと後なのか……
- ミーシャ
- シノハの人狼を見る目は……
- ミーシャ
- 人狼への恨みを持つ人間なんて沢山いる。
- ミーシャ
- それでも、ここにいる中で
- ミーシャ
- 一番人狼に憎しみを持っているのは
- ミーシャ
- シノハなんじゃないのか?
- ミーシャ
- ここでネガポジします!
- ミーシャ
- ネガティブ:人狼殺しの犯人はシノハかもしれない……とミーシャはシノハに疑念を抱く。
- ミーシャ
- ポジティブ:シノハがそんなことをするわけない、シノハを信じる。
- Cコール
- ミーシャちゃんには信じて欲しいから私はポジティブ。
- スベン
- よし!俺はネガティブを選ぶぜ!
- シノハ
- まあ信じるのは勝手ですしポジ
- カピーシュカ
- ネガで!
- スベン
- では1D100で1に近い人の意見採用で……
- シノハ
- 1d100 (1D100) > 88
- スベン
- 1d100 (1D100) > 48
- Cコール
- 1D100 (1D100) > 11
- カピーシュカ
- 1D100 (1D100) > 93
- Cコール
- 信じてください。
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- シノハの顔を見つめて小さくため息をつきます。
- ミーシャ
- 何を考えてるんだろう、自分は。
- ミーシャ
- ドラゴン退治から色々ありすぎたんだ
- ミーシャ
- スベンに再会したせいかもしれない
- ミーシャ
- とにかくつかれてるんだろう、
- ミーシャ
- シノハが、そんなことをするわけないのに…………
- シノハ
- ミーシャの目線に気付いて小さく微笑みます
- ミーシャ
- 小さく微笑み返します。
- スベン
- シノハを見ているミーシャをちらっと見て眼を逸らします
- ミーシャ
- ミーシャのターンを終わります。
- シノハ
- じゃあ解決でお願いします!
- Cコール
- 解決はいいとしてどういう場面がいいじゃろ
- シノハ
- スベンのポジの暴動でいいんじゃないかな?
- 人間の声
- 心臓を抜き取った犯人は人狼だ!!!
- 人間の声
- という声が外から聞こえてきました。
- 人間の声
- 人狼をこの街から追い出せ!!
- 人間の声
- このままじゃ俺たち人間も食い物にされるぞ!!!
- スベン
- 食べ終わってどうするか……って時に聞こえてきたのかも?
- おっさんの声
- だいたいこの連続人狼殺しはあいつらが来てから始まったんだ!!
- カピーシュカ
- 外が騒がしいわね……
- おばさんの声
- 確かに……
- ミーシャ
- …………
- スベン
- …………そろそろこの街を出よう。長居はよくなさそうだ。
- Cコール
- コールは、ばつの悪そな顔をしています。
- カピーシュカ
- そうですね、何をしてくるかわからないかも
- ミーシャ
- ミーシャは立ち上がって窓から外の様子を伺います
- スベン
- 人狼だとばれないようにより深くフードを被ります
- カピーシュカ
- 最悪重要参考人だと嘘をついて連れて行くのがいいかもしれないわね
- カピーシュカ
- もちろんバレないに越したことはないんだけど
- シノハ
- そもそもどうして人狼だなんて噂になってるんですか
- カピーシュカ
- 庶民というものは理解の範疇を超えるものが現れると
- カピーシュカ
- 何かしらの心地よい理由を見つけ出して糾弾するものよ
- カピーシュカ
- それが今回人狼だっただけ
- スベン
- ……心臓が抜き取られてない死体は引き裂かれたような跡が残ってたらしい。つまりそれが人狼の爪のような痕跡だったんじゃないか?
- Cコール
- ………そんな怖い事よくできるなァ…
- おばさんの声
- せっかくドラゴンが倒されて平和になったっていうのにねぇ……
- ミーシャ
- ……外のやつら、なんだかヤバいぞ、鍬やらなんやら持って集まってきてる。
- カピーシュカ
- それはただごとじゃないわね……
- ミーシャ
- シノハ、ここを出よう
- ミーシャ
- シノハの手を取ります。
- シノハ
- ちょっと戸惑いつつもミーシャに従います
- ミーシャ
- …………お前らも出たほうがいい
- カピーシュカ
- まあ外の人たちにとって私たちは人狼をかくまうもの、そう映ってもおかしくはないわね
- ミーシャ
- …………(スベンの方をチラッと見ます)
- Cコール
- どうしたらいいんだ…どうしよう!?スベン君!
- スベン
- ……お前たちは部屋に戻って窓から出ろ。俺が表から出る。街の外で合流だ。
- カピーシュカ
- あんたは落ち着きなさい、どうせ彼らにわかったりはしないでしょ
- ミーシャ
- おい、と扉に向かうスベンのフードをつかみます。
- Cコール
- それはできん、それはできんぞスベン君!君を置いては…
- スベン
- 人間の姿のやつが人狼かどうかなんて人間にはわからん
- スベン
- わかるのは人狼だ
- ミーシャ
- だめだ
- スベン
- ……大丈夫だ
- ミーシャ
- …………お前も一緒に来い
- ミーシャ
- オレの言うことを聞くんだろ?
- スベン
- …………っ 耳がぴんっとなって尻尾が揺れます
- カピーシュカ
- じゃあこうしましょう
- カピーシュカ
- 私が隣の家に魔法で火を放ちます、その好きにスベンさんは逃げる
- カピーシュカ
- 私たちは状況によっては消化を手伝うなどしてやりすごしましょう
- カピーシュカ
- どうせ彼らには私がやったとはわからないはず
- シノハ
- それはさすがに新たな火種を生むのでは
- ミーシャ
- そんなことしてボヤで済むかどうかわからねぇだろうが
- スベン
- ……俺が消火活動した方が安全ではあるな
- カピーシュカ
- 私たちが消火活動したということは彼らにとって疑念を払拭させるいい手立てだとは思いますが
- カピーシュカ
- スベンさんがそれをやってしまうと、消火活動中に何をされるかわかったものではありませんね……
- Cコール
- カピーシュカ様、落ち着きましょう。もっと穏便に全員で脱出する方法を考えましょう…!
- カピーシュカ
- じゃあコール、外の人たちを信用して狼の状態で出てごらんなさい?
- カピーシュカ
- 止めないわよ?
- Cコール
- うう…それでも同胞もカピーシュカ様も危険に晒すわけにはいかんのです…。
- シノハ
- そもそも全員で脱出しなくてもいいんじゃないですか
- シノハ
- 疑われているのは人狼なわけですし
- スベン
- …………その通りだ
- ミーシャ
- …………シノハ
- Cコール
- シ、シノハ君!その言い方は一緒に竜退治した仲間にあんまりじゃあないかね!?
- スベン
- 事実そうであるから仕方ないですよ、コール教官
- カピーシュカ
- そうね、流石シノハさん物事を正しく捉えているわね
- ミーシャ
- …………
- Cコール
- そうであっても、そうであってもだね…
- シノハ
- いざとなったら表の人たちにはわたしが説明しますし
- Cコール
- じゃあ、わ、私も狼の姿になってスベン君と残る!
- シノハ
- 万一捕まったとしても捕まってる間に新たな犠牲者が出たら疑いは晴れると思いますし
- Cコール
- わかった、それでいい!
- スベン
- ……コール教官はカピーシュカ殿とシノハ殿とミーシャ殿の護衛をした方がいいと思います
- Cコール
- い、いやだ!
- Cコール
- カピーシュカ様は私より強い!ミーシャ君だってシノハ君だって!
- カピーシュカ
- まあコールが捕まるというのは一つの手ね
- カピーシュカ
- スベンさんとコールが一緒に捕まっていれば
- スベン
- ここで囮が二人いても仕方ない
- カピーシュカ
- 私にはあなたたちの位置が大体わかる
- カピーシュカ
- 仮に外の人たちがあなたたちを隠しても追うことが出来るでしょう
- Cコール
- 囮が二人になれば、それだけ残りの三人も退避できる時間を稼げるはずだ!
- Cコール
- それで…それで皆が要らぬ疑いをかけられないなら
- Cコール
- 行ってください…
- ミーシャ
- チッ…………もういい
- ミーシャ
- 行くぞシノハ
- スベン
- ミーシャをじっと見つめます
- シノハ
- シノハは引っ張られていきます
- カピーシュカ
- ふう……このヤギは随分とせっかちね
- カピーシュカ
- といいながらついていきます
- ミーシャ
- シノハの手を引いて扉から出ようとします。
- スベン
- コール教官がここに残るならひとまず三人の脱出経路の安全確保をしてきますとミーシャの後についていきます
- Cコール
- えっ…
- Cコール
- わ、わかった…任せたまえ…。
- Cコール
- 狼の姿に変わります(絵は人間のまま)
- スベン
- 人間のままでも問題ないと思いますけど……
- スベン
- (止めないけどw)
- Cコール
- だって、だってその方が引き付けられるだろう!?
- Cコール
- 行くんだ皆!
- ミーシャ
- 外に出ます。
- カピーシュカ
- ついていきます
- Cコール
- さ、幸い
- Cコール
- 私の狼の姿を見た人間は、この街にはいないだろう…いないと…思う…。
- Cコール
- だから、私が君達とは関係のない人狼として引き付けるのがきっと一番…
- Cコール
- 一番いいんだああああああぁぁぁぁぁ
- Cコール
- と狼形態で外にダッシュします。
- ミーシャ
- コールが走り出したのを横目で見ながらミーシャはシノハの手を引いてその場を後にしようとします。
- 集まっていた村人
- 見かけない人狼が向こうに行ったぞー!
- カピーシュカ
- ついていきます
- スベン
- 狼になり走り出したのを見て首を振り、ミーシャについていきます
- スベン
- ポジティブ:村人の注意をうまく逸らし脱出に成功
ネガティブ:囮作戦が失敗。全員捕まってしまう。
- シノハ
- うーんうーん
- シノハ
- じゃあネガで
- 鍬をもった人間
- おい!おまえら!どこいくんだ!?
- シノハ
- シノハがネガをゲット
- ミーシャ
- …………(聞こえないふりをして歩きます。)
- カピーシュカ
- あらあら
- 鍬をもった人間
- やましいことがあるからこそこそと逃げてるんだろう人狼共め!
- ミーシャ
- …………走るぞ
- ミーシャ
- シノハの手をつかんで駆け出します。
- 鎌で武装した町人
- お前らの仲間に人狼がいるのはわかってるんだ!
- 集まってきた人間
- さっきの変な中年人狼だってどうせ囮なんだろう!?卑怯な奴らだ!
- カピーシュカ
- やれやれ、ドラゴンから救ってあげたというのに何て言い草かしら
- 鍬を持った人間
- ……そ、それとこれとは話が別だ!
- 鍬を持った人間
- 逃げるシノハの手を掴みます
- カピーシュカ
- !
- シノハ
- わたしたちはあんな大変な思いをしてドラゴン退治をしたんですよ
- 鍬を持った人間
- お前が殺したんだろう!!!!人狼も人間も!
- シノハ
- それなのに……(と目を伏せます)
- ミーシャ
- !!!(ぐんっと引っ張られて止まります。)
- 集まってきた人間
- ……結局、別の危険をもってこられちゃ有難みもないんだよ!
- 集まってきた人間
- ミーシャの手を引っ張ります
- ミーシャ
- っ…………オレたちに触るな!!
- カピーシュカ
- いい加減にしなさいあなたたち
- カピーシュカ
- ごうごうと手に炎をたたえています
- 集まってきた人間
- ほ、ほらみろ!これが本性だ!あれはドラゴンの炎だぞ!
- カピーシュカ
- 私たちが疑われるのは無理はありません、でもシノハさんに手を出すというのなら話は別です
- スベン
- ミーシャを手を引っ張る手を解こうとしてフードがとれます
- 集まってきた人間
- 奴等ドラゴンと通じてやがったんだ!
- 棒を持った町人
- こっちにも人狼がいるぞ!!!
- 集まってきた人間
- とりかこめ、あと水もってこい!
- ミーシャ
- クソっ…………こいつら…………
- アルバート
- まあまあ君たち、ちょっと落ち着こうじゃないか
- アルバート
- とイケメン金髪の腕の立ちそうな青年が割って入ります
- 町人
- あっアルバートさん……
- スベン
- …………怪訝そうな顔で男を見ます
- 集まってきた人間
- アルバートさん、なんでこんな所に……
- ミーシャ
- …………なんだお前
- アルバート
- 彼らもいきなり犯人扱いされたら反発するのも無理はないし
- 通りすがりの女性
- きゃーーーアルバート様よーーー!!!
- アルバート
- ここは冷静にまずは話し合おうじゃないか?
- 村人
- アルバートの言うことなら……一理あるな……
- 集まってきた人間
- アルバートさんが言うなら…従いますけど……
- アルバート
- と君たちに剣をちらりと見せながら言ってきます。
- 鍬をもった人間
- アルバートさんがおっしゃるなら……と鍬を降ろします
- ミーシャ
- …………なんだこの状況
- カピーシュカ
- ふう、一人はまともなのがいたわね
- スベン
- …………まともか?(ぼそっ
- アルバート
- というわけで勇者御一行様、恐縮ですが詰所までご同行願っても?
- カピーシュカ
- まあ、事情聴取というかたちならしょうがないでしょう
- アルバート
- 念のためですがこうでもしないとこの場が収まらないのでね
- スベン
- ミーシャをじっと見ます
- ミーシャ
- …………なんでお前らの都合に合わせなくちゃいけないんだ?
- ミーシャ
- どうせ適当な理由で全員殺すつもりだろ
- アルバート
- 殺すつもりならこんな回りくどいことはしないさ
- ミーシャ
- 俺たちは無罪なんだ、こんなことをされる覚えはねぇぞ、とシノハの手をにぎります。
- アルバート
- ならはっきりと無罪だって証明してほしいな、そう時間は取らせないよ
- ミーシャ
- …………
- シノハ
- ……はあ、その方が早そうですね
- ミーシャ
- シノハ…………!?
- スベン
- ミーシャ殿、ここはひとまずこいつに従っておいた方がよさそうだ
- ミーシャ
- …………
- カピーシュカ
- 焼き尽くすだけならいつでもできますからね
- シノハ
- たしかにそうですね
- ミーシャ
- おい、お前、と斧を取り出して金髪の男に向けます。
- アルバート
- おっと妙な真似はよせよ
- アルバート
- といつの間にか剣を抜いています
- ミーシャ
- 約束しろ、確かな証拠がない限りは俺たちは無罪だ
- ミーシャ
- もし適当な理由をでっち上げて危害を加えるようなら
- ミーシャ
- お前の首を跳ねる
- アルバート
- もちろん、そんな冤罪なんてこちらも願い下げだよ
- ミーシャ
- …………誓ってか?
- アルバート
- 誓う誓う
- アルバート
- だからそんな物騒なものは下げてくれ
- ミーシャ
- …………フン、と斧を下げます。
- アルバート
- じゃあ、この場は俺が預かる!
- アルバート
- ほらみんな仕事に戻った戻った!
- カピーシュカ
- 助かりました、おかげで一つ村を焼き尽くさねばならないところでした
- アルバート
- おいおい、またそんな物騒なことは冗談でも言わないでくれよ
- ミーシャ
- チッ……面倒なことに巻き込まれた……
- スベン
- (コール教官は無事なんだろうか……)
- スベン
- ちらっと突撃しただろう方向へ目をやります
- アルバート
- もう一人出て行った人狼がいたはずだが……?
- ミーシャ
- ああ……そういえば……とコールの走って行った方を見ます。
- アルバート
- 君たちの仲間かい?(コールの人狼の姿は知らない)
- カピーシュカ
- 仲間……
- カピーシュカ
- まあ、下僕ね
- 集まってきた人間
- アルバートさん、とっ捕まえましたぜ!
- 集まってきた人間
- ほら!キリキリ歩け!
- Cコール
- 縄でぐるぐる巻きにされたコールがしょんぼり顔で戻ってきます。
- ミーシャ
- …………
- カピーシュカ
- これはこれは……随分な格好になったものね、コール
- スベン
- …………
- Cコール
- ……面目ない。
- アルバート
- じゃあこれで勇者御一行は揃い踏みってわけだ
- アルバート
- ちょっとご足労願うよ
- シノハ
- というところで次にバトンタッチします
- system
- [ シノハ ] 黒 : 2 → 3
- カピーシュカ
- おつかれさまでした
- シノハ
- 今日はここまでで!おつかれさまでした
- ミーシャ
- お疲れー
- スベン
- お疲れさまでした
- Cコール
- おつかれさまでした。
- system
- [ ミーシャ ] 白 : 3 → 4
- カピーシュカ
- それでは本日のセッションを始めます
- カピーシュカ
- よろしくお願いします
- Cコール
- よろしくお願いします。
- シノハ
- よろしくお願いします
- スベン
- よろしくお願いします
- ミーシャ
- よろしくお願いします!
- カピーシュカ
- じゃあ確立で行きます
- GM
- 君たち一行はアルバートに連れられて詰所の中にいます
- GM
- アルバートを囲むように椅子に座っている状態ですね
- ミーシャ
- 憮然とした表情でアルバートを睨んでいます。
- Cコール
- 人間形態に戻っておどおどしています。
- GM
- 部屋には君たちとアルバートしかいませんが、外で衛兵が出入口を警護してる
- GM
- そう君たちは認識しています
- シノハ
- 物々しいですね
- スベン
- じっとアルバートを観察しています
- アルバート
- ははは、まあ縄で縛りあげられるよりマシだと思ってくれ
- アルバート
- さて、現状をまず整理しよう
- アルバート
- 君たちは連続殺人及び連続殺人狼の一派として
- アルバート
- 街の住人から付け狙われている状態だ
- ミーシャ
- オレ達はやってねえ
- アルバート
- まあまあ
- アルバート
- 君たちも見たからわかるだろうが、ぼくはこの街では権力者として振舞える
- アルバート
- だがね、その権力をむやみやたらに行使するかどうか
- アルバート
- それはぼくの一存にかかっているわけだ
- ミーシャ
- なんだ?脅しか?
- アルバート
- 脅しじゃないさ、事実だよ
- ミーシャ
- …………
- アルバート
- まあ君たちの実力ならぼくを含め、外にいる人たちを焼き尽くしたうえで街を脱出することも
- アルバート
- まあ可能なんだろう
- アルバート
- もっともそんなことをすれば君たちはお尋ね者、まともに外も出歩けない生活が待っている
- スベン
- そちらが攻撃しない限り、こちらが攻撃するメリットはないな
- カピーシュカ
- 焼き尽くすのもタダじゃないわね
- Cコール
- もっと穏便に事が運ばないものかね…
- アルバート
- 正直ね、ぼく個人としては町を救った英雄である君たちを犯罪者として街をたたき出す
- アルバート
- そういうのはあまり趣味ではないんだよ
- アルバート
- 本来ならここでぼくのお願いを聞いてもらい、街の人たちをぼくが説得する
- アルバート
- これが一番美しい流れだと思うんだ
- Cコール
- ………。(叩き出されるくらいなら別にいいなあと考えている。)
- スベン
- …………話し合いで解決するならそれに越したことはない。解決できるならば
- シノハ
- まあ、疑われたままでは居心地もよくありません
- ミーシャ
- …………お願いだぁ?(何をさせる気なんだか、どうせろくな話じゃない)
- アルバート
- ところが、ところがだ
- アルバート
- 外の喧騒、ただことじゃない
- アルバート
- 君たちに仕事をさせようと外に出したら何が起こるかわかったものではない
- アルバート
- それこそこの詰所ごと焼き尽くされかねないよね
- アルバート
- じゃあどうしたらいいか、どうしたらいいと思う?
- ミーシャ
- オイ、いい加減にしろよ
- スベン
- このまま話し合いはついたと我々を街の外に出すのが一番だと思うが?
- シノハ
- もう少し理性的な対応をして欲しいですね
- ミーシャ
- そっちが勝手に疑ってここに連れてきたんだ、お前が何とかするのが筋だろうが
- アルバート
- 話し合いがついた、で済む状態ではない気がするな
むろん町人たちが無茶苦茶な理論で君たちを犯人扱いしているのは知っているが
- Cコール
- ……人狼が疑われているのであれば、私とスベン君を外へ追放すればいい。
- アルバート
- 個人的に助けたいってだけだから別に助けるのは筋だと思ってないな
- Cコール
- それで何も起きなくなるなら、それは我々の責任だったのかもしれないし、何かが起き続けるなら我々は関係がないという事になる…はずだ。
- アルバート
- 人狼が疑われているから追放、というのはあまり穏やかじゃないな
結局街の中で人狼が差別され続ける事実に変わりはない
- アルバート
- ぼくは君たちを助けたいが、この街も助けたい
- Cコール
- この街のみの信用を得た所で…。我々は貴方方人間の差別には慣れている。
- アルバート
- その辺はこちらの勝手だが、さっきのようにお尋ね者として一生生きていくことを考えれば取引の余地があると思わないかい?
- スベン
- 犯人扱いというのも完全な言いがかりだからな……それを貴方が煽った可能性もある
- アルバート
- 確かにそれはそうかもしれない、だがこうなった以上経緯はもういいんじゃないかい?
- アルバート
- これからのことを考えよう
- ミーシャ
- いい加減にしろよ、と立ち上がってアルバートの胸倉をつかみます。
- アルバート
- おお、ぼくを殺すのかい?
- シノハ
- まあまあ、まずはその"お願い"を聞いてからでも遅くはないですよ
- ミーシャ
- さっきからお願いだぁ取引だぁ適当ぬかしやがって
- ミーシャ
- なに考えてるか知らねえが助ける義理もないオレ達をここに押し込めて、碌なことをさせるつもりじゃないのは分かり切ってる
- アルバート
- 助ける義理がない?
- アルバート
- とんでもない、君たちは一応この街の恩人なんだよ?
- アルバート
- もっともこの街の住人はおろかにも信用してくれなくなってしまったが
- アルバート
- っと遠い目をします
- ミーシャ
- …………てめぇは何を考えてやがるんだ
- Cコール
- ……そんなに愚かと断じる人間達にも、貴方の言葉なら聞き入れると?
- アルバート
- いや、そこまでうぬぼれちゃいない
- アルバート
- 信用してくれないなら、信用できるような情報を渡そうってわけさ
- アルバート
- 特に君たちにやってもらうこともない
- ミーシャ
- ハァ?
- アルバート
- まあ敢えて言うなら騒ぎが収まるまでこの詰所の中でじっとしていてくれ
- アルバート
- それくらいのことさ
- アルバート
- 早い話が、君たちの代わりに犯人を用意する
- シノハ
- ……
- ミーシャ
- 思わずつかんでいた手を離します。
- スベン
- …………
- アルバート
- 聞く気になったかい?
- ミーシャ
- …………意味が分からねぇ
- アルバート
- よし、とりあえず
- アルバート
- エルサットをここへ!
- GM
- アルバートが声をかけると衛兵が小汚い男を連れてやってきた
- アルバート
- 彼はエルサット=ニーヒ
- アルバート
- この街でもちょっと名の知れた……悪党でね
- エルサット
- へへへ……人狼殺し以外の悪いことなら大体やったぜ……
- アルバート
- もっとも下着泥棒が専門だけどね
- シノハ
- 本当に自分で言う人初めて見ました
- スベン
- エルサット氏はそれでいいのか……?
- Cコール
- 君は全てを聞かされているのか?
- エルサット
- へへへ、まあ合意の上でさあ
- アルバート
- つい昨日、婦人の家に忍び込み両手両足、頭に下着を巻き付けているところを捕縛したところだ
- ミーシャ
- サッとシノハとエルサットの間に守るように立ちます。
- Cコール
- 一応カピちゃんの前に出ます。
- アルバート
- そしてぼくは彼と交渉した
- アルバート
- 彼をこの街から永久追放する代わりに今までの罪はすべて問わない、とね
- ミーシャ
- …………そいつがどうなろうと知ったことじゃねぇが
- ミーシャ
- オレ達が街を出て行けばいいだけならそのまま外に出させればいいだろ
- アルバート
- そうじゃない
- アルバート
- まあ簡単に説明するとこうだ
- アルバート
- 彼を真犯人だということにして町人の前に突き出す
- アルバート
- そして証拠として……
- GM
- アルバートはゴソゴソと何かを取り出します
- アルバート
- これが被害者を切り裂いた爪ということにする
- GM
- アルバートが取り出したのは血塗られた鉄の爪です
- シノハ
- ……用意周到ですね
- アルバート
- 随分昔に戦いで使われていたもののようだ
- スベン
- …………ほう
- ミーシャ
- …………そいつ、街のやつらに殺されるぞ
- アルバート
- もちろんそのつもりだ
- ミーシャ
- は…………?
- ミーシャ
- エルサットの方を見ます。
- Cコール
- エルサット君、大丈夫?理解してる?
- エルサット
- へへへ、旦那大丈夫ですぜ、アルバートの旦那なら問題ねえ
- アルバート
- 町人たちに殺させるのさ、磔刑というかたちでね
- アルバート
- もちろんエルサット本人ではなく人型の方だけどね
- ミーシャ
- なんだよといった表情でため息をつきます。
- スベン
- 人型と簡単にばれると思うが……
- アルバート
- そこで火を使う
- アルバート
- 火を使って磔刑にしたエルサット人形を焼き
- アルバート
- 長槍を使って刺させるのさ
- スベン
- ……それならばれる可能性も多少は少なくなるな
- アルバート
- 人間の視界というものはあいまいなものだ、火を使って正確さを奪う
- アルバート
- 一番バレそうな顔には麻袋をかぶせる、これで多少の事ではバレない
- アルバート
- 興奮状態の人間が気付くのは至難の業だろう
- アルバート
- エルサット本人は磔刑台の下で皆が寝静まるのを待ち、脱出という算段だ
- シノハ
- ……やりたいならやればいいんじゃないですか
- スベン
- 悲鳴も本人があげられるということか
- アルバート
- そうだね
- ミーシャ
- まあ…………オレ達にとっちゃうまい話ではある
- Cコール
- ………
- ミーシャ
- お前らにメリットがあんのかそれ?
- アルバート
- ある
- アルバート
- 人狼と人間の不和……
- アルバート
- それを一人の人間のせいにして多少なりとも改善できる
- アルバート
- 今現在は最悪の状態だ
- アルバート
- 街の大恩人であるはずの君たちにまで手を掛けようとしている
- アルバート
- 人狼がいる、ただそれだけの理由で
- ミーシャ
- ……………………真犯人はどうするんだ
- アルバート
- 実はそれについては見当がついている
- ミーシャ
- は?
- ミーシャ
- おい、じゃあそいつを殺せば済む話だろうが!!
- スベン
- …………ではこんな面倒なことをせず、その真犯人を捕えればよいのでは?
- アルバート
- まあそうなんだろうね
- アルバート
- 君たちの中にいるということを除けばね
- ミーシャ
- ……………………なにを
- アルバート
- だから 取引 なんだ
- アルバート
- 君たちの中にいる真犯人はわかっているはずだ
- アルバート
- 真犯人の罪は問わないし、英雄として祭りあげよう、この危機も脱す協力もしよう
- アルバート
- だからしばらくの間ここにいてくれ、ということさ、もちろんすべてが終わったら出て行ってもらうけどね
- ミーシャ
- オレ達はやってねぇ!!!と声を荒げますが少し声が震えています。
- スベン
- 仮に本当に真犯人が我々の中にいるのならとてもいい取引だろうな
- アルバート
- ああ、確信はある、今ここで誰なのか示してもいいが……それはやめておこう
- アルバート
- 誰にとっても得がない
- Cコール
- ………いい加減にしろよ!若造!我々を弄ぶのも愚弄するのも許さん!
- Cコール
- 私は帰る!
- アルバート
- 激高するのはいいがね
- アルバート
- こちらとしても町人が殺されているんだよ……
- Cコール
- 我々がやっていないと言っているんだ。やっていない!
- スベン
- ……我々の中にいなくても、現状我々は街の人々に疑われている。犯人をでっちあげて彼らの気がおさまるならそれなりのメリットはある、と俺は思うが
- アルバート
- 君は怒ればいいかもしれないが町人の怒りはどこに向けたらいい?
- アルバート
- 教えてくれ、あなたは確か教官だったよね?
- Cコール
- 知らんな、責任を取るのが上に立つ者の仕事だ。
- Cコール
- 貴様がきっちり収めればすむ話だ。
- スベン
- ああいう興奮した輩はいくらこちらが犯人じゃないと訴えたところで聞く耳持たないのは身をもって実感したでしょう、コール教官
- Cコール
- ………ふん。
- アルバート
- 言っておくけどぼくは責任者じゃないぜ
- アルバート
- あくまでも
- アルバート
- あくまでも一介の市民として動いている
- カピーシュカ
- コール、興奮するのもいいけど今は静かにしてなさい
- Cコール
- なら尚の事貴様の事なんぞ知った事か!
- カピーシュカ
- それこそ騒ぎが外に聞こえたら町人が飛び込んできかねないわ
- Cコール
- ………ぐっ。
- カピーシュカ
- 彼には確信があるようだけど、それはそれ
- カピーシュカ
- 今は両者にとって得になる道を選ぶべきよ
- Cコール
- ………私は、あなたに従います。カピーシュカ様、決断はお任せします。
- カピーシュカ
- よろしい
- Cコール
- (と、ドアから出ていこうとしますが?)
- カピーシュカ
- 魔法でねじ伏せますね
- Cコール
- コールを?
- カピーシュカ
- はい
- カピーシュカ
- あなたは鎖がないとだめなの?
- Cコール
- じゃあ言います。
- Cコール
- 厠です!放してください!
- カピーシュカ
- アルバートさん?お手洗いはどちら?
- アルバート
- その奥の扉の中さ
- Cコール
- ……ふん。
- カピーシュカ
- だそうだわよ
- カピーシュカ
- スベンさん、一応……
- スベン
- …………わかった。ついていこう
- スベン
- スベンはコールのあとについていきます
- Cコール
- 心配しないでも、カピーシュカ様。貴方を置いて独断行動をしようとは思いません。
- Cコール
- ですが、それがあなたの望みなら。スベン君、すまないが頼む。
- スベン
- コールの言葉に頷きます
- アルバート
- さて、ぼくからは以上だ
- ミーシャ
- …………お前
- ミーシャ
- なんでオレ達の中に犯人がいると思うんだ
- シノハ
- ……
- アルバート
- まあ目撃証言、物証いろいろさ
- アルバート
- あまり踏み込んだことは言えないな、特に真犯人がいる中ではね
- アルバート
- まあこの言葉を信用するかどうかは真犯人じゃない人にとっては信じがたいかもしれないがね
- シノハ
- そんな疑心暗鬼をあおっても無駄です
- アルバート
- 絆は強いというわけか
- アルバート
- まあそれならそれでいい、やることは同じさ
- シノハ
- この中で一番計画的なのはアルバートさん、あなたじゃないですか
- アルバート
- ……そうかもね、これでも一応町一番のキレ者として通ってるんだ
- シノハ
- 街の人達がいつまで信じてくれるか見ものですね
- アルバート
- 肝に銘じておくよ
- ミーシャ
- …………オレ達がいなくなった後また殺しが始まるだけだ
- アルバート
- その時はその時だよ
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- ……その茶番はいつやるんだ?
- アルバート
- そうだな、あと1時間くらいしたら日が落ち始める
- アルバート
- 日の入りとともに始めよう
- アルバート
- 日の入りに町人の前でエルサットの罪を暴く
- アルバート
- そして磔刑にするころには完全に日は落ち、町人の視界を奪うだろう
- アルバート
- 煌々と燃える磔刑台の炎のみが明かりとなり
- アルバート
- さらに判断力は落ちる
- ミーシャ
- …………勝手にしろ
- ミーシャ
- 椅子にドカッと腰かけて机に脚をあげます。
- アルバート
- まあうまくやってみせるさ
- アルバート
- それでだ、君たち側にも証人は必要だろう?
- アルバート
- 確実に事が進んだことを確認する証人が
- アルバート
- ぼくがエルサットを連れて行き、ただ戻ってくるだけでは何が起こったのかもわからないだろう?
- ミーシャ
- 別に見たくねぇよそんな下らねぇもん
- アルバート
- もちろん外の喧騒くらいは聞こえるだろうけどね
- カピーシュカ
- まあ、確かにアルバートが何もせずに帰ってきて
- カピーシュカ
- 私たちを罠にはめる……そういうことも考えられなくはないわね
- ミーシャ
- …………
- シノハ
- そうなったらカピーシュカさんが改めて燃やせばいいだけです
- カピーシュカ
- まあそれはそうね、振りだしに戻るだけだわ
- アルバート
- そうなってしまってはぼくも焼かれてもしょうがないね
- アルバート
- まあそんなわけだから……そうだな
- アルバート
- カピーシュカくん、シノハくん
どちらかにご同行願いたい
- GM
- と、ここでネガポジ!
- ミーシャ
- シノハはダメだ
- GM
- ポジがカピーシュカ
ネガがシノハ
- ミーシャ
- ミーシャは必然的にポジティブ
- Cコール
- キャラ的にはシノハちゃん(ネガティブ)選ばないとだな
- スベン
- うううーーーん
- スベン
- 面白そうだからネガ!!!!
- シノハ
- じぶんでいくのめんどくさいからポジです
- GM
- じゃあ1D100でいきまっしょい
- スベン
- 1d100 (1D100) > 76
- ミーシャ
- 1D100 (1D100) > 5
- Cコール
- 1D100 (1D100) > 31
- シノハ
- 1d100 (1D100) > 26
- GM
- それではポジ(カピーシュカが行く)ということで
- カピーシュカ
- それなら私が行くわ
- ミーシャ
- …………
- カピーシュカ
- 炎の使い手としてこれ以上の適役はいないはずだもの
- カピーシュカ
- それにしてもコール遅いわね
- ミーシャ
- 逃げたんじゃないか?
- カピーシュカ
- それはないわ
- カピーシュカ
- 逃げたら、私にはわかる
- スベン
- (コール氏を待ちつつ尻尾の毛づくろいをしてます)
- ミーシャ
- フン
- カピーシュカ
- よし、じゃあこの辺でバトンタッチ!!
- Cコール
- 了解。
- s
- カピーシュカは白ダイスをGETしました
- system
- [ カピーシュカ ] 白 : 1 → 2
第二幕二巡目
- Cコール
- では第二幕、残響前の最終手番をはじめます。
- Cコール
- 確立です。PL的にミーシャちゃんがスベン君の父親を殺したというのは理解している上で
- Cコール
- TRPGにはそぐわないかもしれませんがクリーンコールの記憶の独白で描写させて下さい。
- Cコール
- では。
- Cコール
- アルバート邸でつい激昂してしまった私が頭を冷やしに厠へ向かう際
- Cコール
- ………私は過去に起こった事件を思い出していた。
- Cコール
- アルバートの名を聞き、話を聞いて胸糞悪い案件にますます当時の記憶が鮮明になってしまった。
- Cコール
- その事を思い出したのは少し時、後先考えず思いだけで囮役になっていた先程の事だ。
- Cコール
- ―――走る。走る。人狼の姿で走る。
- Cコール
- この姿で走るのも随分と久しぶりな気がする。
- Cコール
- 私は人狼だ。本来の姿、そして獣が逃げているのだ。不慣れな人間の形よりも頭がよく冴える気がした。
- Cコール
- 人間に悪意を向けられる。ジクジクとしたこの湿度と猿の匂い。
- Cコール
- この空気は私は過去に経験したベルク村での出来事を思い出させた。
- Cコール
- 人狼は人間に戦で負けた歴史を持つ。
- Cコール
- 故に人狼は社会的地位は高くない、戦力として"飼われる"ものだ。
- Cコール
- だが、いやだからこそ武勇で名を上げれば人間社会でも所謂人権を持つことができる。
- Cコール
- 私が紅茶を嗜むようになったのも、幸運にも少し発言権を得ることが叶い
- Cコール
- その時に、所謂高貴な人間のありがちな趣味を真似た事がはじまりだったのだが
- Cコール
- …まあこの話はいいだろう。
- Cコール
- 私は、スベンの父ベルンハルトとは旧知の中だった。
- Cコール
- 彼はとても気性の荒い人狼ではあったが、杯を交わせば人狼社会の事を憂い
- Cコール
- そして息子に対する自分の接し方を迷い、我々は負けた相手に服従するという掟に悩み
- Cコール
- それ故に教育と考え与えたやり過ぎた愚行を贖罪するかのように零す
- Cコール
- 息子の事をいつも気にかけている男、ごく普通の父親だった。
- Cコール
- いや、まあ普通よりちょっと手が早かったのは否定しないけれども。
- Cコール
- ある日、そんな私とベルンハルトにベルク村を壊滅させるよう、"高貴な光"と名乗る人間から命令が下った。
- Cコール
- 自らを大層な名前で呼称する奴だとは思ったが、末端に過ぎなかった我々には関係のない事だ。
- Cコール
- 理由は知らされない。知る必要もない。大方戦争を起こす出汁にでも使う気なのだろう。
- Cコール
- ベルク村、そこはベルンハルトにとっては因縁の場所でもあった。
- Cコール
- 我々は人狼というだけで差別される事は既に慣れていたが、彼はそこで妻を失っていた。
- Cコール
- その時たまたまベルク村の近くに居を構えていたベルンハルトだが、そこで彼の妻は重い病を患った。
- Cコール
- 彼はベルク村を頼ったが、人狼を恐れ、憎む人々は病に苦しんでいた妻を診る医者は勿論
- Cコール
- 誰一人として救おうと力を貸す村人は居なかったという。
- Cコール
- 故に、ベルンハルトの力の入り具合は傍で見ていて恐怖すら感じた。
- Cコール
- 彼だって最悪の事態は予想はしていたはずだ。憤りは自分の浅慮さへの事だったのかもしれない。
- Cコール
- だがその時の彼は、それをぶつける相手を必要としていた。
- Cコール
- 私達は入念に計画を重ね、朝方の早い時間に決行すると決めた。
- Cコール
- ……だが決行当日
- Cコール
- 私はその場所に向かう事を躊躇してしまった。
- Cコール
- 失敗に対する恐怖、人間に対する恐怖、彼の憎悪を目撃する恐怖。
- Cコール
- 卑怯な私はその光景を目にする勇気が持てず、行動を起こすまで時間にラグを作った。
- Cコール
- 空が赤い、早朝ではあったが朝焼けではない。
- Cコール
- 森が燃えている。村が燃えている。
- Cコール
- 村は酷い有様だった、生き残っている者は…恐らく居ないだろう。
- Cコール
- 彼は一人でこの作戦を完遂したのか?
- Cコール
- 私はベルンハルトの姿を探した。
- Cコール
- すると
- Cコール
- 割とすぐに見付かった。
- Cコール
- 見付けてしまった。
- Cコール
- これは。
- Cコール
- ベルンハルトの死体だ。
- Cコール
- どういう事だこれは。周囲に生者の気配はない。だが、ベルンハルトも死んでいる。
- Cコール
- 酷い有様だった、頭が割られ腹は内部から爆発したかのように弾けており、一目で死んでいると理解できてしまう。
- Cコール
- 一方で作戦もまた一目瞭然、完了している。では誰がベルンハルトを殺した?
- Cコール
- 人間にこのような芸当ができるのだろうか?
- Cコール
- 我々以外にも刺客がいた…?それとも村の誰かにやられたのだろうか?
- Cコール
- ………私も、狙われている?
- Cコール
- 慌てて私はその場から逃げ出した。
- Cコール
- 夢中で逃げて逃げて
- Cコール
- ふと我に返る。
- Cコール
- 私は何をしているのだ。友のあの、あの無残な遺体をそのままにして逃げるなど
- Cコール
- 友に対して、友と交わした杯に対して不義理であると…思った。
- Cコール
- 私は怯える己を必死で抑え、息を殺し村へと戻った。
- Cコール
- ……だが。
- Cコール
- ベルンハルトの遺体が見つからない。
- Cコール
- 最早狙われているかもしれないリスク等忘れて、村中を探し回った。
- Cコール
- だが、やはり遺体は見つからず私は最初に辿り着いた場所に戻ってくる。
- Cコール
- 私の脳が此処だと告げている、私の鼻が此処だと告げている。現に地面に広がったベルンハルトの血はそのままなのだ。
- Cコール
- 遺体だけが、無い。消えてしまっていた。
- Cコール
- 近くの家の木柱が焔に弾ける音で自分を取り戻した。
- Cコール
- とりあえずここに遺体はない。
- Cコール
- 私の見間違いだった…のかもしれない。
- Cコール
- 私に呆れたベルンハルトは先に戻って報告を済ませる事にしたのかもしれない。
- Cコール
- そして私も報告に帰り、任務の成功報酬としてある程度の財産と、士官学校での指導を言い渡された。
- Cコール
- ベルンハルトは、戻っておらずそれから私の前に姿を現す事もなかった。
- Cコール
- 私はスベンの家にベルンハルトの名で報酬と士官学校の紹介状をそっと届け、その時の事を忘れるようと過ごした。
- Cコール
- そして今私は、再び思い出した。
- Cコール
- 私は混乱している、未だに答えはでない。ベルンハルトはどうなった?
- Cコール
- ここでネガポジです。
- Cコール
- ポジティブ/ベルンハルトはやはり生きていたのだ。生きて、姿を消した。彼は私を憎んで復讐に来た?私は彼に詫びなくてはならない。
- Cコール
- ネガティブ/ベルンハルトはやはり死んでいる。誰かがベルンハルトを殺し、隠した。私は彼に償わなければならない。
- スベン
- ネガにしとこ!ミーシャと別れた後からあまり殴られなくなったけど不仲は変わらず、戦場で殺されたパパはパパだったけどパパじゃなかったんや……
- カピーシュカ
- ネガで……!
- シノハ
- うーんネガですかね……
- ミーシャ
- 一応決まったけどポジティブを選択
- Cコール
- ではネガティブで少し進めます。
- Cコール
- ベルンハルトはやはり死んだのか…。
- Cコール
- ………何れにしろ、私はベルンハルトに対して償わなくてはならない。
- Cコール
- そして、スベン君とカピーシュカを守らねばならない。
- Cコール
- 例え、命に代えても。
- Cコール
- それにしてもアルバート…Albert…Adalbrecht。高貴な光、か…。
- Cコール
- ……と、いかん。そろそろ戻らねば。
- スベン
- もう大丈夫ですか?コール教官
- Cコール
- ああ、すまない。大丈夫。少し顔を洗ってた。
- Cコール
- 年をとるとすぐヒートアップしちゃっていかんね。
- Cコール
- じゃあ、皆の所に戻ろうか。
- スベン
- はい、とコールの後を追う様についていきます
- Cコール
- そんな訳で二人は皆の元に戻るのでした。
- Cコール
- 手番をスベン君に渡して、今日はここまでかな。
- スベン
- お疲れさまでした
- Cコール
- お疲れさまでした。
- ミーシャ
- お疲れ様!
- カピーシュカ
- おつかれさまでした
- シノハ
- お疲れさまです
- Cコール
- じゃあ黒ダイスもらっておくよお
- system
- [ Cコール ] 黒 : 3 → 4
- スベン
- では始めます!よろしくおねがいしますー
- シノハ
- よろしくお願いします
- Cコール
- よろしくー
- ミーシャ
- よろしくお願いします!
- カピーシュカ
- よろしくお願いします!
- スベン
- では確立します
- スベン
- 二人に問題なければコール氏はカピーシュカちゃんに着いてってもらってもいいですか?
- スベン
- 二人がアルバートに続いて出ていき処刑を始めにいったところから始めたいです
- アルバート
- さてと、時間だ、行こうか
- Cコール
- 了解しました。コールはカピちゃんに付いていました。
- カピーシュカ
- ええ、行きましょう
- スベン
- スベンは二人を見送ります
- Cコール
- アルバートとカピーシュカの間に入るように歩きます。
- スベン
- さて……二人が一緒なら大丈夫だな……呟いてとミーシャとシノハを見ます
- スベン
- 俺たちはここから脱出しよう。わざわざここで待っている必要もないだろう
- ミーシャ
- …………あいつらはどうするんだ?とカピーシュカとコールが出て行った扉を顎で指します。
- スベン
- あの二人ならどうとでも切り抜けられるだろう。そのぐらいの戦力はある。
- シノハ
- さすがに彼女たちを生贄にするみたいで気が引けますね
- ミーシャ
- …………まあどっちでもオレは構わない、シノハに従う
- スベン
- 生贄は別にいる。むしろアルバートとかいうやつが我々に協力的ならあいつが助けるだろあの二人は。
- スベン
- 本当に善意ならな
- ミーシャ
- …………あの男は信用ならねぇ
- スベン
- 同感だ
- ミーシャ
- シノハ…………どうする?
- シノハ
- 真犯人を知っているとか言っていましたけど
- シノハ
- わたしはアルバートさんが怪しいと感じます
- スベン
- …………
- スベン
- …………その可能性もある
- シノハ
- 用意周到すぎです
- ミーシャ
- …………なるほど……確かにそうだ
- スベン
- 我々に恩を売って……何かやらせるつもりかもしれん
- ミーシャ
- オレもそうおもってたところだ
- シノハ
- このままアルバートさんの筋書き通りではいけません
- ミーシャ
- 元からあの変態野郎に罪を擦り付けるつもりでいたが、思わぬところでオレ達がやってきて恩を売れると踏んだのかもしれねぇ
- スベン
- …………権力者というものはそういうものだからな
- ミーシャ
- 反吐が出る
- ミーシャ
- シノハ、やっぱり逃げたほうがいいと思う
- スベン
- 何人か見張りがいる。そいつらをどうにかしてここからさっさと抜けだすぞ
- シノハ
- 逃げるよりもこういうのはどうですか
- シノハ
- ”アルバートさんの嘘をあばく”
- スベン
- …………どうやって?
- シノハ
- 真犯人のでっちあげ自体が嘘なのですから
- シノハ
- 燃えている人形の火を消せば偽物だとすぐわかります
- シノハ
- そしてそんなことをできるのはアルバートさんだけ
- スベン
- …………民衆はあの男を異様なまでに信頼している。リスクが高い。
- ミーシャ
- アイツらのあの男に対する反応は確かに心酔しきってる風だったからな……
- シノハ
- そのままバレなくても結果は変わらないですし
- スベン
- まあそうだな……
- シノハ
- 幸い水魔法の使い手もいます
- スベン
- …………
- スベン
- 消すだけなら簡単だ
- ミーシャ
- …………オレはとにかく早く町を出たいけど
- ミーシャ
- まあ出ていく途中でやればいいのか……?
- スベン
- 俺はこの見た目だ。俺が声をあげたところで誰も聞く耳を持たんぞ。
- スベン
- …………シノハ殿にあの男を糾弾することができるのか?とシノハを見ます
- シノハ
- わたしが言い出したことですから
- ミーシャ
- いや、いい、オレがやる
- スベン
- …………いや、ここはシノハ殿の方が適任だ
- ミーシャ
- アレは人形だ!本物の人間じゃないぞ!とかなんとか叫べば誰かが確認しようとするだろ
- ミーシャ
- オレ達はそのまま町を出ればいい
- スベン
- 少し考え込んでシノハに目をやります
- シノハ
- そうですね、火が消えればみな異常だと気づくと思いますし
- スベン
- 火を消しただけであの民衆がアルバートを疑うかは……あやしいな
- ミーシャ
- その時はその時だ
- シノハ
- どう言い訳するのか興味はあります
- スベン
- …………危険そうならさっさと逃げるぞ
- スベン
- 詰所の出入り口から堂々とでるか……?
- シノハ
- 外の見張りはどうにかします
- スベン
- …………ふむ
- スベン
- …………どうにかできる手段があるんだな
- シノハ
- さあどうでしょうね
- ミーシャ
- シノハが……?とちょっと困惑した表情を浮かべます
- スベン
- お前がそういうならできるんだろう。そのぐらいの信用はしている。
- ミーシャ
- 危険だ、とシノハの手をつかみます。
- ミーシャ
- オレとスベンで後ろから殴って気絶させればいい
- スベン
- ……出入口までの見張りは俺がやろう。行くぞとドアを出ます
- ミーシャ
- スベンに続きます
- シノハ
- 後ろからついていきます
- スベン
- 道中は問題なく見張りを気絶させさくさくと出入口まで来ました
- ミーシャ
- (これなら問題なさそうだ……)
- シノハ
- 追い打ちで睡眠魔法をこっそりかけておきます
- スベン
- 出入口を出ると……何故か見張りが寝ています
- スベン
- …………シノハに目をやります
- シノハ
- ずいぶん疲れていたようですね
- ミーシャ
- フン、間抜けな野郎だぜ
- スベン
- …………まあいい。さっさと行くぞ
- ミーシャ
- 念のため寝ている見張りを締め落としてからその場を後にします。
- スベン
- スベンたちはでっちあげた真犯人の処刑が決行されている広場までやってきました
- ミーシャ
- (結構な数いるな……)
- スベン
- 民衆は異様なまでに盛り上がり、磔にされた人形に石を投げわめきちらしています
- 町人
- うおおおお!!!
- 町人女
- こいつが犯人なのね!!!!
- 町人
- 殺せええ!!!今すぐ殺せえ!!!
- 街のおっさん
- 早くやってくれよ!!!
- 酔っ払い
- アルバート様のおかげでこの街はまた平和になった!!!
- ババア
- ありがたや……ありがたや……
- 人狼の男
- お前のせいでオレ達人狼が疑われたんだ!!!
- スベン
- …………シノハ殿、ミーシャ殿、どうする?本当に消すか?
- スベン
- 二人をじっと見ます
- ミーシャ
- この盛り上がりで叫んでこいつらに聞こえるかどうか……
- 若者
- ヒャッハー!!!こいつが焼け死ぬところが見たいい!!!!
- スベン
- 磔にされた人形に火が点火されました
- スベン
- ごうごうと燃え始め、うめき声が聞こえてきます
- 町人
- うおおおおお!!!
- ミーシャ
- ……あの変態なかなか役者だな
- 近所のお爺さん
- これで……この町も平和になる……
- おっさん
- もっと燃えろォ!!!
- シノハ
- そろそろ頃合いです
- スベン
- その言葉に頷いて水魔法を発動し、火を消します
- おっさん
- な!?なんだ!!!??
- 町人
- 何が起こったんだァ!?
- アルバート
- な、なんだ!? いったい何が起きたんだ!?
- 過激な町人
- おい、火が足りてねえぞ!
- 過激な町人
- そこらへんの松明も投げ込んじまえ!
- 油屋
- 簡単に消えないように油持ってくるから待ってろ!!
- ミーシャ
- 火が消えて民衆がざわざわとしているところで
- ミーシャ
- みろ!!!あれは偽物だ!!人間じゃない!!人形だぞ!!!
- ミーシャ
- と叫びます
- 町人
- な、なんだってー!?
- ミーシャ
- その後シノハの手をつかんで走って町から出ます
- 町人
- いやそんなはずはないだろ……
- 過激な町人
- 偽物でもいいんだよ!燃やせ燃やせ!
- 過激な町人
- オレは火が見たいんだ、ハッハー
- シノハ
- あっ、とミーシャに引っ張られるがままです
- ミーシャ
- チッ……あいつら狂ってやがる
- ミーシャ
- 行くぞスベン!!
- スベン
- ミーシャの声に頷き、走り出します
- スベン
- とここでネガポジ
- スベン
- ポジティブ:
アルバートさんがそんなことするはずない……まさか……と民衆は戸惑いの目をアルバートに向ける。人形だとばれてしまう。
アルバートを殺せ!というヤジが飛んできてその声はだんだんと大きくなり異様なまでに殺せコールが広がっていく。
- スベン
- ネガティブ:
アルバートさんがそんなことするはずないじゃないか!と民衆はより激昂し、あいつが火を消した犯人だ!とスベンを指をさす。誰も人形かどうか確かめない。
魔術師を捕まえろ!仲間もだ!と民衆は三人(シノミースベ)を捕まえようと襲いかかってくる
- ミーシャ
- ネガティブで
- Cコール
- んー順当にいくとネガティブなんだけど
- Cコール
- アルバート嫌いだからポジティブ。
- シノハ
- 仕組んだ側なのでポジです
- カピーシュカ
- ここはネガで
- スベン
- 1D100でどうぞ
- ミーシャ
- 1D100 (1D100) > 80
- カピーシュカ
- 1D100 (1D100) > 70
- シノハ
- 1d100 (1D100) > 8
- Cコール
- 1d100 (1D100) > 36
- シノハ
- 仕上げを御覧じろ
- スベン
- 持ってる女、シノハ……
- スベン
- スベンは白ダイスを入手します
- 町民
- ほ、本当に人形だぞ……
- 町民の女
- あ、アルバートさん!どういうことなんですか!
- 酔っ払い
- アルバートの野郎嘘ついてたのか!俺らに!
- カピーシュカ
- カピーシュカはアルバートを疑う素振りをします
- 町人A
- 俺達をだましやがったな!!!
- 町人B
- こいつが真犯人じゃないのか!!!
- 近所のお爺さん
- ずっと信じておったのに……
- Cコール
- 冷めた目でアルバートを見てます。
- アルバート
- 違う!!君たちは誤解をしている!!!!
- 過激な町人
- なんだよなんだよ、燃やす対象が変わっただけじゃねえか!
- 過激な町人
- 燃やせー!
- 町人C
- そうだそうだ!!こいつが真犯人だ!!殺せー!!
- アルバート
- や、やめろ!やめないか!手を放せ!
- 町人D
- へへへ、前からお前の顔は気に入らなかったんだ!女どもをたぶらかしやがってよぉ!!
- スベン
- どうやらうまくいったようだが……この街は異様だ
- 過激な町人
- おい、油屋!油はまだかよ!?
- ミーシャ
- 同感だ……早く離れよう
- 油屋
- オラアお待ちい!!!
- スベン
- コールに視線をやり顎で逃げ出せと合図をします
- 油屋
- ってウオオ!誤ってアルバートに掛けちまったぜえ!!
- 過激な町人
- ハッハッハー火だァ!赤ぁイ!楽しいなあオイ!
- シノハ
- 何の未練もないですし早く去ったほうが良さそうです
- 町人
- (オラア!!尻を出せ尻を!!!女にしてやるぜえ!!)
- アルバート
- やめ、やめろ……うわああああああああ
- Cコール
- スベン君の視線に気づいてカピちゃん引っ張ります。
- カピーシュカ
- これは……ちょっと異常ね……
- カピーシュカ
- 行きましょう
- Cコール
- はい、近づかれませんよう。
- カピーシュカ
- 本当はまとめて焼き尽くしたいところだけど……
- 町人
- オイ!!アルバートのやつ俺らに剣を向けたぞ!!やはりこいつが!!
- Cコール
- カピーシュカ様の炎を汚す必要もありますまい、離れましょう。
- ミーシャ
- 喧騒に乗じてシノハの手を引き町を後にします。
- スベン
- 街を後にして手番を次に回します
- シノハ
- もうわたしたちのことなんか忘れてますね
- 過激な町人
- もっと火だ、火をおこせ!こりゃ懐かしい!キャンプファイアーだ!楽しいなァ!
- ミーシャ
- ミーシャ、シノハ、スベンは難なく町の外へと逃れます。
- ミーシャ
- なんだったんだあの町の連中は……
- ミーシャ
- 町からは狂乱の声が聞こえ空に赤い炎と煙が立ち上っています。
- スベン
- ……洗脳されてるのか疑うほど狂ってたな。あの街の民衆は
- シノハ
- ドラゴンという大きな存在が急にいなくなったからかもしれません
- シノハ
- 共通の敵を求めていたのかも
- スベン
- シノハをじっと見つめてから気づかれないように首を振ります
- ミーシャ
- アイツら二人生きてんのか……?
- ミーシャ
- ミーシャが町を振り返って見ていると
- ミーシャ
- 走ってこちらへ向かうカピーシュカとコールが見えます。
- Cコール
- 殿で走ってきます。
- カピーシュカ
- ふう、何とか追いついたわね
- ミーシャ
- ……生きてたみたいだな
- カピーシュカ
- まあ逃げ出すのは簡単よ
- カピーシュカ
- あの人たち……もう人間と呼べないもの……
- Cコール
- 追手も、いない…かな。
- ミーシャ
- コールが心配して後ろを振り返りますが今のところ追手は見えません
- Cコール
- 大丈夫なようだ。
- スベン
- まさかこんなことになるなんてな……と深く息を吐きだします
- シノハ
- 本当ですね
- カピーシュカ
- こっちも驚いたわよ、まさか消すなんてね
- カピーシュカ
- 儀式めいたあの裁判は粛々と進んでいた
- カピーシュカ
- でも狂乱の炎にのまれていたのは彼ら自身だったみたいね
- スベン
- …………あの様子だと誰でもよかったんだろうな。真犯人は
- ミーシャ
- まったく…………余計なことに巻き込まれた
- ミーシャ
- ドラゴンを倒しに来ただけだってのになんでこんな目に合わなくちゃならねぇんだか
- シノハ
- せっかくドラゴンを倒したというのにひどい目に会いました
- ミーシャ
- シノハの言葉に頷きます
- Cコール
- とりあえず、全員無事だ。何よりだ!
- スベン
- コールの言葉に小さく頷きます
- カピーシュカ
- ここからはゆっくり離れましょう
- ミーシャ
- まだ暗いがしかたねぇ……ここにいても危険だ
- カピーシュカ
- まあこの暗闇ではそう簡単には追ってこれないと思うけどね
- カピーシュカ
- いずれにせよ離れましょう
- スベン
- 夜目が効くから先導する と周囲を警戒しながら街を離れます
- GM
- スベンを先導に全員で夜道を進みます。
- GM
- 大分離れたところまでやってきましたが隣町まではまだまだかかりそうです。
- ミーシャ
- シノハ、大丈夫か?
- シノハ
- まだまだ大丈夫です
- ミーシャ
- …………ここらで野営にしよう
- スベン
- …………わかった
- スベン
- と野営の準備を始めます
- シノハ
- さすがにここまで来れば見つからないです
- ミーシャ
- ミーシャはシノハを適当なところに座らせて足などに怪我がないかチェックします。
- シノハ
- 大丈夫ですよ、たいていの傷は魔法で治りますし
- ミーシャ
- うん、でも傷が残るといけないから
- ミーシャ
- 大丈夫そうだと安心すると野営の支度をします。
- カピーシュカ
- (見せつけてくるわね……)
- スベン
- …………食料を買っておくべきだったな。あまり手持ちがない
- Cコール
- 食料…食料か…
- ミーシャ
- まあ仕方ない、今日だけの辛抱だ
- ミーシャ
- オレが見張りに立つからお前らは寝ろ
- スベン
- ドラゴン退治の準備した残りの固くてあまり美味しくない携帯食料をひとまず皆に配ります
- カピーシュカ
- あまりこれ好きじゃないのよね……
- ミーシャ
- 受け取って口に放り込んでいます
- シノハ
- 食べられるだけありがたいです
- Cコール
- 荷物をごそごそしてたコールは
- Cコール
- スープの缶詰なら見つけたよ。
- スベン
- 眉をしかめながらもぐもぐしていたスベンはコールの言葉に耳をぴんとさせます
- Cコール
- 温めて配ろう。
- カピーシュカ
- スープに浸して食べれば少しはマシかしら
- ミーシャ
- …………
- スベン
- ないよりはマシだな……(尻尾がちょっと揺れます
- GM
- 皆で携帯食料とスープを分け合い、一心地着きます。
- ミーシャ
- オレ達は明日は隣町で宿をとる
- ミーシャ
- お前らは適当にしろ
- カピーシュカ
- あら、奇遇ね、私もそうしようと思ってたのよ
- ミーシャ
- …………
- スベン
- …………俺も着いて行く。護衛ぐらいにはなるさ
- Cコール
- なら、まだもうしばらくは皆一緒という訳だな。
- ミーシャ
- …………フン、勝手にすればいい
- ミーシャ
- とにかく今日はもう寝ろ、明日もまだ歩く
- ミーシャ
- 日の出と同時に出発する
- シノハ
- ミーシャにありがとうとお礼を言って寝入ります
- スベン
- 二時間後に交代に来る。そうしたらミーシャ殿も寝てくれ。
- カピーシュカ
- じゃあ眠らせてもらうとするわ
- カピーシュカ
- コール?
- Cコール
- はい、なんでしょう?
- カピーシュカ
- ほら、いつもの
- Cコール
- えっ
- Cコール
- ……仕方ない。スベン君。あんま見ないでね。
- スベン
- えっ
- Cコール
- 狼状態で伏せます。
- カピーシュカ
- コールのおなか当たりで横になって寝ます
- スベン
- ………………
- Cコール
- ………………
- スベン
- 少しだけ羨ましそうに二人を見てすぐに眼を逸らします
- Cコール
- あ、今!情けないって思ったでしょスベン君!
- ミーシャ
- …………(うんざりしたような表情でコールとカピーシュカを見ています)
- スベン
- いや……情けないとは……二人は仲がいいのだなと
- カピーシュカ
- これが主従関係という……ものよ……
- カピーシュカ
- と言いながら寝入ります
- Cコール
- やりたくないんだけど。やらないと、後が、怖い
- ミーシャ
- お前ら黙って寝ろ!!
- Cコール
- ミーシャ君も無理しないでね、いつでも代わるから。
- Cコール
- そのまま伏せて目を閉じます。
- スベン
- これが主従関係……なのか……?とちょっと首を傾げます
- ミーシャ
- (代わる……オレは枕になるのはごめんだ)
- スベン
- ちらっとミーシャをみつつ自分のテントでふつーに寝ます。二時間したら起きてきて交代しようとします
- シノハ
- すやすや……
- GM
- しばらく間をおいて皆寝息を立て始めます。
- GM
- 静まり返った街道側の森の中で
- GM
- ミーシャの顔を赤い炎が照らしています。
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- (あの男…………もう生きてはいないだろう)
- ミーシャ
- ミーシャは先ほどの光景を思い出しています。
- ミーシャ
- (…………あれでよかったのか?)
- ミーシャ
- 本当にアイツが犯人だったんだろうか?とミーシャは逡巡し始めます。
- アルバート
- 君たちの中にいるということを除けばね
- アルバート
- 君たちの中にいる真犯人はわかっているはずだ
- ミーシャ
- あの言葉は本当に……自分たちを利用するために吐いた口から出まかせで
- アルバート
- まあ目撃証言、物証いろいろさ
- アルバート
- あまり踏み込んだことは言えないな、特に真犯人がいる中ではね
- アルバート
- まあこの言葉を信用するかどうかは真犯人じゃない人にとっては信じがたいかもしれないがね
- ミーシャ
- 自分たちを利用するために、あんな茶番を行ったんだろうか?
- スベン
- …………ミーシャ殿、交代しようとミーシャの背後から顔を出します
- ミーシャ
- ビクッと肩が跳ねます
- スベン
- ミーシャの横に座ります
- ミーシャ
- あ……ああ……もうそんなに経ったのか……
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- ミーシャはその場から動かずにスベンを見ています
- スベン
- …………どうかしたのか?
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- なあ……スベン……あいつ……本当に犯人だったと思うか?
- スベン
- …………真犯人だという可能性の話なら限りなく低いと俺は思っている
- ミーシャ
- えっ…………
- スベン
- ただ、何かを企んでいたのは間違いないだろう
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- もし、アイツが犯人じゃないのなら、あそこまでされる必要があったのか……
- スベン
- あの街の民衆は明らかにおかしかった。何らかの薬か……魔術か……
- ミーシャ
- どういうことだ…………?
- スベン
- ……生物の心臓なら儀式にも使えるだろう。確か死んだ人狼の心臓が繰りぬかれていた。真犯人がそう仕向けた可能性もある。
- スベン
- ただそうするメリットはわからんな。俺たちを狙いたかったのかアルバートを陥れたかったのかはわからない。
- スベン
- 愉快犯かもしれないしな……
- ミーシャ
- それにしちゃ手が込み過ぎてる……
- ミーシャ
- しばらくの沈黙の後
- ミーシャ
- スベン、もし……
- スベン
- ミーシャに顔を向けます
- ミーシャ
- いや……やめよう……
- ミーシャ
- 立ち上がり、寝床へ向かおうとします
- スベン
- …………間違っていたらすまないが、シノハ殿のことだろうか
- ミーシャ
- 立ち止まります
- スベン
- 一緒にドラゴン退治をした仲間を疑いたくはないが……シノハ殿は正直怪しい
- スベン
- しかし証拠も確証もない。彼女が何も言いださないなら追求もしなくていいだろう。
- ミーシャ
- シノハは!
- ミーシャ
- そんなことをするような…………(声を落とします)
- スベン
- …………真実を追求することが必ずしも正しいことではない
- スベン
- ミーシャ殿がシノハ殿を信じているならそれでいいじゃないか。何も問題はないはずだ。
- ミーシャ
- …………
- スベン
- 俺も怪しいとは思いこそすれど追求するつもりはない
- ミーシャ
- シノハは…………誰よりも幸せにならなくちゃいけないんだ
- ミーシャ
- そうじゃないといけないんだよ…………
- ミーシャ
- シノハの寝顔を見ながらつぶやきます
- ミーシャ
- スベン、覚えてるか?
- スベン
- …………?
- ミーシャ
- 覚えてないか……無理もないな……お前小さかったし
- スベン
- 何の……話だ?
- ミーシャ
- オレ達、会ったことがあるんだ
- ミーシャ
- スベンに向き直ります
- スベン
- …………………はっ……?(目を見開きます)
- スベン
- いや、いや…………だって……そんなはずは……
- ミーシャ
- 小さな白い花畑
- スベン
- …………なんで……
- ミーシャ
- お前はいっつもボロボロでうずくまって
- スベン
- …………あの人は死んだと……思っていた
- ミーシャ
- …………
- スベン
- ……俺の父親があの村を滅ぼしたんだ
- スベン
- そのことを知ったのはずっとあとだ
- ミーシャ
- そうか…………お前の父親だったのか…………
- スベン
- だから……俺は……と顔を下に向けます
- ミーシャ
- ならみんなの仇はオレがうったってわけだ
- スベン
- …………俺は……人狼を恨んでいる
- スベン
- 人狼はこの世から居なくなればいいと思っている
- ミーシャ
- …………
- スベン
- どんな経緯があったかは知らないが我が同胞が村を滅ぼしたのは事実だ。
- スベン
- …………すまないと頭を下げます
- ミーシャ
- 最初は…………お前のことを恨んでた
- ミーシャ
- オレがお前に会いに行っている間に、シノハ以外の村人全員が死んでいた
- スベン
- …………っ
- ミーシャ
- 人狼なんかに会いに行ったせいで、お前に変な情けをかけたせいで
- ミーシャ
- シノハもオレも、居場所を失ったんだって
- ミーシャ
- でも……そうじゃないだろ
- ミーシャ
- オレがお前に同情してたのと村が滅んだのは関係ないことだ
- スベン
- …………多分あそこで会えてなかったら……俺はどっかで野垂れ死んでたと思う
- ミーシャ
- …………そうか
- スベン
- 今の俺がいるのはあの人が……俺に優しい言葉をかけてくれたから、だと
- スベン
- ずっと感謝したかったんだ……
- ミーシャ
- ………………
- スベン
- 真実を知って合わせる顔がなかったが…………年に何回かはあそこで待ってた
- スベン
- 無事だったらいいんだ……いや何もよくないな……うん……
- スベン
- 正直混乱している……と頭を抱えます
- ミーシャ
- ハハ……そりゃそうだよな
- ミーシャ
- オレもお前のことに気が付いた時驚いた
- ミーシャ
- お前こーんな小さかっただろ?
- スベン
- そ、そんなに小さくはなかったと思うが……
- ミーシャ
- そうだったか?
- ミーシャ
- まあとにかく馬鹿でかくなったもんだから
- ミーシャ
- 気が付くのに時間がかかったよ
- スベン
- あの人はとても大きいイメージがあった。こんな小さかったのか……
- ミーシャ
- ガッカリしたか?すまねぇな、夢を壊しちまって
- スベン
- 驚きの方が大きいな……
- ミーシャ
- …………あの村
- ミーシャ
- オレはそのうち出ていこうと思ってたんだ
- スベン
- …………そうだったのか?
- ミーシャ
- シノハの方をチラッと見ます
- ミーシャ
- ああ
- ミーシャ
- もう覚えちゃいないだろうがお前にも確か昔話したが……オレには家族がいない
- ミーシャ
- 父親も母親も小さいときに死んだらしい、シノハとシノハの両親が家族見たいなもんだったが
- スベン
- …………ふむ
- ミーシャ
- 本当はいつまでも世話になりたくなかったんだ
- ミーシャ
- シノハの両親はいつもオレを気にかけてくれた、それこそ本当に家族みたいに接してさえくれた
- スベン
- …………良い人たちだったんだな
- ミーシャ
- ああ、本当に
- ミーシャ
- でも、シノハとその家族を見てるといつも
- ミーシャ
- なんだか惨めな気持ちにもなった
- ミーシャ
- 勝手だと思うだろうが……
- スベン
- …………その気持ちはわからんでもない
- ミーシャ
- …………そうか
- スベン
- 幸せそうな家族を見るたびにどうしようもなく虚しい気持ちになった事もあった。幼い頃の話だが
- ミーシャ
- …………お前のそういうところが放っておけなかったのかもな
- スベン
- はは……似た者同士だったのかもしれないなあの頃は
- ミーシャ
- どこか…………遠くに行きたかったんだ
- ミーシャ
- 村もシノハも関係ない、オレの、オレだけの居場所を見つけたかった
- スベン
- …………次に会えたら、言おうと思っていた
- スベン
- 一緒に……どこか遠い街に行かないか、と
- ミーシャ
- そうだったのか?
- スベン
- あの後、死に物狂いでいろいろと試して魔術の才能があることがわかったんだ
- スベン
- いい加減人狼社会に嫌気が指していたし……だからダメ元で一緒にいけないかと……
- ミーシャ
- あの時なら……それもよかったかもな……
- ミーシャ
- 遠い目で焚火の炎向こうを見つめています
- ミーシャ
- シノハを、幸せにしてやりたいんだ
- スベン
- …………知ってる
- ミーシャ
- 人狼のことを考えなくてもいいくらい、あの時のことを忘れられるくらい幸せに
- ミーシャ
- …………シノハはきっと人狼を憎んでる
- スベン
- そうだろうな……
- ミーシャ
- でもダメなんだそれじゃ、人狼への憎しみに……復讐に囚われてほしくないんだ……
- ミーシャ
- だから…………もしシノハが人狼殺しの犯人なら……
- ミーシャ
- オレは止めたい……
- スベン
- ………………
- スベン
- …………俺はミーシャ殿の幸せを一番に願っている
- ミーシャ
- …………
- スベン
- 服従することが俺の望みではあるが……それよりも何よりもただミーシャ殿の幸せを願っている
- スベン
- …………シノハ殿を見張るか?
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- ネガポジ入れます。
- ミーシャ
- ポジティブ:それでもシノハへの信頼を貫き通す。
ネガティブ:シノハの監視をスベンに頼む。
- ミーシャ
- …………スベン、お前になら
- ミーシャ
- オレと似てるお前になら
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- 頼む
- スベン
- …………了承した
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- 少し寝る。見張りを頼む
- スベン
- まあ何もなければいい話だ。真犯人でなければ今までと何もかわらないからな。
- ミーシャ
- …………そうだな
- スベン
- …………寝るといい
- ミーシャ
- 寝床へ向かう途中に立ち止まり
- ミーシャ
- スベン
- スベン
- 耳を動かします
- ミーシャ
- あの時、会いに行ってやれなくてごめんな
- スベン
- ………………
- スベン
- …………いいんだ。生きててくれたならそれで
- スベン
- 振り向かずに言います
- ミーシャ
- ………………そか
- ミーシャ
- そのままシノハの横に行って眠ります。
- スベン
- 火をじっと眺めながら少し周辺を警戒しつつ夜が明けるのを待ちました
- ミーシャ
- シノハへ手番を渡します。
- system
- [ スベン ] 白 : 2 → 3
- system
- [ ミーシャ ] 黒 : 0 → 1
- シノハ
- それでは今日のセッション始めたいと思います
- カピーシュカ
- よろしくお願いします
- Cコール
- よろしくお願いします。
- シノハ
- よろしくお願いします
- ミーシャ
- よろしくお願いします
- スベン
- よろしくお願いします
- シノハ
- では確立で
- シノハ
- ミーシャが横に来て寝たのを確認してからそっと起き上がります
- シノハ
- 寝ている3人に眠りの魔法をかけて
- シノハ
- 見張りをしているスベンに近づきます
- シノハ
- スベンは反応しない?
- スベン
- ちらっと後ろを見てまた火をじっと見つめますね
- スベン
- (気づいたけど別にという感じ)
- シノハ
- 何も言わないんですね
- スベン
- ……今更何かいうこともないだろう
- スベン
- 何か用か?
- シノハ
- 用というほどではないのですが
- シノハ
- スベンさんはミーシャの幸せを一番に臨んでるのですよね
- スベン
- ……聞いてたのか
- シノハ
- 聞こえてしまいました
- スベン
- そうか。それで?
- スベン
- 焚火に枝をそっと投げます
- シノハ
- それならおとなしく心臓を捧げて頂けますか?
- スベン
- ここでミーシャ殿に……お前がやったとバレずに殺せるならいいぞ
- スベン
- 昨日の今日だ。確実にお前が怪しまれるだろうな……
- シノハ
- そうですね、それは困りますね
- スベン
- ミーシャ殿はお前が人狼殺しだと確実に悲しむだろう。だからそれを墓場まで持っていけ。
- スベン
- それでお前は何故心臓が欲しいんだ?
- スベン
- 場合によってはバレない様に協力して殺されてやる
- シノハ
- それは……
- スベン
- …………それは?
- シノハ
- "ミーシャと子を成すため"です
- シノハ
- わたしたちはもう部族最後の二人なのです
- スベン
- ……ほう
- シノハ
- 血を絶やさぬためにはこの秘術が必要です
- シノハ
- 魔力の高い人狼の心臓……簡単に見つかるものではありませんでしたね
- スベン
- …………なるほどな
- スベン
- ふむ……と考え込みます
- スベン
- …………まずここで殺すのはダメだ。
- スベン
- 次の街に行って俺がこのパーティーの離脱を申し出る
- スベン
- 皆に別れを告げてから消えるなら怪しまれる可能性は低くなるだろう。そうだな……夜にでも街を離れるから街の外に出たら殺せばいい。
- シノハ
- この場で書き置きでもいいのですが
- スベン
- 話が聞こえていたならわかるだろう。お前はミーシャ殿に疑われている。
- シノハ
- 確かにそれも困ります
- スベン
- ここで俺の心臓が抜き取られた遺体があったらお前が怪しまれる。俺の遺体を消して行方不明にしても同じことだ。
- シノハ
- そうですね、それではスベンさんの案でお願いします
- シノハ
- ここで揉めてもお互い益は無いですし
- スベン
- ……そうしてくれると助かる
- スベン
- 息を深く吐き出します
- Cコール
- ……………
- Cコール
- ………むにゃむにゃ
- カピーシュカ
- ……スゥ……スゥ……
- ミーシャ
- …………
- シノハ
- それではネガポジです
- シノハ
- ポジ:やはり今が確実です。気が変わる前に心臓を手に入れなくては。
ネガ:魔法が効きづらかったのか起きている人がいるようです。ここでは躊躇します。
- カピーシュカ
- うーん悩むけど……ここはネガで!!
- ミーシャ
- 全自動ネガティブ
- スベン
- ネガしか選べないのちゅらい
- Cコール
- さて、どうなるか
- シノハ
- どうにか面白い選択肢にはしてみました
- system
- [ シノハ ] 黒 : 3 → 4
- シノハ
- 他のメンバーの気配に気づいて躊躇します
- シノハ
- ではまた明日 といってミーシャの横に戻ります
- スベン
- 振り向かないまま頷きます
- シノハ
- というところでカピーシュカにバトンタッチです
- カピーシュカ
- じゃあ……そうだな……確立で……?
- カピーシュカ
- ではカピーシュカは魔法によって深い眠りに落ち夢を見ます
- カピーシュカ
- それはカピーシュカの過去の夢です
- カピーシュカ
- ……それで……心臓が必要だと……?
- シノハ
- はい
- カピーシュカ
- なるほど、それは人間の魔力ではダメなのかしら?
- シノハ
- 古文書によれば魔力の高い人狼の心臓となっています
- シノハ
- 試した例があるわけではないのでわかりませんが
- カピーシュカ
- なるほど……といっても人狼が高い魔力を持つなんて話あんまり聞かないわね
- シノハ
- もしかしたらドラゴンの心臓より珍しいかもしれないですね
- カピーシュカ
- ふむ……難しい問題ね……
- カピーシュカ
- としばらくの沈黙ののちにカピーシュカはひらめきます
- カピーシュカ
- そうだ、最近私を組織に勧誘しようとしてきている人狼の男がいるのよ
- カピーシュカ
- その男にゆっくり莫大な量の魔力を注ぎ込むことで魔力の高い人狼ということに出来るかもしれない……
- シノハ
- たしかにそういう方法もありですね
- カピーシュカ
- ただし……結構時間はかかると思うのよ
- カピーシュカ
- 一度に私の魔力を注ぎ込めば死ぬかもしれない
- カピーシュカ
- 彼を私の魔力的従者にしてしまい、本人の気づかぬうちにゆっくりゆっくり魔力を注ぎ込む
- カピーシュカ
- あなたはたまに私を訪ねに来て経過を見る……
- カピーシュカ
- なんなら一緒にクエストをこなして彼の成長ぶりを見る……そんなのもありかもしれないわね
- カピーシュカ
- あなた……待てるかしら?
- シノハ
- 今までも結構待ってきましたしそれくらいは大丈夫です
- カピーシュカ
- そう、ならゆっくりとことを進めることにしましょう
- カピーシュカ
- 途中でちょうどいい人狼が見つかるかもしれないしね
- シノハ
- むしろ楽しみかもしれません
- シノハ
- 初めて物事が動いていると実感してますから
- カピーシュカ
- カピーシュカはシノハの背中にそっと触れ
- カピーシュカ
- 汝の向かう先に幸あらんことを
- カピーシュカ
- とつぶやき、自室の外へ誘います
- シノハ
- それではまた
- カピーシュカ
- ええ、またね
- カピーシュカ
- (本当なら……私の心臓が役に立てばよかったのに……)
- カピーシュカ
- というところでいったん夢が終わります
- カピーシュカ
- そして次なる夢がまた始まります
- カピーシュカ
- あなた、そんな腕で私を勧誘しようとしてたの?
- カピーシュカ
- 100年早いわよ?
- Cコール
- ぐぬぬぬぬ(のされてます)
- カピーシュカ
- カピーシュカは何やら呪文を唱えています
- Cコール
- こ、小娘…それ、ヤバイ奴では…?
- カピーシュカ
- あなたたち人狼の文化には服従被服従の文化があるそうね?
- Cコール
- ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ
- Cコール
- …………はい。
- カピーシュカ
- あなた、私に従いなさい
- カピーシュカ
- といってもちゃんとそばにいてもらうために魔力で縛らせてもらいます
- Cコール
- こ、こんな小娘に……
- Cコール
- ええい、負けは負けだ。好きにすればいい!
- Cコール
- (同族見つけたら助けてもらおう…)
- カピーシュカ
- カピーシュカが呪文を唱え終わると
- カピーシュカ
- コールの頭部に魔力の烙印が押され
- カピーシュカ
- コールの額が光り、痛みと熱を感じますね
- Cコール
- ア、アチッアチチチ。ちょっと!これ何!?
- Cコール
- こんなんしなくても従いますよ!
- カピーシュカ
- これは魔力の縛り、これであなたは私からは離れられない
- カピーシュカ
- せいぜい尽くすことね
- カピーシュカ
- と頭に触れます
- カピーシュカ
- ここでカピーシュカはコールにゆっくり魔力を注ぎ込みます
- Cコール
- なんか、じゅわじゅわするなァ…。
- カピーシュカ
- カピーシュカは拒否反応がないか様子を見ているだけですが、コールにはほのかな温かみと回復魔法を受けたときのような心地よさを感じます
- カピーシュカ
- さて、じゃあ行くわよコール
- Cコール
- ………はい(諦め顔)。
- カピーシュカ
- そしてここで夢は終わり、また次の夢が始まります
- カピーシュカ
- ふーん……ドラゴン退治ねえ……(私としては実に戦いにくい相手ではあるわね……)
- カピーシュカ
- でも……コールの成長を見る、見せるにはちょうどいい機会かもしれない
- カピーシュカ
- コール……ここまでよく私に尽くしてくれている……
- カピーシュカ
- いえ、ダメよ、シノハのためだもの、心を鬼にしなくては
- カピーシュカ
- …………
- カピーシュカ
- コール、新しい依頼よ
- カピーシュカ
- 今回はドラゴンに襲われた街を救いに行くの
- Cコール
- ドラゴン、ドラゴン…。え、私達二人でですか?
- カピーシュカ
- いいえ、今回は私も戦いづらい相手、念のために助っ人を募りましょう
- Cコール
- 了解いたしました!
- Cコール
- (良かった…)
- カピーシュカ
- とりあえずこれを掲示板に貼りだして来てちょうだい
- カピーシュカ
- と、募集要項を描いたチラシのようなものを渡します
- Cコール
- 承りました、お任せください。
- カピーシュカ
- あ、それと
- Cコール
- はい?
- カピーシュカ
- これを伝令屋に
- カピーシュカ
- と手紙を出します
- Cコール
- はいはい、これを掲示板に。こっちは伝令屋ですね。
- カピーシュカ
- 中は見ないように、もっとも送り先以外が開けたら燃えるような魔力を封じ込めてあるけど……
- Cコール
- (人使いが荒い…)
- Cコール
- 大丈夫ですよ。私にそんな勇気がない事はカピーシュカ様が一番ご存じでしょう?
- カピーシュカ
- まあ……そうね、ちょっとあなたは自分を卑下し過ぎなところあるけどね
- カピーシュカ
- しばらく依頼をこなすうちにちょっと強くなったとは思うわよ
- Cコール
- そうですか!お役に立てているなら何よりです!
- カピーシュカ
- じゃあ、お願いね、コール
- Cコール
- はっ、お任せください!
- Cコール
- (ちょっと褒められてるんるんで外へ)
- カピーシュカ
- そして夢が終わり現実がやってきます
- カピーシュカ
- (……ん……いつの間にか……深く眠っていたみたい……)
- カピーシュカ
- (声が……聞こえる……)
- Cコール
- ーシュ…様ー、カピーシュカ様ー、朝ですよー。
- カピーシュカ
- (コール……、スベンさんがいる今……シノハさんにとって私は用済み……?)
- カピーシュカ
- (それは……いけない……コールを差し出し……振り向いてもらうべきか……でも……)
- カピーシュカ
- 目を開けてコールを見ます
- カピーシュカ
- ……おはよう……
- Cコール
- ん?おはようございます。朝食はもうちょっと待ってくださいねー。相変わらずスープとかしかありませんが。
- Cコール
- 紅茶ならすぐに用意できますが?
- カピーシュカ
- (……私に……殺せるのか……?)
- カピーシュカ
- 今までのコールとの思い出が走馬灯のように駆け巡り、しばらくぼーっとしています
- カピーシュカ
- ここでネガポジです
- カピーシュカ
- ポジ:今までのコールの忠誠心を鑑み、シノハへの想いを抑え、何もしない
ネガ:コールを手に掛ける決心をする
- シノハ
- 板挟みになるカピちゃんが見たいのでポジ
- ミーシャ
- コール×カピ様はやっぱり純愛なんだよ!!ポジティブ……!
- スベン
- ううううううううううんポジ……
- Cコール
- しにたくない!ポジティブ!
- カピーシュカ
- カピーシュカはコールの事を殺す勇気が出ませんでした
- カピーシュカ
- そしてその頬を涙が流れます
- Cコール
- どうしました~?大欠伸でもしましたか?紅茶用意できるので少し待ってくださいね。
- カピーシュカ
- あ、あれ……おかしい……
- カピーシュカ
- 私……涙なんて……ック……流せない……はずなのに……
- カピーシュカ
- う……うわあああ……
- カピーシュカ
- と小さく声をあげながら泣いています
- Cコール
- えっえっ、どうしました?どうすれば?
- シノハ
- どうしたんですかカピーシュカさん
- Cコール
- と、とりあえず紅茶を飲んで落ち着いてください。
- カピーシュカ
- カピーシュカはシノハを見て顔をぐしゃぐしゃにしながら
- カピーシュカ
- あなたのことが本当に好きだったのよ……ック…ック
- カピーシュカ
- といった後また泣き続けています
- Cコール
- ……………
- シノハ
- 今日はどうしたんですかカピーシュカさん
- シノハ
- いろいろあって疲れが抜けてないみたいですね
- カピーシュカ
- その後はみんなに見られながらしばらく泣いた後落ち込んだ顔で近くの町まで行くのでした
- カピーシュカ
- その後どうなったかは……神のみぞ知る……
- シノハ
- コールさんのお茶を飲めば少し落ち着きますよ
- Cコール
- どうぞ、ゆっくり召し上がってください。
- ミーシャ
- 何があったんだ?……とカピーシュカの様子を見て不思議そうにしています
- スベン
- 少し眠そうにぼんやりしながらミーシャを見ています
- カピーシュカ
- お、お、お、おしまい!!
- system
- [ カピーシュカ ] 黒 : 0 → 1
残響
- Cコール
- では残響のダイスはじめます。
- Cコール
- W1B4 白2[2] 黒21[5,6,6,4] > 黒19
- スベン
- W3B0 白11[2,3,6] 黒0[0] > 白11
- ミーシャ
- W4B1 白18[6,4,3,5] 黒4[4] > 白14
- シノハ
- W0B4 白0[0] 黒16[6,4,1,5] > 黒16
- カピーシュカ
- W2B1 白11[6,5] 黒2[2] > 白9
- Cコール
- ではとりあえずコールの残響を始めます。
- Cコール
- 人狼は基本的に魔力に耐性があり
- Cコール
- ましてやカピーシュカから魔力を注ぎ込まれていた影響もあり
- Cコール
- コールは寝たふりをしながらも昨晩のシノハとスベンの話を聞いていました。
- Cコール
- 町に到着して別れた後、そのあとスベンとシノハを二人きりにしてはいけない。
- Cコール
- そう考えていたコールは、"予め入れていた睡眠薬"がカピーシュカに効いてきたのを確認、そして宿の主人にカピーシュカを頼みます。
- Cコール
- そして、コールは意識がもう朦朧としているカピーシュカに告げます。
- Cコール
- カピーシュカ様。気付いておられましたか?
- Cコール
- あなたが私を繋いだ鎖は、貴方からの魔力供給のおかげで意味をなさなくなっていた事に。
- Cコール
- 私はスベンを助けねばなりません。
- Cコール
- だから、ここまでです。
- Cコール
- 小娘小娘と無礼な口を効きましたが、貴方は仕えるに値する人物だったと今は思っとります。
- Cコール
- では、おさらばです。どうぞお元気で愉快な人生を。
- Cコール
- そして、コールはスベンとシノハの後を追ったのです。
- カピーシュカ
- コ……ま……
- Cコール
- スベンが死ぬ事態は絶対に避ける。これは私の償いだ。
- Cコール
- ではスベン君に残響の手番を渡して終わります。
- Cコール
- 一つダイスを戻しました。
- シノハ
- お疲れさまです
- スベン
- やっちゃうね
- スベン
- 街に戻りスベンは離脱を申し出ましたが、コールにとても強く引き留められてもう一つ依頼をこなしたら離脱する条件でもう少しだけ旅をする事になります。
- スベン
- 今度はバレないように、とスベンは新たな街でも人狼を数人手にかけました。少しでもミーシャの嫌いな――否、己の憎しみの対象である人狼の数を減らす為に己の魔術で殺していきます。
- スベン
- 再び街を出る前にミーシャに時間を取ってもらいシノハについて報告をします
- スベン
- 「……シノハ殿は怪しい行動をしていたが、人狼殺しの犯人ではない。それは俺が保証する。シノハ殿は……ミーシャ殿をとても大事に思っておられるよ」
- スベン
- そう言って少し躊躇いながらミーシャの手をとってぎこちなく笑いました
- スベン
- ではミーシャちゃんに残響の手番を渡して終わります
- ミーシャ
- 街へと戻り、まだしばらく行動を共にすることが決まってミーシャは少しホッとします。
- ミーシャ
- ミーシャには今はまだシノハと二人きりになる勇気が持てませんでした。
- ミーシャ
- ……もし、シノハが人狼殺しの犯人だった時、自分は一体どうすればいいのだろう……?
- ミーシャ
- 答えは見つからないまま時間は過ぎていきます。
- ミーシャ
- 人狼の連続殺人はまだ続いているようです。
- ミーシャ
- そしてスベンからの報告を受けます。
- ミーシャ
- シノハは犯人ではない。
- ミーシャ
- 自分の手を躊躇いがちに握るスベンの手を少しだけ握り返します。
- ミーシャ
- ありがとう……シノハのことを調べてくれて。
- ミーシャ
- スベンがいてよかったよ、と少しだけ笑顔を見せます。
- ミーシャ
- その場を後にするスベンを見ながら、ふーっとミーシャはため息をつきます。
- ミーシャ
- 良かった……シノハじゃなかった……本当に良かった……
- ミーシャ
- でも……それなら人狼殺しの本当の真犯人は誰なんだろう……?
- ミーシャ
- 一瞬考え込みますが、
- ミーシャ
- いや、オレには関係のないことだ
- ミーシャ
- そう思いなおし宿屋へと戻っていきます。
- ミーシャ
- 手番をシノハへ
- シノハ
- ごめん今日はお開きでお願いします!
- Cコール
- おつかれさまでした!
- スベン
- お疲れさまでした
- カピーシュカ
- お疲れさまでした!
- シノハ
- お疲れさまでした
- ミーシャ
- お疲れ様!
- シノハ
- では本日のセッション始めたいと思います
- シノハ
- よろしくお願いします
- カピーシュカ
- よろしくおねがいします
- Cコール
- よろしくお願いします
- スベン
- よろしくお願いします
- ミーシャ
- お願いします!
- シノハ
- ではシノハはある夜、ついにスベンと一緒に宿を出ます
- シノハ
- ミーシャとカピーシュカにいつものぐっすり眠れる魔法をかけて
- シノハ
- シノハとスベンは暗い街を出て少し行った森の中で立ち止まります
- シノハ
- 「スベン、そろそろいいですか」
- スベン
- 少し逡巡したあとにシノハの目を見て頷きます
- シノハ
- 「ありがとうございます」
- シノハ
- とシノハの杖に魔力が集まっていき放たれ……
- アルバート
- やっと見つけたぞお前たち!!
- アルバート
- よくもあの街を……俺の街をめちゃくちゃにしてくれたな……!
- アルバート
- 暗くてよく見えませんがアルバートはところどころ傷ややけどの跡があるようです。
- アルバート
- 人狼殺しの真犯人が揃い踏みとはな……
- スベン
- アルバートを冷めた目で見つめて無言で魔術を発動準備をします
- スベン
- 「…………貴様も同胞だろ」
- アルバート
- よくも僕の計画を邪魔しやがって!
- アルバート
- とアルバートは人間の姿から人狼に変わっていきます。
- アルバート
- お前ごときの魔法で俺を殺せると思うなアア!!
- スベン
- 水の上級魔法を発動し、アルバートの下半身と腕を凍らせます
- スベン
- 心臓を抜き取るのはシノハ殿がやった方がいいのか?
- アルバート
- 効かんなあ! 人狼に魔法耐性があることはお前もわかってるはすだ!
- シノハ
- 下手に傷つけてしまっても困るのでわたしがやりますよ
- シノハ
- はい、とスベンに魔法バフをかけます
- スベン
- ふむ……ともう一度腕と下半身とついでに頭も凍らせます
- スベン
- あ、生きていた状態の心臓の方がいいのか?
- アルバート
- むぐ、う、うぐぐ
- シノハ
- 新鮮に越したことはないと思います
- アルバート
- うおおおお、と雄たけびを上げ魔法を解くアルバート
- スベン
- 解いた傍から凍らせていきます
- スベン
- 繰り返し、繰り返し。
- アルバート
- お前ごときの魔法が効くはずがないだろうが!
- シノハ
- アルバートさん
- アルバート
- ああ!?
- シノハ
- 面倒なので黙ってください
- シノハ
- とシノハが言うとアルバートの首がずれて地面に落ちていきました。
- シノハ
- スベンはそれが風魔法だとわかるでしょう。
- スベン
- お前……そうか……と納得したように頷きます
- シノハ
- 勝手に納得されても困ります
- スベン
- 一応こいつの心臓の適正も調べてみるか。俺を殺すのはそれからでも遅くないだろう
- シノハ
- そうですね、念のため調べておきます
- シノハ
- でも調べなくてもわかりますよ
- スベン
- ……そうなのか?
- シノハ
- こんな魔力を感じますから間違いないと思います
- シノハ
- スベンさん、おかげさまで目的が無事達成できそうです
- シノハ
- ありがとうございます
- スベン
- こんなこともあるんだな……
- シノハ
- ほんとですね
- スベン
- 目を閉じて息を深く吐き出します
- シノハ
- スベンさんもコールさんも死なないで済みました
- スベン
- コール教官も殺そうとしていたのか?
- シノハ
- みんな死なないで無事でしたねって安堵しただけですよ
- スベン
- いや、いい……もう済んだことだ。ミーシャ殿がシノハ殿が得られる幸せによって幸せになれるならそれでいい。
- シノハ
- それでは宿に戻りましょうか
- スベン
- そうだな。と頷いてから一度視線を感じてその方向をじっと見ます
- シノハ
- シノハは不自然なまでにその方向を見ません
- スベン
- そっと首を振ってシノハの後についていきます
- シノハ
- というところでカピーシュカに手番を回します
- シノハ
- あ、心臓はしっかりマジックアイテムの袋の中に入れてあります
- カピーシュカ
- それではカピーシュカは眠りから覚めます
- カピーシュカ
- はあ……何かとても長く眠っていたような……
- カピーシュカ
- 睡眠薬が強すぎたのかちょっと意識がもうろうとしています
- カピーシュカ
- なんだか、体が重い……
- カピーシュカ
- ドラゴンを倒して、狂気の村を離れて……ええと……
- カピーシュカ
- それからどう……なった……んだったっけ……
- カピーシュカ
- ここでコールに手番を回します!!!
- Cコール
- ではコールは呆然と立ち尽くしていました。
- Cコール
- 目の前で起きた出来事。
- Cコール
- スベンだけは守ろうと追いかけていた末の顛末に、思わず力が抜けます。
- Cコール
- 思わず座り込んだ目線の先には
- Cコール
- 惨殺されたアルバートの姿が。
- Cコール
- 「………お前なんか、こうなって当たり前だったんだ。」
- Cコール
- 「私達が策を弄した所で、人間には勝てないのかもしれんなぁ…。」
- Cコール
- じーっと死体を見て。
- Cコール
- 申し訳程度の墓を作ります。
- Cコール
- 「お前の墓じゃないぞ若造。同胞の墓だ。」
- Cコール
- そうしてアルバートを埋葬して
- Cコール
- 「はっ、いかん!シノハ君が心変わりしないとも限らん!」
- Cコール
- 「急いでスベン君を追いかけないと!」
- Cコール
- そうしてコールもスベン達が消えた方向へと足を進めるのでした。
- Cコール
- スベン君に手番を渡します。
- スベン
- スベンはシノハと一緒に街に戻り、何事もなかったかのように宿屋に戻りました
- スベン
- 朝、食堂でシノハと共に眠そうに起きてくるミーシャの顔を顔をみてホッと一息をついて
- スベン
- どのくらいの期間かはわかりませんが、まだもう少しミーシャの傍に居られることをひっそりと喜びました。
- スベン
- ミーシャに手番を回します
- ミーシャ
- ミーシャは朝けだるげに食堂の椅子に腰かけています。
- ミーシャ
- 最近やたら眠い日が多い気がするな……
- ミーシャ
- シノハのことだったり色々ありすぎてつかれてるのか?と考えながら朝食を食べます。
- ミーシャ
- シノハの方に目をやるとニッコリとこちらに微笑まれ
- ミーシャ
- ミーシャも表情を柔らかくします
- ミーシャ
- 朝起きてからなんだかシノハの機嫌がいいみたいだ
- ミーシャ
- 何かあったのか?と聞くとシノハは嬉しそうに頷いていたのを思い出します。
- ミーシャ
- 欲しかったものが手に入ったのだと顔をほころばせるシノハに、子供みたいに喜んでかわいいなぁとそんなくだらないことを考えて
- ミーシャ
- なんだか最近味わえなかったとても平和な時間が流れているようで
- ミーシャ
- ミーシャも機嫌よく朝食をほおばるのでした。
- ミーシャ
- 手番をシノハへ
- シノハ
- さっそく秘薬を完成させたシノハでしたが
- シノハ
- じゃあまずは……とカピーシュカを訪ねます
- シノハ
- 例の秘薬が完成したんですカピーシュカさん
- カピーシュカ
- ……そう……ですか……
- カピーシュカ
- ということは……スベンさんは……?
- シノハ
- 今日も元気ですよ
- カピーシュカ
- えっ
- カピーシュカ
- どういうこと……?
とちょっと身だしなみ整えてから部屋を出てきます
- シノハ
- ちなみにコールさんも元気ですから安心してください
- カピーシュカ
- 確かにコールとの楔が外れたのは気づいたけど……命の気配だけはしてたから……
- カピーシュカ
- じゃあ一体誰が贄に……?
- シノハ
- ひょんなことから手に入ったんです
- シノハ
- 誰も死なずに済みました
- カピーシュカ
- ひょんなことから手に入るものかしら……(今までの苦労は一体……まあよしとして……)
- カピーシュカ
- じゃあこれからどこかで儀式を?
- シノハ
- そうですね
- シノハ
- まずは本当に効果があるのか確認を
- カピーシュカ
- 誰かで試すの?
- シノハ
- カピーシュカさんしか頼める人がいないのです
- カピーシュカ
- …………!???
- シノハ
- それでは今日の夜お願いしますね
- カピーシュカ
- え、ええ……
- シノハ
- 部屋で待っててください
- シノハ
- それでは、といって部屋を出ます
- シノハ
- とここで手番をカピーシュカに回します
- カピーシュカ
- ではさっきの続きからで……!
- カピーシュカ
- (ミーシャ……一人……?)
- カピーシュカ
- (他の3人はどこへ……)
- カピーシュカ
- (コールの気配がしない……楔も外されている……?)
- カピーシュカ
- といったところでコールからの手紙に気が付きます
- カピーシュカ
- (じっくり読んでいます)
- カピーシュカ
- カピーシュカが手紙を読んでいるうちにコールの魔力の気配が近づいていることに気が付きます
- カピーシュカ
- (戻ってきた……?スベンさんは殺されてしまった……?ダメね、意識が朦朧としてみんなの気配がわからない……)
- カピーシュカ
- (とりあえずコールが殺されたわけではなさそうね……ちょっとまだ横になろう……体がおかしい……)
- カピーシュカ
- としばらく横になっていると先ほどのシノハがやってきます
- カピーシュカ
- といったところでコールにパス!
- Cコール
- では墓を作り終え、スベンも無事に街に入った所を見届けコールは少し安心します。
- Cコール
- 「上手くいった…んだろうか…?」
- Cコール
- コールは考えます。
- Cコール
- ドラゴンの心臓を手に入れていた時の、シノハの顔が頭から離れないのです。
- Cコール
- 「やはり……まだ安心は……、適当な所でスベン君と連絡をとって……。」
- Cコール
- 「………それとこの町かァ。マズイなあ……。」
- Cコール
- 「…………怒られる。」
- Cコール
- そうしてコールは野宿を決め込むのでした。
- Cコール
- スベン君に手番を渡します。
- スベン
- 離脱する理由を失ったスベンはそれから……
- スベン
- 基本的にはミーシャらと行動を共にしていましたが、たまにふらっと一人になりたい時があるようで時々パーティーを離脱していました
- スベン
- ミーシャがいない街で、森で、洞窟で無抵抗な人狼や攻撃してくる人狼を少しずつ、少しずつ殺していきます。
- スベン
- 今日も何食わぬ顔でミーシャの下に帰ってきます
- スベン
- 子供はいつできるんだろう?と若干そわそわしながらミーシャたちに珍しいお菓子のお土産と栄養のある野菜を渡すのでした
- スベン
- ミーシャに手番を渡します
- ミーシャ
- 前の手番の続きから
- ミーシャ
- その日は一日シノハは上機嫌でした
- ミーシャ
- よほど欲しかったものだったんだろうか?
- ミーシャ
- シノハがそんなに欲しいものって何だろう?
- ミーシャ
- 夕暮れ時、部屋に戻ってシノハとくつろいでいる時に聞いてみました
- ミーシャ
- なあシノハ、そんなにうれしそうにして一体何が手に入ったんだ?
- シノハ
- もうすぐ出来るんです
- ミーシャ
- ん?できる?
- シノハ
- わたしはそれがとても楽しみなんです
- ミーシャ
- んーー?
- シノハ
- すぐにわかりますからミーシャも楽しみにしててくださいね
- ミーシャ
- 夕日に包まれてニッコリとこちらに微笑むシノハの表情はなんだか穏やかで
- ミーシャ
- 慈愛に満ちた表情はまるで聖母様みたいだな……とミーシャは思います
- ミーシャ
- そして夜は更けていきます……
- ミーシャ
- 手番をシノハへ
- シノハ
- 夜も更けてきたころ
- シノハ
- 準備をしてカピーシュカの部屋に向かいます
- シノハ
- コンコンとノックをします
- カピーシュカ
- っど、どうぞ
- シノハ
- 失礼します
- シノハ
- シノハの姿は完全武装の魔術師の格好です
- カピーシュカ
- …………
- カピーシュカ
- 随分と着こんできたんですね……
- シノハ
- カピーシュカさんはすごくかわいらしい姿ですね
- カピーシュカ
- ま、まあ……
- シノハ
- 儀式もしやすくてとても助かります
- カピーシュカ
- と、とりあえず手順を聞いておいていいかしら……
- カピーシュカ
- 手に力が入っています
- シノハ
- そこのベッドで寝ていてくれれば大丈夫です
- シノハ
- わたしに任せてください
- カピーシュカ
- ……わかった
- シノハ
- 準備しますね と香を焚いたり燭台を設置したりします
- シノハ
- 普段と違う不思議な雰囲気が部屋を包みます
- シノハ
- それでは始めます
- カピーシュカ
- ま
- カピーシュカ
- 待って!
- シノハ
- どうしたんですか
- カピーシュカ
- ほ、ほ、ほ、本当に……私で試してよかったのかしら……?
- カピーシュカ
- あなたの望みはみ、ミーシャのはず……
- シノハ
- なにぶん実際使った証言などもありませんし
- シノハ
- カピーシュカさんなら魔力が強いですから万が一でも安心です
- カピーシュカ
- で、でも……成功してしまったら……
- カピーシュカ
- 私としては嬉しいけど……(本当はずっと一緒にいられる方がいいけど)
- シノハ
- あなたが大切に思うのなら愛してあげてください
- カピーシュカ
- も、もちろん……!た、大切に育てるけど……!
- カピーシュカ
- う……ううう…………
- カピーシュカ
- …………
- シノハ
- わたしもあなたの気持ちを利用していることは申し訳ないと思っています
- シノハ
- あなたを選んだことはせめてもの償いです
- シノハ
- 自分勝手でごめんなさい
- カピーシュカ
- …………
- カピーシュカ
- 穏やかな顔をしながら涙を流しています
- カピーシュカ
- 覚悟は決まったわ、お願い
- カピーシュカ
- ただ、たまに会いに来てくれますか……?
- シノハ
- 善処します
- カピーシュカ
- 目を閉じます
- カピーシュカ
- (私の魔力で儀式が失敗しませんように……)
- シノハ
- それでは力を抜いてください
- カピーシュカ
- シノハの顔が近づいて逆に力が入ります
- シノハ
- ゆっくりベッドに横になって
- カピーシュカ
- はい……
- シノハ
- シノハのひんやりした手がカピーシュカのお腹に触れます
- カピーシュカ
- あぅ
- シノハ
- もっと力を抜いて
- カピーシュカ
- はい……
- シノハ
- それではいきますよ
- カピーシュカ
- ふー…………
- シノハ
- ――――――――
- シノハ
- ――――――――
- カピーシュカ
- …………
- シノハ
- 外が明るくなってきたようだ。
- シノハ
- 小鳥の鳴く声が聞こえる。
- シノハ
- シノハの前にはベッドで汗だくになり疲れ切ったカピーシュカが横たわっている。
- カピーシュカ
- はあ……はあ……
- シノハ
- 儀式はこれで終わりです
- カピーシュカ
- そう……よ、よかったわ……
- シノハ
- 特に問題のありそうな魔力の流れはありませんでした
- シノハ
- カピーシュカさんはどうでしたか
- カピーシュカ
- そうね……シノハの魔力が流れ込んでくるのが……わかった……
- カピーシュカ
- あなたの魔力は……こんな形をしていたのね……
- シノハ
- 苦しかったりしませんでしたか
- カピーシュカ
- 大丈夫……
- シノハ
- それなら良かったです
- カピーシュカ
- あ、ひとつだけ……
- シノハ
- 何か問題がありましたか
- カピーシュカ
- おでこに
- カピーシュカ
- 手を……
- シノハ
- ?と首をかしげながら手を当てます
- カピーシュカ
- ひんやりする……
- カピーシュカ
- とそのまま寝入ります
- シノハ
- シノハはカピーシュカにタオルケットを掛けると
- シノハ
- シノハは儀式の道具を手早く片付けて部屋を出ます
- シノハ
- 自分の部屋に戻るとその一切を痕跡がないように片付けてミーシャの隣に入ります
- シノハ
- というところでカピーシュカに手番を回します
- カピーシュカ
- あれから数か月後、私は郷里で双子を産んだ
- カピーシュカ
- シノハは稀に顔を出してくれるけど、前のように頻繁に会うことはなくなった
- カピーシュカ
- 今では子供の世話をしながら昔のように占い師などをやっている
- カピーシュカ
- 子供たちはとてもかわいい、シノハとの子ということは除いても
- カピーシュカ
- でもたまに思うのだ
- カピーシュカ
- あの時受け入れてしまったことは本当に正しかったのだろうかと
- カピーシュカ
- 仲睦まじそうに一緒にいるミーシャを見ると、そう思ってしまう
- カピーシュカ
- コールは楔を完全に解き放ってからは来ていない
- カピーシュカ
- 彼は彼で人狼のために尽くしているのだろう
- カピーシュカ
- さて、そろそろ二人の子をお風呂に入れなければ
- カピーシュカ
- カピーシュカ編 完
- Cコール
- コールはずっとスベンの後をつけていました。
- Cコール
- スベン君はとっくに気付いてるんだろうな、なんて思いつつも。
- Cコール
- スベンが人狼を殺して回る後を、ひたすら墓を作って。
- Cコール
- たまにそれが仇となって犯人に間違われたりしながら。
- Cコール
- それでもスベンの後を追い続けました。
- Cコール
- そして、ある時。コールはスベンに声をかけます。
- Cコール
- 「スベン君、君の人狼への恨み。思い。そういう物は私は分かってあげられないけれど…」
- Cコール
- 「もういいんじゃないかね?」
- Cコール
- 「獣の血で汚れた手でミーシャ君の子供と向き合ったら、子供はどう感じるだろう。」
- Cコール
- 「君はミーシャ君の傍で、彼女たちを守ってあげる事に力をそそぐべきではないかい?」
- スベン
- 「………………いままで相当な数を殺したんです。彼女らの安全を守るために今更止めることなんてできませんよ」
- Cコール
- 「ふむ………」
- スベン
- 「…………それでも、貴方は殺したくないですコール教官」
- Cコール
- 「私は、君の手にならかかってもいいと思っているんだよ。」
- Cコール
- 「残念だが、君の心は分かってあげられない、君の行動も強制できるものでもない。」
- Cコール
- 「それでも」
- スベン
- 「貴方を殺すのは最後だと決めてるので…………もう俺の後に着いてこないでください」
- Cコール
- 「君はミーシャ君の、所へ頻繁に顔を出しているけれど」
- スベン
- 「……墓も必要ないです。そのままにしとけば自然に還るだけだ」
- Cコール
- 「君が万一取り逃した残党が、復讐に彼女達の村を襲ったらどうだろう?」
- Cコール
- 「墓は私が好きでやってるんだから、気にしないでよろしい。」
- スベン
- 「………………」
- Cコール
- 「ミーシャ君達を守るんだ。」
- Cコール
- 「過去の過ちを繰り返さないために。」
- スベン
- 「…………そんなんで止められたなら、とっくに止めてますよ」
- スベン
- 俯いて地面に転がった同胞に目を向けます
- Cコール
- 「止められないんじゃない、止めてないだけなんだそれは。」
- Cコール
- 「それじゃあ、君の親父と変わらないじゃないか。」
- Cコール
- 「今の君は、弱い君に衝動的に手を上げ続けてしまった親父さんと変わらないんだ。」
- スベン
- 「…………そうかもしれませんね」
- スベン
- 「……俺のことはもう放っておいて下さい。お願いですから」
- スベン
- 「……カピーシュカ殿に会いに行ってあげて下さい」
- Cコール
- 「いいや生憎だが放ってはおかない。」
- Cコール
- 「私は君とシノハ君がアルバートを殺したあの日から、もう決心しているんだ。」
- Cコール
- 「私は君の気持も過去も分からない、だから君に殺される覚悟を持ってもう一度言う。」
- Cコール
- 「ミーシャ君の所へ、戻りなさい。そしてその力は、未来のために使いなさい。」
- スベン
- 「…………」
- スベン
- スベンは一度コールの目をじっと見つめます
- Cコール
- 見返します。
- スベン
- じっと見つめた後にスベンから目を逸らして息を小さく吐きだします
- スベン
- 「…………俺がどうするかは俺の勝手です」
- スベン
- 「だから貴方も好きにするといい」
- スベン
- といってその場から立ち去ります
- Cコール
- 「親子揃って頑固だなあ本当に…。」
- Cコール
- 「なあベルンハルト、お前の息子は強敵だぞ。」
- Cコール
- 再びスベンの追跡に戻るのでした。
- Cコール
- ミーシャちゃんへ手番を渡します。
- ミーシャ
- よろしくお願いします。
- スベン
- よろしくお願いします
- Cコール
- よろしくお願いします
- シノハ
- よろしくお願いします
- カピーシュカ
- よろしくおねがいします
- ミーシャ
- あれから少し時が流れ……
- ミーシャ
- パーティーは解散しましたが、シノハはカピーシュカと連絡を取っているようで
- ミーシャ
- カピーシュカが妊娠したことをミーシャは聞かされます
- ミーシャ
- 一瞬ビックリし
- ミーシャ
- 相手はどんな父親なんだろう……とミーシャは想いを馳せます
- ミーシャ
- シノハにも聞きましたが知らないようでした
- ミーシャ
- シノハは会いに行ってみたいと言い、ミーシャも何度か一緒にカピーシュカの元を訪れます。
- ミーシャ
- ミーシャが一緒に訪ねていくといつもカピーシュカはちょっと困った顔でこちらを見ていました
- ミーシャ
- (まあ……シノハのことがあったし無理もないか……)
- ミーシャ
- 何度も会ううちにカピーシュカのおなかは大きくなっていきます。
- ミーシャ
- どうも話を聞くと双子だということです。
- ミーシャ
- おなかを優しくなでるカピーシュカの顔はもうミーシャの覚えている表情とは違い
- ミーシャ
- 本当に母親になったんだな……とミーシャは思いました
- ミーシャ
- シノハは子供のことがとても気になるようで
- ミーシャ
- 無事に生まれるか心配だから見に行きたいと
- ミーシャ
- 頻繁に訪れるようになります。
- ミーシャ
- そして、突然にその日は来ました
- ミーシャ
- カピーシュカのベットの上に置かれた籠の中で
- ミーシャ
- 布にくるまれて、小さく寝息を立てている生き物
- ミーシャ
- 二人とも無事に生まれたと、カピーシュカは嬉しそうでした
- ミーシャ
- シノハも喜んでいます
- シノハ
- 母子ともに健康そうで良かったです
- カピーシュカ
- ええ……無事に生まれてきてくれた……
- カピーシュカ
- と優しいまなざしを子供に向けます
- ミーシャ
- ミーシャも子供たちに目を落とします
- ミーシャ
- これが……カピーシュカの腹から出てきたのか……なんかすごいな……
- カピーシュカ
- そして、私たちと同じくらいに大きくなるのよ
- カピーシュカ
- きっとね……
- ミーシャ
- …………
- ミーシャ
- なんだか実感がわかないな……とミーシャは思います
- ミーシャ
- ふとシノハの両親を思い出します
- ミーシャ
- この子達もあんな風に……家族になっていくのだろうか……?
- ミーシャ
- よくわからないけれど……幸せに……何事もなく健康に育ってほしいと
- ミーシャ
- 心からミーシャは思いました
- ミーシャ
- 帰路につく間もシノハは時折笑顔を浮かべます
- ミーシャ
- 三人の幸せそうな姿を思い出し、ミーシャも自然とシノハに微笑み返します
- ミーシャ
- 手番をシノハへ
- シノハ
- その帰路。シノハは唐突にミーシャにこう告げます。
- シノハ
- 「ミーシャ。わたしたち家族になりましょう」
- ミーシャ
- 「…………シノハ?」
- シノハ
- 「そして新しい家族を作って幸せになりましょう」
- ミーシャ
- 「新しい家族?」
- ミーシャ
- シノハが言っている意味が分からず困惑した表情を浮かべます
- シノハ
- わたしたちの子供です
- ミーシャ
- …………え?
- ミーシャ
- …………からかってるのか?
- シノハ
- わたしはいたって真面目ですよ
- ミーシャ
- え…………っと とミーシャは頬をかきます
- シノハ
- 街に着いたら……わたしを信じて……待っててくれますか?
- ミーシャ
- ミーシャにシノハの言っている意味は分かりませんが
- ミーシャ
- よくわからないけど…………待つよ
- ミーシャ
- と答えます。
- シノハ
- ……ありがとう、ミーシャ
- ミーシャ
- ううんと首を振ります
- ミーシャ
- シノハのお願いなら、聞くさ
- シノハ
- ……もう、街が見えてきましたね
- ミーシャ
- ああ、そうだな……とシノハの方を見ながら歩きます
- シノハ
- シノハは待ちきれないというように歩みを少し早めます。
- ミーシャ
- 少し不思議そうな顔で前を行くシノハについていきます
- シノハ
- 急ぎましょうミーシャ! 早く家族になりたいです!
- ミーシャ
- …………あ、ああ
- ミーシャ
- 気おされるように足を速めます
- ミーシャ
- もしかして…………
- ミーシャ
- シノハは子供が欲しくなったのかな……と歩きながらミーシャは考えています
- ミーシャ
- 私たちも家族に……
- ミーシャ
- ミーシャは孤児を引き取ってシノハと幸せそうに暮らす自分の姿を少し想像しています
- ミーシャ
- 少しいいな……と考えてしまうミーシャでした。
- シノハ
- 待ちきれないとばかりにミーシャの手を引いてシノハは走り出します。
- シノハ
- 家族! わたしたちは家族なんですよ、ミーシャ!
- シノハ
- とミーシャに満面の笑みを向けて
- シノハ
- シノハ編 完結です
- シノハ
- コールに手番を回します
- Cコール
- コールがスベンの説得に失敗した後。いつかのどこか。
- Cコール
- コールは気が付くと、どこか現実味のない場所にいた。
- Cコール
- 「ここは…?」
- Cコール
- こんな場所に心当たりはない。浮遊感、体が軽くなった気がする。
- Cコール
- 「そうか、ここは…。」
- Cコール
- コールが辺りを見回していると、人影が見える。
- Cコール
- コールは怪しみながらもその人影に近づいった。
- Cコール
- そしてその人影の輪郭が鮮明になり
- Cコール
- 思わず足を速める。
- Cコール
- 人物を理解し、その人物の足元に跪く。
- Cコール
- 「すまない。すまない…。本当にすまない…。」
- ベルンハルト
- 「…………………………………………。」
- Cコール
- コールは友の顔を見上げる事ができない。
- Cコール
- 地面に向かって、ただ友への言葉を絞り出す。
- Cコール
- 「私は君を見殺しにしたばかりか、君の息子の力にもなる事ができなかった…。」
- ベルンハルト
- 「………………………………………う。」
- Cコール
- 「何もできなかった。あの子の代わりになれればとも思ったが、それも叶わなかった。」
- ベルンハルト
- 「………………と……………………う。」
- Cコール
- 「ずっと、ずっと君に謝りたかったんだ…。」
- ベルンハルト
- 「あ……………と……………………う。」
- Cコール
- 「君の息子を分かってあげられなくてすまない。作戦に遅れてすまない。」
- ベルンハルト
- 「あ…。………と……………………う。」
- Cコール
- 「臆病ですまない…君を死なせてしまって………すまない。」
- ベルンハルト
- 「あ…。………と…を………………う。」
- Cコール
- 「君に会う事ができて、良かった。」
- Cコール
- 「私は死んだのだな。」
- Cコール
- 「それで、君はさっきから何を…?」
- ベルンハルト
- 「朝だ。とっとと目を覚ませ馬鹿野郎。」
- Cコール
- 「は?」
- Cコール
- ガツンとコールの頭に衝撃が走る。
- Cコール
- ベッドから落ちた拍子にサイドテーブルに頭をぶつけたらしい。
- Cコール
- 「……………。」
- Cコール
- 頭をさする。コブができている。
- Cコール
- 痛い…。
- Cコール
- 痛い…が、懐かしい痛みだ。悪くない気がする。
- Cコール
- 気持ちを切り替える。夢は夢だ、すぐに忘れてしまうだろう。
- Cコール
- 「よし!今日こそはスベン君を説得できるかもしれない!」
- Cコール
- 「とっととロンリーウルフを卒業して、バディウルフを再結成せねば!」
- Cコール
- 宿の窓からは朝日と、朝鳥の鳴き声が聞こえる。
- Cコール
- そしてコールは希望をもって、宿の戸を開くのだった。
- Cコール
- おしまい
- ミーシャ
- あれから…………
- ミーシャ
- 長い長い時間がながれました。
- ミーシャ
- コラ!お前ら走ったら危ないだろ!
- ミーシャ
- ミーシャが前を行く子供達に向かって大きな声を出します。
- シノハ
- ちゃんと前を見て歩いてね
- ミーシャ
- シノハがいうと同時くらいに一人の子供が転びます。
- 子供
- ふぇ…………うわああああん
- ミーシャ
- ああもう……だからいっただろ?
- スベン
- …………肩車するか?
- ミーシャ
- ミーシャは急いで子供のところに行き怪我がないか確認します。
- 子供
- ふえぇ…………かたぐるま…………するぅ
- スベン
- 子供をぐいっと持ち上げて肩車をします
- Cコール
- コールは腰かける場所を見付け、そこから見える光景を見て目を細めています。
- ミーシャ
- スベン…………あんまり甘やかしすぎないでくれよ?
- スベン
- …………善処する
- 子供達
- ずるいずるい!!ぼくもーわたしもー!
- ミーシャ
- わーーっと子供達がスベンの周りを取り囲みます。
- スベン
- ちょっと困りながらもう一人抱っこして両肩に子供をのせます
- シノハ
- あんまりスベンさんにわがまま言わないの
- スベン
- 1分ずつだぞ
- 子供達
- はーーーい!!!
- ミーシャ
- ミーシャはやれやれといった風に困り顔ですが、その口には笑みを浮かべています。
- ミーシャ
- 子供達全員連れてきて、カピーシュカに迷惑じゃないかな……?とシノハに話しかけます
- シノハ
- たぶん迷惑だと思います
- シノハ
- でもたまにはいいんじゃないですか
- ミーシャ
- …………うーん
- ミーシャ
- スベンの肩の上と周りではしゃぐ6人の子供達
- ミーシャ
- そして、シノハの腕の中で眠る赤子が1人
- ミーシャ
- 全員を見わたしてはーっとため息をつきます
- ミーシャ
- まあもう連れてきちまった紋は仕方ないか……
- ミーシャ
- しばらくわいわいと子供たちのにぎやかな声を聞きながら歩いているとカピーシュカの家が見えてきます。
- ミーシャ
- そろそろ着くぞー
- 子供達
- だれがいちばんさいしょにつくかきょうそう!!
- ミーシャ
- あ、コラ!
- 子供達
- きゃーきゃー
- ミーシャ
- 慌ててミーシャも追いかけていきます。
- スベン
- 本当に元気だな……
- ミーシャ
- 元気すぎて困る!!と叫んでいます
- シノハ
- 本当にみんな元気で何よりです
- カピーシュカ
- カピーシュカは家の前で待っています
- カピーシュカ
- 最初はにこやかにしていた表情がだんだんと曇っていきます
- カピーシュカ
- (えっ、何人増えてるのよ……これ……)
- ミーシャ
- 走りながらカピーシュカに向かって手を振ります。
- スベン
- 遠くで座ってるコールを呼びに来ます
- カピーシュカ
- 傍らで男の子と女の子の二人の子供がミーシャに手を振っています
- スベン
- …………コール教官、背負った方がいいですか?
- シノミーの子供
- おばさんこんにちはーー!!
- カピーシュカ
- お、おば……
- Cコール
- あー、大丈夫大丈夫。お気遣い有難う。でも私は今追跡中の身でしてな。
- カピーシュカ
- (これは……子供たちは子供たちに面倒見させるか……屋根裏かな……)
- Cコール
- あれ、スベン君が消えたぞ。いったいどこへ…。
- スベン
- じゃあ今日は家の中まで追跡してください。しばらく何も起きないから見張る必要もないし暇でしょう
- Cコール
- ご丁寧に、有難うございます。
- シノハ
- コールさんはカピーシュカさんと会うのは久しぶりなんでしょう
- スベン
- コールの手をひいてカピーシュカの家に向かいます
- Cコール
- あー、カピーシュカ様はそれはそれは怖いお人でしてな。
- カピーシュカ
- (コール……?)
- ミーシャ
- ぜぇ……ぜぇ……やっと追いついた……
- カピーシュカ
- (あれはまた私の悪口を言ってる顔だわ……)
- スベン
- コール教官……その話はもう数十回くらい聞きましたよ
- ミーシャ
- カピーシュカ……ひさしぶり……
- Cコール
- これはこれは、ごめんねえ。スベン君。
- カピーシュカ
- ええ、久しぶりね
- カピーシュカ
- その……
- カピーシュカ
- また増えた……?
- ミーシャ
- ああ…………あの後また生まれた
- カピーシュカ
- いくら二人とはいえ、二人とはいえ!
- カピーシュカ
- 大変そうね……
- ミーシャ
- 全員で押しかけちゃってスマン……
- カピーシュカ
- まあ……いいのよ、その代わり屋根裏でうちの子と同じでいいかしら
- ミーシャ
- ああ、それでいい
- ミーシャ
- ミーシャは少しカピーシュカと言葉を交わした後シノハとスベンを迎えに行きます。
- ミーシャ
- あれ……コール?
- ミーシャ
- あいつ……来てたのか……そういえばスベンのストーカーをしてるとか言ってたな……
- スベン
- 今日も追跡されてたから連れてきたぞ
- カピーシュカ
- さっきからずっといるけど……気づいてなかったの……?
- ミーシャ
- 子供で手一杯でな……
- カピーシュカ
- …………まあ、そうね
- Cコール
- 狼の姿に戻って日当たりのいい所で止まってます。
- カピーシュカ
- コール!
- Cコール
- !?
- カピーシュカ
- 来なさい!
- Cコール
- は、はい。ただいま!
- カピーシュカ
- 10年以上もほっといて!全く!
- カピーシュカ
- それじゃ従者とは呼べないわね
- Cコール
- カピーシュカ様、随分でっかくなられまして
- Cコール
- このコール、見違えましたぞ~
- カピーシュカ
- あなたが小さくなっただけよ
- ミーシャ
- 老けたなぁ……お前ら……
- カピーシュカ
- いや、みんな歳を取っただけよ
- カピーシュカ
- 経験を積んだ……とも言えなくはないわね
- Cコール
- ぽやーっと日向で目を細めてます。
- スベン
- 子供たちによじ登られてきたので高い高いしたりして相手してます
- ミーシャ
- まあそりゃそうだよな……あれからずいぶん経ったし……
- ミーシャ
- あ、悪いが下の子を寝かせたいんだけど……とシノハと赤ちゃんを連れてきます
- カピーシュカ
- ああ、ごめんなさい
- カピーシュカ
- と奥へ案内します
- シノハ
- 案内されていきます
- カピーシュカ
- シノハ……久しぶりね
- カピーシュカ
- もう何年も会わないから来てくれないのかと思ってた
- シノハ
- そうですねお久しぶりです
- シノハ
- 時間の感覚が普通の人とは少し違うのかもしれないですね
- カピーシュカ
- こんなに大家族になってたとは想像もしなかったけどね……
- カピーシュカ
- 一応あの子たちもあなたの子供でもあるんだから頭の一つでも撫でてやって
- シノハ
- ……そうですね
- ミーシャ
- ミーシャは下の子をあやしています
- シノハ
- ……カピーシュカさん
- カピーシュカ
- 私も……
- カピーシュカ
- と言いかけてやめました
- カピーシュカ
- え、えっ?
- カピーシュカ
- 何かしら?
- シノハ
- ずっと気になっていたのですが
- シノハ
- どうしてわたしのことをそんなに慕ってくれたんですか
- カピーシュカ
- うーん……
- カピーシュカ
- 顔が……よかったからよ!
- シノハ
- そうですか、ありがとうございます
- カピーシュカ
- (時折見せる愁いを帯びた眼……惹かれずにはいられなかったわね……)
- ミーシャ
- はあーー……つかれた……
- ミーシャ
- 下の子を寝かせたミーシャが二人のところに戻ってきます
- スベン
- シノハとミーシャの子供と鬼ごっこをしてたらいつの間にかカピーシュカの子供も混ざりみんなでわちゃわちゃと遊んでいます
- ミーシャ
- 二人ともなんの話してたんだ?
- ミーシャ
- 窓の外で遊ぶ子供達とスベンを横目に二人に話しかけます。
- シノハ
- カピーシュカさんはわたしの顔が好きだそうです
- カピーシュカ
- !?
- ミーシャ
- …………え
- カピーシュカ
- え、え、ま、まあそうだけど!?
- ミーシャ
- 何?カピーシュカってまだシノハのこと狙ってるのか……?
- カピーシュカ
- 本当に狙ってたらとっくの昔に押しかけてるわよ
- ミーシャ
- ………………
- ミーシャ
- …………クッ、ハハハ、冗談だよ
- カピーシュカ
- それに恋は路傍の花
- カピーシュカ
- かつては本気になったこともあるけど
- カピーシュカ
- 今の私には育てなきゃいけない苗があるからいいの
- カピーシュカ
- (寂しいけどね)
- ミーシャ
- 二人とも元気か?
- カピーシュカ
- 外を指さします
- カピーシュカ
- ほら、あそこであなたたちの子供の相手してるわよ
- カピーシュカ
- 二人とも魔法の才があるみたい、誰に似たのかしらね
- ミーシャ
- でっかくなったなぁ
- ミーシャ
- どう考えてもお前だろーと笑っています
- スベン
- カピーシュカの子供たちを幼い子供みたいに抱っこして「も―子供じゃないんだからー!」ってちょっと怒られました
- ミーシャ
- それにしても父親はどこ行っちまったんだろうなぁ……まだ帰ってこないんだろ?
- カピーシュカ
- 多分、もう帰ってくることはないのよ
- シノハ
- …………
- ミーシャ
- 少し悲しそうな顔をしますがカピーシュカの肩をポンと叩きます
- ミーシャ
- でも無事に育ってよかった
- カピーシュカ
- ここまで大変だったわよ、すべて一人だったもの
- ミーシャ
- 苦労は察するよ……オレももう疲れたーーと椅子にドカッと座ります
- シノハ
- シノハはカピーシュカの子供たちのほうに行きます
- シノハ
- カピーシュカの子供たちをなでなでしています
- カピーシュカ
- 遠くから見てます
- カピの子供
- もーシノハさんまで子ども扱いしないでくださいよー
- カピーシュカ
- ごめんね、シノハ、最近その子たちそれが口癖になっちゃって
- カピーシュカ
- と近づいてきます
- ミーシャ
- ミーシャは椅子の上でうつらうつら舟をこいでいます。
- カピの子供
- 私たちもう大人よ!だってほら炎出せるようになったの見て見てー!
- カピーシュカ
- そんなんじゃまだろうそくに火をつけるぐらいじゃない
- カピーシュカ
- もうちょっと練習しなさい
- シノハ
- すごいじゃないですか
- シノハ
- わたしが小さいころなんて
- シノハ
- なにも……できずに……
- カピの子供
- えええ!!!シノハさんがー!うっそだあ
- シノハ
- わたしもがんばったんです
- カピの子供
- こんなすごいのに……そっかあ……
- カピの子供
- 僕たちも頑張ったらお母さんみたいにすごい炎出せるようになりますかね?
- シノハ
- お母さんみたいに頑張ればきっとなりますよ
- カピの子供
- よーし頑張ろうね!お兄ちゃん!打倒お母さん!!!
- カピーシュカ
- 妙な方向にけしかけられちゃったわね……まあいいか……
- カピの子供
- そこは目標でいいんじゃないかな……?頑張るけど
- スベン
- うつらうつらしてるミーシャに特攻しようとした子供を捕まえてしーーーというジェスチャーをします
- シノミーの子供
- しーーー?と首をかしげて真似しています
- スベン
- 疲れてるんだ。少し休ませて寝かせてあげようと子供を撫でます
- ミーシャ
- 椅子からずり落ちて起きます
- ミーシャ
- ガタッ
- ミーシャ
- うわっ!!
- スベン
- じーーーっと見てたのでその現場を目撃してしまいました
- ミーシャ
- …………なにみてんだよと顔を赤くしています。
- スベン
- それをみて笑いをこらえてます
- シノミーの子供
- すべん!!みーしゃままおきたよ!あそぼ!
- ミーシャ
- コラ!スベンおじさんって呼ばなきゃダメだって言ってるだろ!
- スベン
- いや……別に……スベンでいいが……
- ミーシャ
- だめだってスベン、こういうのはしっかり教えないと……
- シノミーの子供
- ままずるーい!ままはすべんってよんでるのにー!
- スベン
- まあいいじゃないか名前くらい……
- ミーシャ
- うーんでも……
- スベン
- 子供を肩車します
- シノミーの子供
- きゃあああああ
- シノミーの子供
- すべんおじちゃんだいすき!!
- シノミーの子供
- スベンの頭をギューッと両腕で抱きしめています。
- スベン
- そうか……
- スベン
- クールを装っていますがしっぽがぶんぶんしてます
- ミーシャ
- まったく…………スベンが甘やかすから、いつもお前が帰った後は次いつ来るのかいつ来るのかって大変なんだからな
- スベン
- そ、それは悪いと思っている……すまない
- ミーシャ
- …………もっと頻繁に会いに来てくれよな
- ミーシャ
- 肘でこつんと小突きます
- スベン
- …………………………わかった
- シノミーの子供
- おじいちゃん!!こっちこっち!!
- GM
- 突然日向ぼっこをしていたコールを引っ張って子供たちが入ってきます。
- Cコール
- ふぁー……。皆元気だねえ。飴は好きかな?
- シノミーの子供
- すきーーー!!
- Cコール
- よしよしじゃあ飴ちゃんあげようね。皆にも配っておいで。
- Cコール
- そのあとお話をしてあげよう。
- シノミーの子供
- やったああああ!おじいちゃんあとでおうまさんやって!!
- スベン
- こら、コールじいさんには優しくしてやってくれ
- Cコール
- はいはい、足元に気を付けるんだよぉ
- ミーシャ
- コラ!!!お前らいいかげんにしなさい!
- シノミーの子供
- きゃああああ!!ママが怒った!!にげろー!!
- シノミーの子供
- ドタバタと二階に子供達が逃げていきます。
- ミーシャ
- はぁ…………まいるなもう……
- スベン
- 子供が元気なのはいいことじゃないか
- Cコール
- うんうん
- ミーシャ
- そりゃそうなんだけど…………と眉間を抑えています
- カピーシュカ
- まあ育ててみたらわかるわよ……
- スベン
- …………しばらくはいるから遊び相手は任せろ
- ミーシャ
- 悪いけど頼むよ……
- ミーシャ
- カピーシュカも、うるさいと思うけど堪忍な……
- スベン
- 天気がいいから水でも出すか
- カピーシュカ
- まあたくさん遊ばせておけば夜が楽かもね
- カピの子供
- 私たち、子供たちの様子見てくるね!
- ミーシャ
- ありがとう、頼む
- カピーシュカ
- 手を振っています
- ミーシャ
- 二階へとあがっていく子供たちを見送って椅子に座ります。
- ミーシャ
- ふー……と一心地着いて皆の顔を見わたします
- ミーシャ
- なんか……役者がそろったってかんじだな……
- スベン
- ミーシャをじっと見つめます
- カピーシュカ
- まさかまた5人で揃うことになるとは思ってなかったわよ
- シノハ
- 少し懐かしいです
- スベン
- そうだな……
- Cコール
- むにゃむにゃ
- カピーシュカ
- ジト目で見てます
- Cコール
- ピーンとします。
- ミーシャ
- なんか……ここに来るまですごい色々あった気がするな……
- ミーシャ
- 遠い目をしています
- スベン
- 本当にそうだな……としみじみと頷いてシノハをちらっとみます
- シノハ
- 本当そうですね
- スベン
- (まさか本当に子ができるとは……)
- ミーシャ
- まあでも……みんな元気そうでなによりだよ
- スベン
- もうドラゴン退治は厳しいだろうな
- カピーシュカ
- 何より子供たちを置いてそういうことはできないわね
- ミーシャ
- もう勘弁……最近は斧を振るのもしんどくなってきた……と背中に背負った斧を顎で指します
- シノハ
- 確かにあんまり危ない目には会いたくないです
- Cコール
- ドラゴン退治は、どんな始まりだったか…
- カピーシュカ
- その前に
- カピーシュカ
- お茶でも入れてくるわね
- カピーシュカ
- と席を立ちます
- ミーシャ
- あー悪いな……頼む
- スベン
- コールのじいさん……あの状態でもついてくるからそろそろどっかの村に落ち着こうと思ってる
- ミーシャ
- あー……確かに
- シノハ
- 目的は達したんですか?
- スベン
- …………
- ミーシャ
- 目的?
- スベン
- ……………………達してないが俺も老いたからな
- ミーシャ
- なら丁度いいこと思いついた!
- ミーシャ
- 家のすぐ近くに空き家があるからそこに住めよ
- スベン
- えっ、いや……近場の村にしようかと……
- シノハ
- ちょうど二部屋ありますし
- ミーシャ
- そうそう
- ミーシャ
- あそこなら子供達もすぐに会いに行けるし
- スベン
- うーん…………コールのじいさんの意見も聞いてからだな
- ミーシャ
- おい、じいさんはどう思う?
- スベン
- カピーシュカ殿と近い方がいいのかと思って……
- Cコール
- スベン君は、ミーシャ君の近くにいるべきだァ
- ミーシャ
- お、決まりだな!
- スベン
- そうだな……とちょっと眉間を抑えて諦めたように笑います
- Cコール
- スベン君がやっと…やっと…
- Cコール
- 泣きだします。
- スベン
- えっ
- ミーシャ
- おいおい……じいさんどうした
- Cコール
- これで心置きなく、ベルンハルトの元へ行ける…。
- ミーシャ
- べるん……なんだって?
- スベン
- おいじいさん。親父はもっと待たせておけ!
- ミーシャ
- おーい、カピーシュカ、じいさんが泣いてるぞ
- Cコール
- えぐえぐ
- カピーシュカ
- 紅茶を持ってきます
- カピーシュカ
- コール……?なんで泣いてるの……?
- カピーシュカ
- 歳なの……?
- Cコール
- スベン君がぁ、スベン君がやっと落ち着いてくれるのですぅ。
- カピーシュカ
- それは良かったわね
- Cコール
- えぐえぐ
- スベン
- 泣くことかそれは……と頭抱えながらドン引きしてます
- シノハ
- コールさんも落ち着けますね
- ミーシャ
- アイツってなんであんなにスベンに執着してるんだ……?とスベンに小さな声で言います
- スベン
- …………全くわからん。なんか俺の親父の友人だったらしいぞ。
- ミーシャ
- え…………そうなのか?
- ミーシャ
- そうか…………そうだったのか…………
- ミーシャ
- 複雑そうな顔でコールを見ています
- Cコール
- えぐえぐ(嬉しそうに泣いています)
- スベン
- …………俺も詳しく聞いたのは最近なんだ
- ミーシャ
- そうか…………
- シノハ
- そんな関係があったんですね
- カピーシュカ
- ふーん、と言いながら全員にお茶を渡していきます
- ミーシャ
- なんか……長い付き合いな割に……オレ達お互いのことちゃんとしらねぇな……
- ミーシャ
- お茶を受け取ります。
- Cコール
- お茶を一口飲んで
- Cコール
- カピーシュカ様、温度管理が甘いですな。
- スベン
- 知らんでもなんとかなったからな……今更なのもあるがとお茶を受け取ります
- カピーシュカ
- ごちゃごちゃうるさいわよコール
- Cコール
- 私が淹れ直して参ります。皆様もう少しお待ちを。
- カピーシュカ
- いやいや
- カピーシュカ
- 座ってなさい
- ミーシャ
- なんか……ボケたの治ってねぇか?
- スベン
- あー……俺が手伝う。大丈夫だ。慣れてる。
- カピーシュカ
- 言っとくけどうちにカップを温める道具なんてないわよ?
- スベン
- コールの指示通りにお湯をカップにいれて温めていきます
- Cコール
- よし、完璧。流石コール君。
- ミーシャ
- おおー……いつの間にそんな特技を……
- スベン
- 指示がないと無理だ。興味がなくてすぐ忘れる
- Cコール
- 茶葉もってくれば良かったな~
- カピーシュカ
- 人んちで勝手するわねあなたたち……
- スベン
- お茶を持っていきます
- ミーシャ
- まあまあ、こんな事めったにないんだし
- Cコール
- お茶を並べて、ではごゆっくりどうぞ。
- Cコール
- (ドヤァ)
- ミーシャ
- …………飲みます
- シノハ
- 頂きます
- スベン
- はあ……なんでか指示通りやると紅茶が美味しくなるのか謎だ……
- ミーシャ
- んー……まあ確かになんかちょっとうまいような気もするな?
- カピーシュカ
- カップの温度よ
- シノハ
- 昔を思い出します
- カピーシュカ
- コールからさんざんに聞かされたわ
- ミーシャ
- ふー…………と一息つきます。
- ミーシャ
- 今日はせっかく全員揃ったんだ
- ミーシャ
- 時間もたっぷりあることだし
- ミーシャ
- 昔話でもじっくりしようか
- ミーシャ
- あれから何があったかも気になるしな
- スベン
- あの一つずっと気になってたんだが……ここで聞くべきでなければ答えなくていいんだが
- スベン
- どうやってあれから子ができたんだ……?とシノハを見ます
- シノハ
- 愛し合っていると子供ができるんです
- シノハ
- とカピーシュカを見ずに言います
- ミーシャ
- ば…………ば…………馬鹿野郎!!
- スベン
- そ、そうか……(人狼の心臓でどうやって……?と首を傾げます)
- ミーシャ
- スベンはそんなこと聞くな!!
- ミーシャ
- シノハも答えるな!!
- スベン
- す、すまん……(耳がペタンとします
- ミーシャ
- まったく…………もう…………
- シノハ
- ごめんなさいつい
- スベン
- (魔術的な儀式ではないのか……?)
- スベン
- 研究者な顔つきで考え込みます
- ミーシャ
- もうこの話は無し!!!
- ミーシャ
- 順番に昔話でもしてこうぜ!
- ミーシャ
- そうだな……まずはコールからだな!年長だし
- ミーシャ
- それからそうだな、ああちょうどいいから時計回りに行くか
- スベン
- 長くなりそうだな
- ミーシャ
- コール、スベン、オレ、シノハ、カピーシュカの順で行こう
- シノハ
- 一日では終わりませんね
- ミーシャ
- まあまあ、時間はあるんだ
- ミーシャ
- ゆっくり話そうぜ
- Cコール
- 折角だ、子供達も呼んで君達の武勇伝としようじゃないか。
- カピーシュカ
- はあ……これは解放してくれなさそうね
- ミーシャ
- そうだなー子供達も呼んでくるよ
- GM
- そして皆さんは
- GM
- 長い長い冒険譚を語り始めます。
- GM
- 始まりはそう、ドラゴンに襲われた村の話…………
- GM
- おしまい
- シノハ
- お疲れさまでした!
- ミーシャ
- お疲れさまでした!
- Cコール
- お疲れさまでした。
- カピーシュカ
- お疲れ様でしたー
- スベン
- お疲れさまでした